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現代の国際政治('18)

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主任講師
高橋 和夫(放送大学名誉教授、国際政治学者)
放送メディア
テレビ
放送時間(2018年度)
第1学期:(日曜)0時00分~0時45分(4月8日より放送)

講義概要

現代の国際政治の風景を太いタッチで素描する。太い線の一本は、まず国際政治に大きな影響を与えるメディアである。いかに政治がメディアを利用するのかを語る。第二の線は国際政治を規定する超大国アメリカを描く。普通の国からスーパーパワーへの成長の軌跡をたどる。第三の太い線は、この超大国と主要大国との関係を語る。それは中国であり、ロシアであり、イランである。そして第四の線は、アメリカとロシアやイランが覇を競う中東諸国の現状を描く。そして最後に現代の戦争について考える。
※詳しくはシラバス

開設年度
2018年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(専門科目))※共用科目(人間と文化)
〔2009年度~2015年度〕専門科目(社会と産業コース)※共用科目(人間と文化)
〔2008年度以前〕専門科目(社会と経済専攻)※共用科目(人間の探究)
科目コード
1639617
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2018年度 第1学期:2018年7月29日(日曜)1時限(9時15分~10時05分)
単位認定試験
平均点
備考
「現代の国際政治('13)」の単位修得者は履修不可
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授業の目標

一番目の目標は国際政治への興味を引き起こす。二番目にニュースを批判的に受け取る姿勢を養う。つまり、誰が、どういう目的で、いかにしてニュースを「制作」したかを考える習慣を養うきっかけを提供する。そのためにニュース映像を多用し、その背景を解説する。三番目に論理的な思考の習慣を養うきっかけを提供する。そのために適切な分量の印刷教材を提供し、読むという行為を通じての思考を求める。さらには、記述式にこだわった通信添削と試験を通じて、一貫性と連続性のある論理的な思考の訓練の場を受講生に与える。書くという行為が考えるという営みを助けるからである。

履修上の留意点

「国際理解のために('13)」「世界の中の日本('15)」「グローバル化と私たちの社会('15)」「ロシアの政治と外交('15)」「パレスチナ問題('16)」「イランとアメリカ('17)」などの関連科目にも目配りしつつ勉強していただきたい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 テレビというカラクリ箱/もうだまされないために 第一にテレビで国際政治を学ぶ意義、第二に映像の虚像性、第三に撮影、編集、放送する側の意図を理解する重要性を強調する。

【キーワード】
主観と客観、映像とクウェート問題、「イラク戦争」、フセイン像の謎、ニクソンの罠、ユーチューブ
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
2 メディアと国際政治 国境線の内部を主な守備範囲とする主権国家と国境を越えるメディアのせめぎ合いを紹介する。

【キーワード】
主権国家、短波放送、CNN革命、CNN効果、アルジャジーラ革命、インターネット革命
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
3 メディアと指導者たち 指導者たちが、いかに様々なメディアを利用してきたのかを跡付ける。

【キーワード】
ドゴール将軍、テレビと指導者たち、カセットテープの革命、ソーシャル・ネットワークと「アラブの春」、孤独でなくなった群集/トルコのエルドアンの場合は?
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
4 アメリカの世界戦略(1)
スーパーパワーへの道
独立から第一次世界大戦までのアメリカの大国への成長の過程を跡付ける。

【キーワード】
アメリカが小国であった頃、米英戦争、「ホワイト」ハウス、南北戦争
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
5 アメリカの世界戦略(2)
唯一のスーパーパワーへ
第一次大戦後から冷戦後までの唯一の超大国への軌跡をたどる。

【キーワード】
超大国としてのアメリカ、スーパーパワーとしてのアメリカ、スプートニク・ショック、5Mとネオコン
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
6 次のスーパーパワーは? アメリカの次のスーパーパワーは、どの国なのだろうか。スーパーパワーの条件を解説しながら、国際政治の将来を展望する。

【キーワード】
11・9から9・11へ、同時多発テロの衝撃、軍事力、経済力、人口、エネルギー、政治制度、インダストリーとイノベーション
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
7 米中関係 アヘン戦争の「後遺症」から説き起こし、国共内戦後の中国とアメリカの関係を冷戦史の大きな流れを踏まえながら語る。

【キーワード】
イブサンローランの香水、二つの政府、朝鮮戦争、ミサイル・ギャップ、キューバ危機、「平和共存」、ダマンスキー(珍宝)島、日本の北京政権承認、改革開放、パンダかドラゴン(龍)か?、「フリー・チャイナ」
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
8 プーチンのロシア 米露関係の基本構造を振り返りつつ、その現状を分析し、将来を展望する。

【キーワード】
敵を知らず己を知らず、NATOの東進、三千万人の犠牲、NATOの意味、トランプ・ショック
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
9 イランとアメリカ 核合意にいたるまでのイラン・アメリカ両国の外交的な努力を跡付け、両国関係を展望する。

【キーワード】
「拳を開くなら」、シェール革命、ロー「ハニー」大統領、核合意、アイスクリーム屋の熱い闘い、オバマ政権のイラン「人脈」
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
10 イラク イラクの近現代史を足早に振り返る。その焦点はイラク戦争以降の状況である。

【キーワード】
椅子取りゲーム、バース党、アメとムチ、あるいは光と影、外交政策の方向転換、ラムズフェルド国防長官の過去、イラン・イラク停戦から湾岸危機へ、湾岸戦争、大量破壊兵器、「悪の枢軸」、民主化の意味、内戦、「お金は弾丸だ!」、スンニー派の抱き込み、コンビニと交番、中東の「台湾」、IS(「イスラム国」)の衝撃!、ISの後に
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
11 シリアという地名 アサドの一族による独裁体制の確立と、「アラブの春」以来の体制の動揺と内戦の意味を考える。

【キーワード】
アサドのプロフィール、党と軍へ、軍事委員会、アサド家、アラウィー派の支配体制、アラブの春と「イスラム国」、IS、ヨーロッパの問題の影、レッド・ライン、シリアという地名、エルドアンの変心、振付師のいない踊り
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
12 トルコの苦悩 熱心なイスラム教徒の多い国での民主主義と世俗主義の両立というトルコ国家が追ってきた矛盾を説明する。

【キーワード】
建国の柱に揺らぎ、クルド人とは、イラクの分裂、クロワッサンとウィンナー、コーヒー、オスマン帝国 対 「オスマン・トルコ帝国」、「世俗原理主義」、美徳党のよろめき、「スラム」政党とイスラム政党、親米の世俗的な民主主義「国家」、クーデター未遂と「プーチン化」、トルコ軍と政教分離、クルド問題の展開、コバネの攻防戦
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
13 サイバー戦争 サイバー空間が新しい対立の領域となりつつある。このサイバー空間をめぐる国際政治を紹介する。

【キーワード】
オバマの「オリンピック」、反撃?サンズハック、アデルソン、オバマのイラン攻撃計画
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
14 ロボットの戦争 戦場におけるロボットの「活躍」が目立っている。その実情を紹介し、その問題点を論じる。

【キーワード】
爆撃帰りのショッピング、ロボット軍団、ドローンの起源、ロボットがヒトを殺す時代、ロボット兵器の戦争
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
15 なぜ戦争が続くのか? なぜ戦争が繰り返されるのか? シュンペーターの論考を紹介しながら考える。また21世紀の戦争における民間軍事会社の役割を紹介する。

【キーワード】
シュンペーターとビンラーディン、「創造的破壊」、「戦士階級」、戦うベトナム人、征韓論、イラク、アメリカ、戦争の新しい形、戦争の民営化、民間軍事会社とアルカーイダ
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
高橋 和夫
(放送大学名誉教授、国際政治学者)
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