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高知学習センター 平成26年度 URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/kochi/
プロジェクト名:高知の地域人財発掘・育成プロジェクトⅡ
1.プロジェクト概要
写真
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昨年度実施した「高知の地域人財発掘・育成プロジェクト」の2年目の取り組みとして、引き続き「地域人材育成道場」と「看護り(みまもり)人財の育成」の2つの事業を実施する。

本年度は「地域人財育成道場」に関する2科目を開講し、2学期面接授業で実施する(単位化)とともに新たな人財を発掘する取組みを実施した。
また、「看護り(みまもり)人財の育成」においては、高知県新人看護職員研修推進協議会(高知県健康政策部医療対策・医師確保課が主管)、高知県看護協会との連携事業として実施するとともに、高知県看護協会内において組織的な広報活動の強化を図る。

Ⅰ「地域人財育成道場」
1)ファシリテーション入門(2学期面接授業)
開講日:平成26年10月18日(土)・19日(日)
場 所:高知大学共通教育棟
受講者:32名
講 師:俣野 秀典(高知大学総合教育センター講師)

2)体験観光から学ぶ地域観光入門(2学期面接授業)
日 時:平成26年11月8日(土)・9日(日)
場 所:高知県東部(安芸市)フィールドワーク
受講者:7名
講 師:今城 逸雄(高知大学総合教育センター特任講師)

3)プレゼンテーション・話し方講座(プロが教える話し方講座)
日 時:平成27年2月28日(土)10時~15時
場 所:放送大学高知学習センター
受講者:10名
講 師:尾崎 美樹(Office eMius 代表、元RKCアナウンサー)

4)公開講演会「人生は挑戦だ」(啓発事業)
日 時:平成27年2月21日(土)13時30分~15時
場 所:放送大学高知学習センター
参加者:50名
講 師:實川 欣伸(登山家)

Ⅱ「看護り(みまもり)人財の育成」
1)本気を引き出す「ほめ方」「叱り方」研修講演会
日 時:平成26年12月9日(火)9時30分~16時30分
場 所:高知県看護協会2階 研修室
参加者:60名
講 師:野津 浩嗣(AEメディカル 代表取締役、国際コーチ連盟マスター認定コーチ)

*実施体制
(主催、共催、後援等)

Ⅰ『地域人財育成道場』
主催:放送大学高知学習センター
共催:高知県東部地域博覧会推進協議会、安芸市、高知大学

Ⅱ『看護り(みまもり)人財の育成』
主催:放送大学高知学習センター
共催:高知県新人看護職員研修推進協議会、高知県健康政策部医療政策・医師確保課、高知県看護協会
*事務局体制(人数等) 放送大学高知学習センター教職員6名を中心として各事業の共催団体担当者とともに実施した。
2.プロジェクトの成果

Ⅰ『地域人財育成道場』
1.ファシリテーション入門
この面接授業には32名の受講者がありグループワークを中心に実施した。ファシリテーション演習を繰り返しながら、「多様な意見を集約する力」、「議論を活性化する力」「話し合いの円滑な進め方」、「傾聴の手法・分かりやすい板書の技法」などの能力の定着を図るハードな授業であった。終了後のアンケート結果では、ほぼ全員がこの能力開発型の実施内容に満足しており、地域人財・リーダーに必要な基本能力を修得する授業として、次年度も継続して開講する。

2.体験観光から学ぶ地域観光入門
高知県東部地域を会場として、本年4月29日に開幕する「高知家・まるごと東部博」に向け体験型観光を学ぶ授業として開講した。この授業は、「高知家・まるごと東部博」の開催主体である高知県東部地域博覧会推進協議会と連携しており、実施予定の体験プログラムや民泊事業を体験した後、グループワークにより今後の改善点や可能性について提言した。この授業を受講した高知学習センターの学生4名は地域の活性化に強い関心をもっており、地域人財の中心的なメンバーになってくれるのではないかと期待している。

3.プレゼンテーション・話し方講座(プロが教える話し方講座)
学生の話し方をビデオ撮影し、参加者の意見や評価を出して改善していく手法により、話の組立て方や発声法、視線の使い方など技術的な手法を学んだ。アンケート結果から、「ビデオで自分の話し方を客観的に見て改善するべき点が確認できた」「自分の話し方についての評価を聴いて自信になった」など能力向上の意欲についての意見・感想が大半であった。

4.公開講演会「人生は挑戦だ」(啓発事業)
自己啓発型講演会として、富士山の最多登頂記録を持つ實川欣伸さんの講演会を実施した。

Ⅱ『看護り(みまもり)人財の育成』
1)本気を引き出す「ほめ方」「叱り方」研修講演会
高知県新人看護職員研修推進協議会と連携して実施する研修「育て!高知の新人看護職員」として企画・実施した。定員60名に78名の希望者があるなど関心の高さが窺えた。平成24年度から続いている高知県健康政策部医療政策・医師確保課、高知県看護協会との事業連携は、本年度の事業を経てその関係はますます醸成しており、今後も継続して高知県看護職員の人財育成に関与していく。

3.プロジェクトの課題

Ⅰ『地域人財育成道場(入門編)』
・地域体験型授業を実施する場合、自治体との連携、地域の選定・マッチングや授業計画などそれらをマネジメントする教員の選定・確保が重要。
・能力開発型授業を受講した学生の中で、地域に興味・関心を持つ学生の割合は少ない。

Ⅱ『看護り(みまもり)人財の育成』
・今後は、放送大学の教員で実施する講演や研修と外部講師によるものを併用して、実施する予定であり、一定の予算確保が必要であると考えている。

4.今後の展開計画

Ⅰ『地域人財育成道場』
来年度2学期の面接授業として、引き続き能力開発型授業の総合科目「ファシリテーション入門」を開講し、履修学生の中から新たな「地域人財」候補者を発掘する。また、今までの講義・研修を通じて発掘した学生の集団化を図る。

Ⅱ『看護り(みまもり)人財の育成』
放送大学が実施する研修メニューが、高知県新人看護職員研修推進協議会が実施する研修の一つとして今後も位置づけられるよう定着を図る。また、その研修を通じて看護学士取得や心理士資格に関する直接的な広報を実施する。

5.参加者の感想
(体験観光から学ぶ地域観光入門)
いままで、高知県では四万十川観光を中心とした幡多地区(西部地域)の観光がクローズアップされてきましたが、この授業で高知県東部地域にも西部と趣の違う観光資源があることに気がつきました。ナスなど農産物の生産が盛んなこの東部地域で県外の方がその生産現場を見て収穫体験し、収穫したものを自ら調理し、それを食するメニューや民泊は体験型観光として成り立つと思いますが、この観光資源を東部博終了後も残せるかどうかについては、疑問を持ちました。実施には市民、自治体、農協など地元の方々の熱意や協力が欠かせないと思いますが、一部の農協、市民が協力している現状であり、もっと協力してくれる市民を増やさない限りはなかなか定着しないと思います。
「高知家・まるごと東部博」が成功裡に終了した後、この観光資源を生かした取り組みを継続し、地域が活性化することを願っています。
6.写真
Ⅰ『地域人財育成道場』
1.ファシリテーション力入門
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2.体験観光から学ぶ地域観光入門
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3.プレゼンテーション・話し方講座(プロが教える話し方講座)
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4.公開講演会「人生は挑戦だ」(啓発事業)
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Ⅱ『看護り(みまもり)人財の育成』
1.本気を引き出す「ほめ方」「叱り方」研修講演会
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