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鳥取学習センター 平成26年度 URL:http://www.campus.ouj.ac.jp/~tottori/
プロジェクト名:いなばのジビエ普及推進事業〜中山間地域振興の地域貢献プロジェクト〜
1.プロジェクト概要
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チラシPDF

近年、全国的に中山間地域において、猪、鹿などによる農林産物等の被害が急増している。

鳥取県では、有害鳥獣の捕獲頭数を増やし、捕獲後の有害鳥獣を食材として、又は商品として有効に活用していこうと産学官が参加して、「いなばのジビエ推進協議会」が設立され、対策が進められている。平成25年度から放送大学鳥取学習センターも鳥取大学、鳥取環境大学とともにいなばのジビエ推進協議会に後援参加して、ジビエの普及推進の一役を担ったところである。

鳥取県東部に隣接する兵庫県北部の但馬地域においても鳥獣被害があるので、両県関係者が集い、ジビエ普及推進に向けての講演会、シンポジウム、試食会を行い、参加者に鳥獣被害の現状を認識していただきジビエの普及活用の意識を高めていただくこととした。

(注)ジビエとは、仏語で猪、鹿、鴨などの狩猟肉のことで、欧州では高級食材とみなされている。

*関連ウェブサイトURL いなばのジビエ推進協議会 (外部サイトへ移動します)
*実施体制(主催、共催、後援等) 主催: 放送大学鳥取学習センター
共催: 放送大学兵庫学習センター
後援: 兵庫県、新温泉町、香美町、豊岡市、鳥取県、鳥取市、岩美町、いなばのジビエ推進協議会、鳥取但馬会
*事務局体制(人数等) 2014年12月13日(土)13時〜16時兵庫県新温泉町浜坂多目的集会施設で講演会開催
鳥取学習センターからの参加4名、兵庫学習センターからの参加1名
講演会参加者約50名(スタッフ等含む。当日の降雪悪天候を考慮すると一定数は確保できた。)
2.プロジェクトの成果

兵庫県北部の但馬地域は、県東部や南部地域と比べて鹿の被害がまだ少なく、早い時点で被害が大きい地域の状況を地域住民に知っていただくことで、早期の対応が必要との気運が醸成できた。
また、鹿による森林被害については、余り知られておらず、それに関する啓発が行えた。

いなばのジビエ推進協議会の活動の紹介により、鳥取県と兵庫県で連携して鳥獣被害対策に取組むこと、その一環としてジビエの普及推進をもっと積極的に取組むべしとの気運が醸成された。

ジビエについてのマイナスイメージは、捕獲や処理や保存や加工、調理など川上から川下に至るまでの様々な行程で作業が適宜的確に行われないため生じた結果であることが再認識された。

中山間地域での鳥獣被害は年々深刻化しており、今回の講演会も契機に、ジビエの普及活動を地道に継続していくことが必要との認識が深められ、各地域での様々な取組みに繋がっていくことが期待できる。

3.プロジェクトの課題

消費者に満足していただけるジビエが提供されるには、狩猟者、処理・加工業者、販売業者と川上から川下に至るまで非常に多くの関係者の手を経なければならない。

従来、良質なジビエの普及が十分に行えなかったこともあり、不味い硬い臭いゲテモノ高いなどのジビエに対するマイナスイメージが多くの住民に先入観として定着してもあり、これを払拭することから議論を始める必要があり、普及に向けては時間がかかる。

4.今後の展開計画

「いなばのジビエ推進協議会」の活動には、今後も可能な限り協力していき、ジビエの普及推進を通して、有害獣の捕獲駆逐が進み中山間地域の農林業基盤が損なわれなくなるよう目指す。

また、良質なジビエの提供に至るまでには多くの人と膨大な手間に見合う人材育成やコスト確保等の諸問題が山積しており、様々な分野からの学術的分析検証も必要となってくる。放送大学の授業が、これら諸問題の解決の一助になり得ることも想定されるので、その際は関係者への広報も行っていきたい。

5.参加者の感想

捕獲、解体処理、販売、調理、飲食店のネットワーク化・システム化の重要性を感じた。
加工・流通・広報も大事で、山林の被害を減らすためには、食べる量を増やすしかないだろう。

有害獣の駆除で森林の被害・田畑の被害をなくすより、栄養価の高い、おいしい食材を安定的に利用するためには、どうしたら良いのかという発想の転換からの捕獲が必要だろう。

6.写真
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