初歩からの生物学(’18)

主任講師: 二河 成男、加藤 和弘

地球上には、実に多様な生物が暮らしている。それらの生物たちを個別に理解することも必要である。しかし、生物は多様に見えて、基本的な部分は共通する、物質、構造、事象からなる。よって、この講義では、DNA、細胞、代謝といった微視的な共通性から、個々の生物を統一的に理解する。さらに、生物と地球環境との関係や、異なる生物種の間にはたらく様々な作用といった、一見複雑な関係にも、共通の基盤があることを認識する。このような学習から、生物だけでなく、生物に関わる環境も含めた統合的な視点を身に着ける。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 生物学の世界
生物学が対象としているものは何か。そして、生物学は何を探求し、どのような視点から現象を捉え、どのような方法で行われているかといった、生物学の基本的な事柄を紹介する。また、生物学における、科学と技術や、科学と倫理との関係についても解説する。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授) 加藤 和弘 (放送大学教授)
第2回 生物の特徴
生物には、他の物体には見られない顕著な特徴がある。ここでは生物の特徴として主要なものを示し、それらの特徴について、解説する。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第3回 多様な生物の世界
現在の地球には多様な生物が生息している。その分類体系について、歴史的変遷とともに紹介しつつ、今日どのような生物が知られているのかを、主なグループの特徴とともに確認する。その上で、生物が多様であるとはどのようなことであるのか、生物の大きさを例にとって説明する。
担当講師: 加藤 和弘 (放送大学教授)
第4回 地球環境の多様性と生物
地球環境は多様である。様々な気候が存在する。気候が違えば、そこに暮らす生物もまた異なる。さらに、同じ気候であっても、地形や地質の条件、撹乱のあり方など、生物の生息に影響する様々な条件がある。地上と地中、水中でも生物の種類は異なる。このような地球環境の多様性と生物の多様性について解説する。
担当講師: 加藤 和弘 (放送大学教授)
第5回 生物の誕生と進化
太古の地球において最初の生物が誕生し、長い年月をかけて徐々に変化し、現在のような多種多様な生物たちが共存する世界が形成されるに至った。このような生物の歴史と、生物の時間的な変化、すなわち進化のしくみについて学ぶ。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第6回 細胞 その成分と構造
私たちの体も、他の生物と同様に細胞からできている。細胞といっても多種多様なものが存在する。その一方で、細胞全般に共通するしくみもたくさんある。ここでは、細胞とはどのようなものか、どのような物質からなるか、細胞の構造、細胞の増殖の方法について学ぶ。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第7回 自己複製と個体発生
動物や植物などの複数の細胞からなる生物では、細胞のように分裂するだけでは、自己複製は完了しない。配偶子の形成、受精、個体発生をへて、成熟する。そして、成熟した個体は複数の構造や器官からなる階層性をもつ。これらについて解説する。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第8回 代謝の役割
様々な生命活動は、体内で合成される物質や、物質を分解することによって得られるエネルギーによって支えられている。このような細胞内で行われる物質の合成や分解を、代謝と呼ぶ。代謝の実体は、酵素と呼ばれるタンパク質のはたらきによって、良く制御された化学反応の連鎖である。細胞内で営まれる代謝の特徴について学ぶ。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第9回 感覚と応答
生物は、様々な方法で外部環境の変化を感じ、それに応じた反応を行う。ここでは、ヒトの感覚器官や感覚に関わる細胞、それを伝達し、情報処理する神経や脳のはたらき、そして脳からの応答について概観する。植物についても、光への応答について紹介する。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第10回 DNAと遺伝情報の流れ
子は親に似る。このことはすべての生物に共通に見られる現象である。これは遺伝情報を担っているDNAが親から子に受け渡されるためである。この遺伝のしくみと、DNAの情報を細胞がどのようにして読み取るかについて学ぶ。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)
第11回 個体群 生物種内のかかわり
生物は繁殖して、個体の数を増やす。時間とともに個体がどのように増えていくかは、生物の生息状況を研究する際の重要なテーマである。この問題を考えるにあたり、同種の生物の個体の集合を指す「個体群」という考え方が用いられる。ここでは、個体群を構成する個体の数の変化についてどのように考えるかを中心に、生物を個体群として考える際の視点を学習する。
担当講師: 加藤 和弘 (放送大学教授)
第12回 生物群集
野外では、異なる種に属する複数の個体が、同じ時同じ場所に生息している。このような個体の全体を生物群集と呼ぶ。異なる種の個体の間には、競争、共生、寄生、捕食などの関係が存在する。一方で、種多様性や種組成を把握し、その変化の様相を明らかにすることで、生物群集を理解しようというアプローチもある。ここでは、この2つのそれぞれについて概要を学ぶ。
担当講師: 加藤 和弘 (放送大学教授)
第13回 生態系 生物と環境の関係
生態系とは、ある一定の区域に暮らす生物集団と、その生物集団を取り巻く環境をまとめたものである。生態系の中では、生物が利用するエネルギーや物質が移動している。ここでは、物質循環やエネルギーの流れという視点から、生態系のあり方について学ぶ。
担当講師: 加藤 和弘 (放送大学教授)
第14回 生態系を越えて起こる生態的現象
私たちの身近では、樹林、草原、河川、湿地といった、生息場所としては異質の複数の土地がモザイク状に存在していることが多い。個々の土地には、特徴的な生物群集が見られ、環境と合わせて生態系として捉えられる。一方、生物が関わる現象の中には、個々の生態系の枠組みを越える広がりをもつものもある。こうした生態的現象と、それを理解する枠組みとしてのランドスケープについて概説する。
担当講師: 加藤 和弘 (放送大学教授)
第15回 人間活動と生物のかかわり 生物の利用
生物そのものや、生物のもつ特徴を利用して開発された製品は、現在では、衣食住に関するものだけではなく、様々な工業製品や医薬品でも見かけるようになった。これらは生活を便利にする反面、生命倫理においては課題を提示するものもある。
担当講師: 二河 成男 (放送大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2018年度 [第1学期] (木曜)
21時30分〜22時15分
2018年度 [第1学期] (土曜)
1時30分〜2時15分[再放送]

単位認定試験 試験日・時限:

2018年度 [第1学期]
2018年8月4日 (土曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

開設年度:

2018年度

科目区分:

導入科目

科目コード:

1760092

単位数:

2単位
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