著作権法概論(’14)

主任講師: 作花 文雄、吉田 大輔

全15回の講義を通じ、具体的な事例を踏まえつつ、著作物を利用するに当たり著作権法がどのようにかかわっているかということを的確に理解し、日常生活の中で法に基づく適切な判断ができるようにするとともに、職業生活において著作物の創造及び利用を行う上で必要となる法的素養を培う。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 著作権制度の仕組み
著作権法の目的や知的財産権制度全体における位置づけを解説するとともに、著作権制度において保護の対象となるものや権利の主体となる者、権利の内容、権利の制限など、第2回目以降の講義の導入として、制度全体の仕組みについて概説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第2回 著作物
知的成果物には文芸作品や学術作品、娯楽作品、あるいは産業技術関係のものなど様々なものがあるが、著作権法の保護対象となる「著作物」とは何か、保護の対象でないものは何かについて解説する。また、翻訳物や編曲などの二次的著作物、新聞や百科事典などの編集著作物、そしてデータベースの著作物について解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第3回 著作者
著作権法により権利の主体となる「著作者」とはいかなる者であるのかについて解説する。また、複数の者が共同して一つの作品を創作する場合があるが、共同著作者となる場合の要件や職務上作成される著作物について法人著作が成立する場合の要件について解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第4回 著作者人格権
著作物は著作者の思想・感情の表現であり、著作権制度では著作物の利用にあたって著作者の人格的利益を保護するために著作者人格権を定めている。著作者人格権の内容、限界、その他の特色について解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第5回 著作権(その1)
著作物の利用に関して著作者の経済的利益を確保するために設けられている財産権としての著作権のうち、複製権並びに複製物等の流通に関わる頒布権、譲渡権及び貸与権について、判例等にも触れながら、その具体的内容を解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第6回 著作権(その2)
財産権としての著作権のうち、著作物の上演、演奏、上映等に関する諸権利、放送、有線放送、インターネット送信等に関する権利、著作物の翻訳・翻案等に関する権利、二次的著作物の利用に関する原著作者の権利の具体的内容を解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第7回 著作隣接権
著作者と並んで、著作権法では実演家、レコード製作者、放送事業者及び有線放送事業者を著作隣接権制度によって保護を与えており、著作隣接権の重みは増しつつある。著作者の権利と比較しつつ、実演家等の権利の具体的内容を解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第8回 権利の制限(その1)
著作権制度においては、著作物を権利者の許諾を得ることなく利用できる様々な場合が規定されており、それぞれの場合における適法な利用の要件や留意点について、2回にわけて解説する。この回では、私的使用のための複製、図書館での複製、引用、教育機関での複製などについて解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第9回 権利の制限(その2)
前回に続き、著作物の自由利用ができる場合として、非営利目的の上演等、裁判手続き等のための複製、公開の美術の著作物の利用、プログラムの所有者による複製、情報の処理・送信の過程における蓄積などについて解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第10回 著作権の保護期間と登録制度
著作権及び著作隣接権は法定の保護期間内に限って存続する。著作権・著作隣接権の保護期間とその算定方法、外国著作物に係る特例等について解説する。また、著作権法上の登録制度の趣旨、効果及び登録手続について解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第11回 著作物の利用
著作物等の利用に際しては、利用許諾契約等により正当な利用権原を取得することが原則である。著作物等の利用に関する各種の方法を解説するとともに、著作権等の管理を業とする者を対象とする著作権等管理事業法の仕組みを解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第12回 権利侵害に対する救済・制裁
著作権等が侵害された場合は、民事上の救済を受けることができるとともに、侵害者に対して刑事上の制裁も科せられる。著作権制度においては、民法に加えて、損害賠償や差止請求についての特別な規定が設けられており、その内容を解説するとともに、著作権制度上の刑事罰の内容について解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第13回 著作権に関する条約
著作物等の国境を越えた利用に対応するため、国際的な保護規範を定めた条約の整備改善が続けられてきており、その流れは国内法制の整備にも大きな影響を与えている。著作権及び著作隣接権に関する主要な条約の経緯、内容等を解説する。
担当講師: 吉田 大輔 (早稲田大学教授)
第14回 著作権制度の歴史
著作権制度の発展の歴史を全体的に捉えるとともに、近年において、貸レコード問題への対応やプログラム・データベースの保護、インターネット送信への対応、コピー・プロテクション回避への規制、還流レコードへの規制など、我が国の著作権制度は間断なく改正がなされてきているところから、これらの改正動向について解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)
第15回 現代社会における課題
現代社会においてはインターネットなど情報伝達技術の飛躍的な発展を背景として、また、中古ソフト販売や漫画喫茶など著作物の多様な利用形態が登場してきたことにより、著作権制度は様々な課題に直面している。これらの課題についての概況や論点について解説する。
担当講師: 作花 文雄 (弘前大学副学長)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (金曜)
10時30分〜11時15分
2016年度 [第2学期] (土曜)
14時30分〜15時15分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月30日 (日曜)
6時限 (15時35分~16時25分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月24日 (火曜)
5時限 (14時25分~15時15分)

開設年度:

2014年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1639315

単位数:

2単位
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