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静岡学習センター 平成25年度 URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/shizuoka/
プロジェクト名:世界遺産登録を見据えた「富士山学」の構築と地域リーダーの育成
1.プロジェクト概要
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富士山学配布資料

富士山の持つ信仰、芸術などの文化的意義、富士山の景観、自然などの環境的意義、富士山の保全管理、自然保護など、富士山を取り巻く諸分野を探求する「富士山学」を構築するとともに、これらの知識に裏付けられた地域リーダーの養成を目指す。本年度は、中腹にある「県立富士山麓山の村」を会場とし、富士山に関わる文化的価値、自然的価値を座学だけでなく、フィールドでの観察や実体験を加えて身に付いた知識習得を目指す。これらの事業は、静岡県文化・観光部文化学術局や各市町教育員会の協力のもとで、対象学生を放送大学学生にとどまらず一般参加を可能にして実施した。

 

 

*実施体制(主催、共催、後援等) 主催 静岡学習センター
後援 静岡県教育委員会
*事務局体制(人数等) 初 日 所長・担当・事務職員・事務長 (宿泊は所長・担当)
2日目 所長・担当・事務職員・事務長
2.プロジェクトの成果
参加者の半数近くの一般社会人と学生が富士山の植物の特殊性や世界文化遺産登録の意味するものを共有することが出来た。宿泊することで時間を作り、講師らと語らい参加者同士意見を出し合うことでより深く富士山学を知識として知り得た。その上参加型体験学習のぶなの原生林学習や杉の枝打ち体験また世界文化遺産資産の見学により、より印象深い富士山学の学習となった。学生の多くは放送大学を本格的に活用していて、一般の社会人に知らず知らずの内に大学をアピールしていた。参加者の多くは今回の企画に賛意をしめしており次回も参加希望者が多い。富士山という文化遺産を学習することにより、この文化の保存や維持に協力的・積極的な社会人を生み出していると確信した。
3.プロジェクトの課題
89人の参加者のうち一般の参加者は42人。地域市町の広報等に協力をいただいたが、ボランティアガイドからただ富士山大好き人間まで多様な人が集まった。今後どの層をターゲットに講師や内容を選択するか苦慮する。
4.今後の展開計画
文化遺産としての富士山に関わる多分野の知識の深化と富士山の保全に向けた諸活動への参画を念頭において、富士山学に関わる面接授業の増開設とともに講演と実地体験をコラボした体験学習会を企画する。
5.参加者の感想
富士山文化遺産登録の紆余曲折の後の登録のお話に、登録までの規則や御苦労を知り頭が下がります。登録をしたら永久で無く抹消される事実もあり、今後は地元として、保護に力を合わせてできることを考えていきたい。体験では森林植生の見学を選び参加した。ぶなの原生林では樹木の種類など詳しくおしえていただきたくさんの学習が出来ました。また、少ないぶなの苗木を見つけられて嬉しく思いました。宿泊場所については高校生に戻ったような感じでその歴史を教えていただき、私は静岡県の自慢としていいと思いましたし、体験できてうれしかった。今後は24ある構成資産を順々に廻っていくコースでお願いしたい。今回はお若い方が多かったですが、芸術面などなら平日でも時間が自由になる人がいるのではと思います。学生ではありませんが、参加できありがとうございました。
6.写真と映像
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プロジェクト 初日
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プロジェクト 二日目
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■写真  
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富士山麓山の村多目的ホールでの講義

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講義中の静岡大学特任教授 増澤武弘 氏

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ぶな原生林での体験学習班 増澤教授

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樹齢300年ぶなの大木に少し興奮気味

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ヘルメット姿の枝打ち体験班の出発前

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雨中でも食事をリヤカーで宿泊棟へ運ぶ

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白糸の滝、残念ながら工事のため滝壺まで行けず。

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富士山本宮浅間大社 ボランティアガイド説明

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高枝切り鋸を使って枝打ち体験

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苔むす原生林を現場に向かう枝打ち体験班

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富士山麓山の村 朝靄にかすむ宿泊棟

 

 

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