学生の皆さまへの学長メッセージ | 放送大学 - BSテレビ・ラジオで学ぶ通信制大学
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大学からのお知らせ

面接授業代替ウェブ授業の開始、単位認定試験について

―学生の皆さまへのメッセージ―

令和2年6月22日
放送大学学長 來生 新

はじめに

本年3月30日に、学長から学生の皆さまへのメッセージ「新型コロナウイルス感染症対策との関係での4月以降の面接授業への対応について」をHP上に公表しました。その時点では、さまざまな対応策が未決定でしたが、その後、学内の議論を重ねて、3月30日時点でお約束した方向性を基本的に確保しながら、対応策を決め逐次公表し、実施してまいりました。

各学習センターで例年行われている面接授業に代替する、ウェブによる面接授業の履修手続きも終わり、7月1日からの授業実施を控え、現在、学生の皆さまや教職員向けに、Zoom、Google Classroom等の基本的な操作に習熟するための講習を行っています。

また、本学期の単位認定試験を、学生の皆さまが在宅で受験し、その解答用紙を大学に郵送していただく方式に変更し、これも実施に向けての準備が進行中という状況になっています。

このメッセージは、放送大学開学以来はじめてのこのような事態に当たり、学生の皆さまの着実な学習の継続と、改めて、本学を構成するすべての皆さまに、今回の災いを転じて将来の大きな糧となす気概をもっていただくことを期待し、学長としての思いをとりまとめたものです。

1 ウェブ利用の遠隔授業による面接授業代替について

現在、多くの通学制大学が第一学期の授業を遠隔で代替しています。放送大学も、第一学期の面接授業を、Zoomを利用した授業、オンディマンドの授業、その二つの組合せによる授業という3つの類型で実施することとしました。

通学制の大学にとっては、対面での授業が大学教育の基本です。それに対して、放送大学では、放送による遠隔授業が教育の基本手段で、面接授業は卒業要件から見ても、放送による遠隔授業を補うものとして位置づけられています。このことに関連して、放送大学における面接授業には、通学制大学にはない独自の存在意義があり、面接授業を対面ではなく、遠隔で行うことの意味を改めて整理しておかねばなりません。

放送授業では、学生の皆さまが孤独に、教育する側との同時双方向でのやり取りをせずに学び、教員の一方的な情報提供を前提に、郵便やメールでの間接的な質疑応答をするにとどまらざるを得ません。そのような日常性の中で、教員と対面で双方向での瞬時の質疑応答ができるばかりではなく、学友と時間や空間を共有し、学友間の横のつながりでの情報交換もできる面接授業の持つ意義は、非常に大きなものがあります。それが通信制大学の設置基準に面接授業の要件が定められ、放送大学が面接授業の履修単位を卒業要件にしている理由であります。

ウェブを利用した授業は、対面での授業に準じたある種の双方向性を実現することができます。それが今回の代替措置を決めた主たる理由です。

しかし、この双方向性は、疑似的・間接的なものにとどまります。対面での双方向性で伝わる人間の体温や、諸個人の発する意気込みや情熱等、人間の五感を刺激することによって各人のトータルな人格を示す情報のすべてが伝わるわけではありません。その意味で、現在の技術でのウェブ利用の面接授業は、対面での面接授業の不完全な代替と言わねばなりません。とりわけ、放送による遠隔授業を教育の基本手段とする放送大学においては、その不完全性を強く意識しなければなりません。

今回このような不完全性を認識しながら、なおウェブによる代替措置をとった理由は二つあります。

一つは、放送大学が学期ごとに入学と卒業を認める学期制を採用しており、第一学期の履修を前提に卒業を計画している学生が存在するためです。これらの方々が期待する第一学期終了時点での学士号取得という利益を実現するために、不完全な代替措置ではあっても、放送授業よりは大きな双方向性の確保による代替措置をとる必要があると判断しました。また、多くの学生がそれぞれの事情に合わせた計画的な学習をしていることを考慮し、卒業を予定していないけれど、第一学期面接授業の履修登録をした学生の履修・単位取得の機会を確保すべきと考えました。

二つ目の理由は、これからの世界の変化を見越した積極的な理由です。通信技術の進歩は私たちの世界にこれまでは考えられないほどの大きな変化をもたらし、なおかつその急激な変化は進行中です。今回の新型コロナ禍を契機に、社会全体が対面でのコミュニケーションの量を減らし、先端的通信技術を利用する遠隔コミュニケーションの量を増やす方向で変化しつつあります。その技術を習得し、活用する能力の高さは、これからの私たちの生活にとって不可欠な、必須の能力になりつつあると言って過言ではありません。

放送大学は放送による遠隔教育のトップランナーであったために、残念ながら、教育のオンライン化に必ずしも十分には対応しきれていませんでした。学生の皆さまの中には、現在でも相当数のコンピュータを利用することのできない方が存在することもあり、教育のオンライン化がなかなか思うように進んでいません。

しかし、コンピュータと電気通信を使いこなす能力は、これからの社会で、高齢者や障がいのある人を含むすべての人が、より快適に、より便利に暮らすための基本技術です。この機会に、学生の皆さまばかりではなく、放送大学の教職員ともに、新たな技術の習得に挑戦し、習熟することが、危機を克服して新たなより充実した生活に移行するための積極的な意味だと考えました。

この二つが、放送大学における面接授業の特別の意義を考慮した上で、なお不完全ではあってもウェブによる代替授業を選択した理由です。

2 単位認定試験について

全国の緊急事態宣言も終了し、各地で第二波の襲来に注意しながら日常の諸活動が再開されつつあります。放送大学も6月1日からは学習センター毎に、所長判断によるセンター運営が始まっています。

その中で第一学期の単位認定試験は、これまでの学習センターにおける試験ではなく、在宅受験方式をとらざるを得ませんでした。その最大の理由は、放送大学の学生数の多さからくる試験準備作業量の膨大さにあります。

先行きの全く見えない4月末の時点において、全国の学習センターでこれまでのような体制での試験を想定した準備をすることと、最悪の事態に備えて、センターを利用しない試験の実施準備を並行して行うことは、財政的にも、職員の数的にも、放送大学の能力を超えることでした。試験の準備にかかる時間を考慮して、早い段階で、最悪の事態が継続することを前提にした単位認定試験を行う、という決定をせざるを得なかったことをご理解ください。

結果においては、さまざまな要素を考慮して、解答用紙については郵便を利用して大学に提出する在宅受験という、最も古典的なコミュニケーション手段での試験実施に踏み切らざるを得ませんでした。

問題の送付についてはウェブ、コンビニのネットプリント等の利用を主たる手段とし、郵便での送付を補助的に利用しますので、試験に関する大学から発する諸連絡に十分注意してください。

面接授業の代替をウェブ利用の最先端の手法で行うことと、解答用紙の回収については、最も古典的なコミュニケーション手段を採用した単位認定試験とが、好対照となったことは大変に興味深いことです。放送大学が重視する多様性の確保という価値の大切さを改めて思い知らされました。

さまざまな存在がそれぞれに固有の持ち味を発揮することによって、結果的に、柔軟性・弾力性と安定性・強固性が確保されることの妙とでも言いましょうか、私たちも、放送大学も、私たちの社会もそうありたいものだと思います。

3 皆さまへのお願いとこれからの展望―習うより慣れること―

最後に、7月から始まるウェブ利用の遠隔授業について、皆さまへのお願いです。教える側も初めての経験ですし、教わる皆さまにとっても初めての経験です。接続の不具合や、いろいろなトラブルの発生も予想されます。

大学としてはさまざまな事態の発生に備えたできるだけの準備をします。しかし全国に分散した受講生がそれぞれに異なる通信環境で受講することや、受講生のこのようなコミュニケーション手法についての習熟度も異なることから来る、すべてのトラブルの類型や発生量を完全に予測することもできませんし、限られた資源の中で、発生しうるすべてのトラブルへの万全の体制も用意できません。

大学としては、まさに習うよりは慣れろということで、皆さまに基本的な操作等についての知識を提供する、事前講習をしっかりと行います。事前講習のスケジュールに関する大学からの情報提供に十分にご注意ください。経験の浅い人は事前の講習をしっかり受けて、仲間同士での練習、大学が用意する練習の機会をフルに活用した上で、受講をしていただくことをお願いします。

また、これまでは必ずしもコンピュータやウェブ利用に関心のなかった学生の皆さまにも、今回の経験を契機にして、ぜひこのような手段に対する関心を高め、実際に行ってみる積極的・挑戦的な知的努力をお願いしたいと思います。実際にやってみると、ある意味で簡単な操作で、非常に多くの豊かな学習や生活の便益を享受できるようになります。老若男女を問わない、21世紀のより充実した生き方を支える基本手段がコンピュータとネットの活用です。

私たちは本年度第二学期、さらには来年度に向けて、新型コロナウイルスの動向を見据えながら、臨機応変な対応をとらなければなりません。放送とオンラインと対面の面接授業という、現在、放送大学のみが保有し、実施している多様な教育手段のそれぞれの特性を大事にしながら、放送大学教職員は、予期せざる事態の発生に適切に対応し、なおかつ新たな時代の要請にこたえることのできる教育を行うために、最善の努力を尽くす覚悟でいます。

皆さまのいっそうのご理解とご協力をお願いし、私からのメッセージを終えます。

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