Vol.3 環境問題を幅広く考える。そして解決する。

岡田光正教授(社会と産業コース・社会経営科学プログラム)

2014年5月1日

環境問題を幅広く考える。そして解決する。
ゼミ風景

当ゼミの看板は環境です。環境に関連する分野は極めて多様です。私が専門とする工学から、生物学や化学、そして法律や経済、さらには医学、薬学まで関係します。では、学生さんは?当然のことながら、理工系の方も、また人文系の方もいます。地域も、職業も、また年齢もばらばら。

ですから、修論テーマも実に多様です。そんな多様なテーマと人間でゼミが成り立つか?しかし、環境問題で重要なことは、まずその問題のとらえ方です。これは同じ。しかも、一つの狭い分野に限定して考えることはほとんど不可能です。いろんな人が、いろんな見方をする、考える。そこから環境問題を正しく認識し、解決策を見出そうとするゼミです。

[学生の声]
私は、社会人になって10年経つが、卒論以外の論文を書いたことがない。右も左も分からない中、環境分野のことを学びたい一心で大学院に飛び込んだ。以前、テーマに行き詰ったことがあった。先生は「今まで分かっていること、分からないことは何か?あなたはどう思うか?」と辛抱強く私に質問してくれた。その結果、何が問題で、どこを目指すか私に気がつかせてくれた。先生は、難しいところを噛み砕いて、私に指導して下さる。十人十色という言葉があるように、人それぞれ解釈が異なる。先生が指導される場合も、生徒の特徴を掴んでー人一人にあわせた上手な対応の仕方をしてくださる。今後、先生にご指導して頂いたことを、人生の道標としていきたい。 (平綿美紀)