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BS231チャンネルについて
―21世紀における生涯学習の意義と認証―

【はじめに】

放送大学は10月1日から、BS232チャンネルで放送される従来の大学教育チャンネルに加えて、新たな生涯学習支援のチャンネルをBS231チャンネルとして開設しています。231チャンネルを従来の大学教育のextension であるという意味を込めて、「BSキャンパスex」と名付け、従来通りの大学教育科目を放送する232チャンネルを、on campus という意味で、「BSキャンパスon」と呼んでいます。

放送大学として、このように放送システムを大きく変えることについて、これまで十分な説明をしておりませんでしたが、以下で、改めて放送大学が現在の私たちの社会の状況をどのように理解し、その中で果たすべき本学の課題をどのようなものと考えているかをご説明申し上げたいと思います。

【情報化という環境変化、過去の知識の陳腐化の速度】

放送大学が35年前に活動を開始した時点と比較して、今日の放送大学を取り巻く環境の決定的な変化は、コンピュータの発達による情報化の進展です。情報化の進展は、ありとあらゆる分野での情報の生産の量とスピードを、過去の人間社会では想像もつかないほど増大させ、その量と速度の増大は今後ますます激しくなると考えられます。

世界の情報トラヒックは2015年から2020年にかけて年平均成長率22%(5年間で約2.7倍)でさらに増加していくことが予想され(平成29年情報通信白書 総務省)、医学関係の知識が倍増する時間が、1950年代には50年、80年代には7年、2010年には3.5年かかっていたものが、2020年にはわずか73日になるともいわれています(www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3116346/)。

社会全体でのこのような急激な情報化の時代にあって、大学教育、とりわけ通信制大学における教育の在り方が、いかなるものであるべきであり、それに適応する教育体制をどのように構築するか、これが、放送大学がこの数年継続的に取り組んできた最大の課題です。

確実に言えることは、情報生産のスピードと量のこのような急激な変化は、一人一人の社会構成員が個人的に持つ既存の知識の陳腐化を非常に速い速度でもたらし、しかもその速度が等比級数的に増していくということです。

【人間の能力と評価の基準、学位の意味】

人間の能力評価は、いかなる領域であれ、いかなる時代であれ、過去の既存の知識をいかに修得し、それを自らのものとして使いこなすかを基礎としています。大学の学位はその能力を象徴するシンボルだったと言えます。

この評価の基準はどんな時代でも変わることがない、普遍的な基準です。自らを取り巻く様々な情報をろ過して、目的的に体系化された情報、すなわち知識として自己再編し、さまざまな知識をさらに自らの行動の改善につなげ、活用し、新たな社会的に有用性の高い情報を生産することが、人間の知的能力です。

社会全体の情報量が限られ、その増加の速度も遅い時代にあっては、ある時点で獲得した知識の陳腐化は長い時間を経て徐々に進行します。これまでは、過去のある時点で獲得した知識の有用性の、相対的な有効性が長期に持続することが期待できました。換言すれば、多くの人が若い時代に獲得した学位の実質的な有効性が、人生の終末まで続くことの期待が可能でした。大学の教育、通学制の大学教育は、そのような前提で、少なくとも今までは、体系化され、実施されてきたと言ってよいでしょう。これまでは、生涯学習、学びなおしは、こころざしの高い人々の称賛に価する活動として評価されてきたと言えます。

しかし、過去の知識の相対的有効性の持続期間が、信じられないほどの速度で短縮されつつあり、それが情報化社会の冷徹な一面です。人が社会的に有用な存在であり続けるためには、どんな職業であるか、どんな生き方であるかにかかわらず、「人は常に学び続けなければならず」、しかも「それを生涯継続すること」が義務として求められる時代がすでに来つつあるのです。

このような時代の人間の能力は、ある人がどのような学歴を持ち、学位を持つかで評価されるのではなく、いかなる人であれ、いかなる生き方であれ、常に学び続ける意欲を持ち、それを実践し、どれほどの新たな情報を作り出すかを基準に評価されるようになると考えます。

とはいえ、このような時代になっても、伝統的な大学教育、学歴の社会的有用性が否定されるわけではありません。学位の意義は、人生のある時期に、学問的手法によって体系化された様々な知識を、集中的に習得し、自らの認識能力と表現能力を一定水準に高めたことの証ですから、いかなる時代にあっても失われるものではないと言えましょう。

人生百年時代の生涯学習と大学教育の関係は、このような社会環境の変化の中で、有機的関連を持つものとして位置づけられねばならないのです。

【放送大学の新たな活動と231チャンネル】

放送大学は、このような観点から、大学教育の枠組みを離れて、人が生涯学び続けることを、これまで以上に積極的に支援することが、21世紀における新たな重要な使命だと考えました。

BSキャンパスexは、これまでの大学の教育・研究の成果を生かしながら、大学設置基準に準拠する授業の形式から自由になり、職業生活や、職業から離れた古典的意味での教養のより一層の深化を求める、生涯教育支援の多様な需要に、最新の情報で弾力的に応ずるコンテンツを放送します。

また、すべての国内在住者に広く開放されており、働くことと学ぶことを無理なく両立させるメディアである放送を利用して、本学の学生であるかどうかにかかわらず、生涯学び続ける意欲を持つすべての人の学習を支援するコンテンツを放送します。

さらに、そのコンテンツで学ぶ人を対象に、生涯学習する意欲を持ち、その学習の成果を上げていることを、放送大学として対社会的に証明する認証制度を構築して、新たな時代の人材育成に貢献します。

放送大学は、231チャンネルを軸にして、放送とインターネットと学習センターでの対面での教育を有機的に組み合わせて行えるという、日本で唯一の教育機関である特徴を生かし、これらの教育手段の新たな融合を前提とする、生涯学習支援の教育体系を構築します。

わたしたちの試みは社会の少し先を見据えた、未来に向かっての試みで、まさに走りながら考えつつある未完成の試みです。とりあえず10月からスタートした現在の231チャンネルの放送は、試行的な試みとして位置づけているもので、来年度以降、多くの視聴者の皆様からのご意見をいただきながら、その内容の充実、拡充と本格的制度化に努めていくつもりでおります。

このような新たな試みと、個別のコンテンツについて、皆さまのご批判、ご意見をいただき、放送大学の21世紀の新たな総合的生涯教育の体系を充実させていきたいと考えております。よろしくご意見、ご批判をお寄せください。

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