発達運動論(’11)

主任講師: 臼井 永男、岡田 修一

生涯を通じて健康でアクティブな生活を送るためには、発達の各段階において運動実施の重要な適時が存在する。すなわち、20歳までの成長期、それ以降の加齢期において、最も適切な時期に科学的根拠に裏付けられた運動を実施することが求められる。ここでは、それらの運動をどのように実施すべきか、その考え方と科学的な知識を教授したい。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 個体発生と系統発生
個体発生は系統発生を繰返す、といわれることがある。
本章では、人類誕生の歴史とともに、動物としてのヒトのからだの特徴について概説し、生涯を通じて健康に過ごすたの身体活動の重要性について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第2回 形態の発育
子どもは大人のミニチュア版ではないといわれるように、成長の過程で長育、量育、幅育のそれぞれが同じ割合で発育していくものではない。
本章では、身体各部の発育の過程を提示するとともに、それらと身体能力の発達との関係について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第3回 手指動作の習得
手指は脳の出先器官ともいわれ、その機能は幼児期に急速に発達する。これはヒトの局所の神経・感覚機能の発達に依存する。
本章では、手指の発達時期、ならびに動作習得の意義について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第4回 足の形態と機能の向上
この世に生を受けて間もなく、ヒトは臥位から立位へと大きな姿勢の転換を強いられる。この時期、神経系の発達とともに、身体の土台としての足の機能も急速に発達する。
本章では、直立・二足歩行というヒト特有の移動様式に注目し、幼児期の足の形態と機能の発達について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第5回 全身動作の習得
立つ、歩く、走る、跳ぶなどの基礎的能力を習得した後に、全身動作が急速に発達する。これは全身を制御する脳・神経系の機能が発達する時期と一致する。
本章では、このような機能がこの時期に発達する要因について、またこの時期に全身動作を習得することの意義について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第6回 ねばり強さの習得
身体のねばり強さは、全身持久力で評価され、その能力は身長の年間発育量がピークに達するあたりで急速に向上する。
本章では、全身持久力が呼吸循環機能の発達に大きな影響を受ける要因について、またこの時期にねばり強さを習得することの意義について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第7回 力強さの習得
身体の力強さは、筋力で評価され、その能力は骨格の成長が完成に向かう頃に急速に向上する。
本章では、筋力が筋の特性に影響を受ける要因について、またこに時期に力強さを習得することの意義について概説する。
担当講師: 臼井 永男 (放送大学名誉教授)
第8回 加齢による身体の変化(1)
青年期以降、加齢に伴って身体は変化する。すなわち、中年期から身体の老化現象が始まり、高齢期には身体の老化がいっそう進行する。
本章では、加齢に伴う形態・身体組成、神経-筋系及び呼吸循環系機能の変化について概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第9回 加齢による身体の変化(2)
老化期にみられる身体の生理的機能の低下は、体力の低下や日常動作の変容を引き起こす。
本章では、加齢に伴う体力・運動機能の変化、ならびに起立動作、歩行動作などの日常生活動作の変容について概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第10回 加齢による立位バランス能力の低下
体力のなかでも加齢による低下が最も大きい体力要素は、立位バランス能力である。
本章では、加齢に伴う立位バランス能力の低下のメカニズムを解説し、高齢者の転倒問題について概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第11回 中高齢期の身体活動と健康との関係
加齢に伴って身体活動量は減少する。この身体活動量の減少を起点とした悪循環から健康問題が生ずるといわれている。
本章では、中高年の身体活動と生活習慣病等の健康問題との関係について概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第12回 中高齢期における運動の効果
中高齢者に対する運動の効果は、生活習慣病の予防や転倒の予防だけでなく、精神心理的効果もあるといわれている。
本章では、筋力、バランス能力などの体力的側面、及び満足感などの心理的側面に及ぼす運動の影響について概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第13回 生活体力を高める方策(1)
高齢になってもアクティブな日常生活を送るためには、生活機能を高める運動を実施することが必要である。
本章では、生活機能の基礎となる体力・運動機能、ならびにその能力の維持・向上を目指した体力科学的方策について概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第14回 生活体力を高める方策(2)
運動の効果を得るためには、運動の習慣的実施が必要となる。誰もが運動は身体に良いと思っているが、運動を継続できないのが実情である。
本章では、運動の習慣化に向けた方策とその具体的アプローチについて概説する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)
第15回 アクティブ・エイジングを目指して
生涯における人間の身体や健康の発達を考える場合、個人個人を取り巻く環境(人間環境、社会文化的環境、自然環境)との関係をふまえることが肝要である。
本章では、高齢期において活動的な生活や健康寿命の延伸を具現化した例を紹介し、アクティブ・エイジングの実現に向け、個々人が運動をどのように活用すべきかについて提案する。
担当講師: 岡田 修一 (神戸大学教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2016年度 [第2学期] (木曜)
18時15分〜19時00分

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月20日 (金曜)
1時限 (9時15分~10時05分)

開設年度:

2011年度

科目区分:

大学院科目

科目コード:

8910596

単位数:

2単位
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