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倉光 修

特任教授
臨床心理学/教育臨床心理学

学生へのメッセージ

臨床心理学を学ぶときには理論の学習と技能の習得に忙殺され、プロとなってからは実践と研究の狭間で、あるいは、自分の志すアプローチと現場の要請との間で葛藤に苛まれる人が多いと思います。しかし、簡単に答えが得られないこの領域で苦しみを体験することは日々の実践に役立つこともあります。医師は病気になる必要がありませんが、セラピストは(クライエントとまったく同じと思うと危険ですが)心が傷つく体験をすることが、(とくに、心の病の症状や問題行動を理解する上で)しばしば有益です。志を同じくする学徒として、また、未知の世界を拓くクライエントの同伴者として、共に歩んでいきましょう。

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