疾病の回復を促進する薬(’17)

主任講師: 櫻井 隆、服部 信孝

薬物を用いた疾病の治療、予防や検査を行うために必要となる基礎的な知識を修得する。薬を用いた有効な治療を進め、有害反応を防ぐために必要な基礎知識を身につけるとともに、薬に関する法令や薬の管理についても理解する。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 薬理学総論(1)
薬は病気の予防、診断、治療に用いられる化学物質であり、薬理学は薬と生体との間に起こる相互作用を明らかにする学問である。薬が有益な効果をあらわす一方で、有害な反応も生じる仕組みについて基本的な考え方を理解する。薬の基本的な分類や法律による規制などについても学ぶ。
担当講師: 櫻井 隆 (順天堂大学大学院教授)
第2回 薬理学総論(2)
投与された薬物は、吸収、血液から組織への分布、代謝、体外への排泄という経過をたどる。また、薬の作用は用量だけでなく、遺伝的背景、年齢、性別、基礎疾患、併用薬物などにより大きく変化する。目的の部位で効果を発揮し、有害反応を避けるために理解しておくべき薬の体内動態の基礎および薬効の個人差に影響を与える因子について学ぶ。
担当講師: 櫻井 隆 (順天堂大学大学院教授)
第3回 末梢神経に作用する薬
末梢神経は、交感神経系・副交感神経系からなる自律神経系と感覚神経・運動神経からなる体性神経系に分けられる。内臓の機能、血管、分泌などの調節を介して体内の恒常性の維持に重要な役割を果たしている自律神経系に作用する薬について学ぶ。また、運動神経の機能抑制により骨格筋弛緩をもたらす筋弛緩薬、感覚神経の抑制により知覚の消失をもたらす局所麻酔薬について学ぶ。
担当講師: 服部 信孝 (順天堂大学大学院教授)
第4回 中枢神経系に作用する薬(1)
中枢神経系は脳と脊髄から構成されており、外界からの情報の受容、記憶や学習を含む情報処理や判断を司る。中枢神経系の機能を抑制することで効果をあらわす全身麻酔薬、催眠薬、抗不安薬、抗てんかん薬および麻薬性鎮痛薬について、作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 服部 信孝 (順天堂大学大学院教授)
第5回 中枢神経系に作用する薬(2)
本講義では、前回に引き続き中枢神経系に作用する薬物として、パーキンソン病および認知症の治療に使用される薬物、向精神薬として重要な統合失調症治療薬と抗うつ薬について、作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 服部 信孝 (順天堂大学大学院教授)
第6回 循環器系に作用する薬(1)
心血管系は心臓のポンプ機能により血液を全身に送り、組織に酸素や栄養を供給する重要な役割を担っている。高血圧は血管のダメージを介して動脈硬化を引き起こしうる。冠動脈狭窄による血流低下のため心筋の酸素需要を満たせなくなると狭心症が発生する。高血圧症、脂質異常症は動脈硬化の重要な危険因子であり、その治療は、虚血性心疾患の予防に重要である。虚血性心疾患の治療薬は、冠動脈拡張薬、心負荷の軽減、血栓予防など多彩であり、これらの病態生理を理解する必要がある。この講義では、代表的治療薬について作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 代田 浩之 (順天堂大学大学院教授)
第7回 循環器系に作用する薬(2)
本講義では、心臓のポンプ機能が低下して組織・臓器の需要に見合う血液を送り出せなくなった状態である心不全、心筋細胞の電気活動の異常による不整脈の病態生理を理解する。代表的な治療薬について作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 代田 浩之 (順天堂大学大学院教授)
第8回 呼吸器・消化器系に作用する薬
本講義では、呼吸器・消化器系における代表的疾患を取りあげる。その病態生理を理解するとともに、代表的な治療薬について作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 小川 薫 (順天堂大学教授)
第9回 代謝・内分泌系に作用する薬
内分泌器官から血中に分泌されるホルモンは外部環境の変化に対応して、体内の恒常性を維持する役割を担っている。代表的疾患として、糖代謝を調節するホルモンであるインスリンの分泌・機能異常による糖尿病、全身の代謝を調節する甲状腺ホルモンの分泌異常、骨代謝異常による骨粗鬆症を取りあげる。病態生理を理解するとともに代表的治療薬について作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 小川 薫 (順天堂大学教授)
第10回 抗感染症薬と消毒薬
病原性を持つ細菌、真菌、ウイルスに対して用いられる薬物が作用する仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。また、感染防止のために用いられる消毒薬の種類と特徴、使用上の注意点を理解する。
担当講師: 内藤 俊夫 (順天堂大学大学院教授)
第11回 抗アレルギー薬、抗炎症薬、免疫調整薬
人の身体に異物が侵入すると身体を防御する免疫系が働く。免疫応答が過剰に起こった場合などに用いられる免疫応答を調節する薬について学ぶ。また、ステロイド・非ステロイド性抗炎症薬の作用の仕組み、適応および副作用など臨床上の注意点について学ぶ。
担当講師: 内藤 俊夫 (順天堂大学大学院教授)
第12回 抗がん薬
がん化学療法薬の種類、適応および副作用など臨床上の注意点について理解する。近年、進歩が著しい分子標的薬について学ぶ。
担当講師: 小松 則夫 (順天堂大学大学院教授)
第13回 救急領域で用いられる薬
生命の危機にある患者を治療する救急医療の場で用いられる薬物について学ぶ。あわせて、医薬品・農薬などによる中毒に対する処置、解毒薬について学ぶ。
担当講師: 射場 敏明 (順天堂大学大学院教授)
第14回 妊娠・授乳中、小児への薬の使用
薬物の効果には大きな個人差があり、同じ患者であっても効果に変化が生じることがある。安全に薬物を使用するためには薬に対して感受性の高い時期、薬の体内動態の変化について理解することが重要である。特に注意が必要な妊娠・授乳中と小児における薬の使用について学ぶ。
担当講師: 坂口 佐知 (元順天堂大学助教)
第15回 チーム医療と薬の安全な使用
病院内、在宅ケアなどの場における医薬品使用のプロセスと医師・看護師・薬剤師などの医療スタッフの関わりについて学び、薬の安全な使用について考える。また、高齢者の服薬の特徴について考える。
担当講師: 田城 孝雄 (放送大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2018年度 [第1学期] (日曜)
18時15分〜19時00分
2017年度 [第2学期] (木曜)
20時00分〜20時45分

単位認定試験 試験日・時限:

2018年度 [第1学期]
2018年7月31日 (火曜)
1時限 (9時15分~10時05分)

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第2学期]
2018年1月27日 (土曜)
7時限 (16時45分~17時35分)

開設年度:

2017年度

科目区分:

導入科目

科目コード:

1710052

単位数:

2単位
このページの先頭へ