学長メッセージ | 地域貢献への取り組み | 科目群履修認証制度 (放送大学エキスパート) |
面接授業 (スクーリング) |
地域貢献活動をする 学生の紹介 |
鳥取学習センター | 平成27年度 | URL:http://www.campus.ouj.ac.jp/~tottori/ | |||||||||||||||
プロジェクト名:多文化共生社会の実現による地域づくり事業 | |||||||||||||||||
1.プロジェクト概要 | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
近年、我国では、少子高齢化や人口減少の進展により、社会の活力の衰退や市場の縮小が懸念されており、地方創生が喫緊の課題になっている。このため、社会活力の維持の観点からも女性や高齢者とともに、外国にルーツを持つ地域住民の人々の地域社会での活躍に目が向けられている。
|
|||||||||||||||||
2.プロジェクトの成果 | |||||||||||||||||
基調講演において、多文化共生社会を築いていくためには、同じ地域に住む外国人と日本人が、どちらも「いま、ここ」を生きる当事者として、一方的な関係ではなく、対等な立場でお互い様の関係を持ち、共に地域社会で生きていくことが大切である、との問題提起がなされた。 次に、外国にルーツを持つ3名の住民の方から、出身国の文化や考え方及びイスラム教とテロリストの違いが発表され、参加者は、興味津々聴き入り、日本とは異なる文化について学んだ。 最後のパネルディスカッションでは、国際交流団体の取組の紹介とともに、多文化共生をすすめるには、同じ地域に住む隣人として対話を始め、お互いを認め合い、協力しながら共に生きていくことが必要との認識が深まり、今後、各地域での様々な取組に繋がることが期待された。 本プロジェクトは鳥取県、鳥取県教育委員会、公益財団法人鳥取県国際交流財団の後援を得て開催し、それらの組織との繋がりが深まり、今後のネットワークによる協力が期待される。 また、新聞等で幅広く告知を実施したところ、参加者は80名であり、半数以上は放送大学の学生以外であり、一般に対する放送大学の周知に一定の成果があった。 |
|||||||||||||||||
3.プロジェクトの課題 | |||||||||||||||||
開催日が悪天候(雪)にもかかわらず80名の参加があり、このテーマの関心の高さと今日的なニーズを感じ、放送大学として地域への貢献、認知度の向上には成果はあったが、当日での新規の学生確保には直接結びつかなかった。次年度以降、学習センターが地域貢献プロジェクトを実施する際には、当日での新規の学生確保や入学相談にも関心が高まるよう工夫したい。 | |||||||||||||||||
4.今後の展開計画 | |||||||||||||||||
多文化共生社会の実現は容易なことではないが、地方創生、一億総活躍社会の実現に繋がる政策であり、今回後援団体となった鳥取県、鳥取県教育委員会、公益財団法人鳥取県国際交流財団と連携し、今後も、その実現に向けて一層、連携を深めていきたい。 | |||||||||||||||||
5.参加者の感想 | |||||||||||||||||
刺激をたくさん頂き、ありがとうございました。 基調講演で、患者の声を聞かないで医者が寄ってたかって治そうとするが、病気は治らず、そのうちに患者自身の病気に対抗するモチベーションも下がり、ネガティブになって「私は生きていても精がない」と思い始めるという話がありました。コミュニケーションの第一歩である会話、聞き取り、勿論信頼関係もですが、そうした関係が先ず第一だと気付かせていただきました。 お互い様の関係、助け合いの関係が、人と接するのに大切な視点だと感じた。 私の町内も一人暮らしの高齢者が増えてきて、私たちはその人達に対し「見守ってあげている、してあげている」という上から見ていることに気付かせて頂き、お互い様の関係であり対等な立ち位置でコミュニケーションしていかなければと戒めをいただいた思いです。 新たな自分を毎日発見できるような生き方をしていきたいと思わせていただいた講演会に感謝です。 |
|||||||||||||||||
6.写真 | |||||||||||||||||
|