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埼玉学習センター | 平成25年度 | URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/saitama/ | ||||||
プロジェクト名:秩父ジオパーク・ボランティアガイド養成講座 | ||||||||
1.プロジェクト概要 | ||||||||
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埼玉県秩父地域は2011年に全国で15番目の日本ジオパークに認定された。秩父には秩父34カ所観音霊場があり、これらを巡礼する札所巡りの人びと、そして三峯神社参詣の人びとが多かったが、秩父ジオパークが認定されたことにより、秩父地域を訪れる観光客も増加している。そこで、これらの観光客に秩父ジオパークに含まれている特徴的なジオサイトで実際に観光客に説明するガイド養成講座(定員15名)を開講する。
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2.プロジェクトの成果 | ||||||||
秩父ジオパーク・ボランティアガイド養成講座は、当初10月26日(土)、27日(日)に予定されていて、26日15名、27日17名の申込者があったが、台風27号が関東地方に接近するという情報があったので、延期して12月7日(土)、8日(日)に実施した。ところが、12月の寒い時期に実施となったために講座申込者が減少して、7日8名、8日8名となってしまった。 この秩父ジオパーク・ボランティアガイド養成講座への実施に際しては、秩父市教育委員会と秩父市産業観光部観光課の協力を得た。
12月7日(土)「秩父盆地の東(変成岩)から中央(新第三紀の地層)を巡る」 10:00 西武秩父駅集合・出発→美の山展望台(秩父ジオパークの展望)→日本一の板石塔婆・寛保の洪水位を記録した磨崖標→昼食→親鼻橋(紅簾石片岩・ポットホール)→太田地区(上流切断河川のつくる「米どころ」・桜ヶ丘集落遠望)→取方(海底地すべりの跡・地層の褶曲)→おがの化石館・日本の地質百選「ようばけ」・宮沢賢治の足跡→札所32番法性寺(風化現象タフォニ)→西武秩父駅前着(16:30)、希望者は秩父ミューズパーク・スポーツの森コテージ宿泊
12月8日(日)「秩父盆地の中の地形(河成段丘)と暮らしを見る」 9:30 西武秩父駅集合・出発→ミューズパーク(秩父市街地展望台)→円福寺(米どころ蒔田の谷の暮らし)→聖神社(聖神社と和銅遺跡)→札所4番金昌寺(石仏と盆地東側の境界)→昼食→ふるさと館と買継商通り(絹取引の暮らし)→秩父神社・秩父まつり会館→羊山公園(中位段丘)から市街地展望→芝桜の丘→寺坂の棚田→西武秩父駅前着・解散(16:00) |
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3.プロジェクトの課題 | ||||||||
今年度実施したボランティアガイド養成講座は、台風27号が接近しているという理由で、予定していた日程を2日前に急遽延期し、秩父地域が寒くなる12月7日(土)・8日(日)に実施した。そのために参加人数は募集人数に達しなかった。もう少し暖かい時期に実施すればもっと多くの参加者が見込まれると思う。 また、今回はボランティアガイド養成講座を秩父市教育委員会と秩父市産業観光部観光課の協力を得て実施したが、秩父市民の参加が少なかったので、次回は一般市民の参加者が増加するように募集活動を積極的に行う必要がある。 |
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4.今後の展開計画 | ||||||||
秩父ジオパークに含まれるジオサイトは多数あり、今回のボランティアガイド養成講座で実際に見学したのは限られた場所だけである。今後は、これらの場所に詳しい、地元の人を講師にして、秩父の土地と人びとの暮らしの関係を理解して、説明できるボランティアガイド養成講座を継続していきたいと考えている。 | ||||||||
5.参加者の感想 | ||||||||
ジオサイトの特徴を地質学の視点で説明するのは一般的な方法であるが、今回のボランティアガイド養成講座では、ジオサイトだけではなく、特定の場所の特性と歴史との関係まで説明してもらって、大地と人びとの暮らしにまで興味・関心が広がるようになった。秩父市の「秩父まるごとジオパーク推進協議会」と秩父市の観光課の関係が中心になってジオパークの宣伝活動をしているので、このボランティアガイド養成講座を受けて、少しでも秩父ジオパークの宣伝に役立ちたい。「秩父ジオパーク・ボランティアガイド養成講座」という名称であったので、これを受講するとボランティアガイドをやらなければならないという義務を感じてしまう。 | ||||||||
6.写真 | ||||||||
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