好奇心の赴くままに、
広い学びの海へ

C・Mさん

(会社員・ポーランド在住)

Profile

日本での飲食業、ドイツでの勤務を経て、現在はポーランドで物流関連の企業に勤めるC・Mさん。仕事や家事と両立しながら学び続けるために、心がけていることがあるそうです。今後の目標や、学び続けるなかで感じた変化などについても、じっくりお話を伺いました。

ポーランドから
始まる、
学びの航海

ポーランドで生活するようになった経緯を教えてください。

元々は日本で飲食業に携わっており、その後ドイツで働く機会を得ました。ポーランド人の妻との結婚を機にポーランドへ移住し、こちらでの生活は12~13年になります。現地採用で物流関係の会社に就職し、海外赴任される日本人の引っ越しサポートや、それに伴う通関業務、書類作成を担当しています。

放送大学の海外モニターを始めたきっかけは何ですか?

ポーランドの日本大使館からのメールマガジンで、この制度を知りました。実は日本に住んでいた15年ほど前にも放送大学に興味を持っていたのですが、なかなか一歩を踏み出せずにいました。ポーランドでの生活に慣れ、時間に余裕ができたことから、自己研鑽のために放送大学のモニター制度に挑戦することにしました。

放送大学で学んで良かったことは何でしょうか?

将来の仕事に役立つ実践的な知識を習得できていることです。今学期は「C言語基礎演習」「社会統計学入門」を受講しています。以前からIT関係に興味があり、ウェブサイトを自作した経験もあるため、これらの科目を選びました。前学期はデータベースの授業も受けています。これらの学習を通して、半年前や1年前には知らなかったことを学べるようになりましたね。知識を得ることで、さらに学びの領域が広がっていく─最初は小さな船出でしたが、今は広い海を航海しているような感覚です。

継続のコツは
「気負い
すぎないこと」

学習の具体的なスケジュールを教えてください。

まず、仕事の時間が朝8時から夕方4時までです。帰宅後、家事や買い物、夕食を済ませ、夜8時頃から学習することが多いですね。ほぼ毎日、1時間程度学習しています。教科書を読みながら講義を聴いたり、プログラミングの授業では実際に手を動かしたりしています。

毎日1時間の学習を継続するコツは何でしょうか?

気負いすぎないことです。高い壁だと感じると、始める前から挫折してしまいます。適度に肩の力を抜き、自分のペースで少しずつクリアしていくことが大切です。この方法で、飽きやすい私でも放送大学を続けることができています。

今後の目標がありましたら、教えてください。

今回、放送大学で学んだことで、今の仕事からステップアップできる道筋が見え、自信もつきました。学んだ知識を活かせる企業への転職も視野に入れています。学習を通して知的好奇心に火がつき、自信を得ることができたのが大きいですね。

学ぶことは、
可能性を
広げること

海外モニター制度はどのような方におすすめですか?

海外で生活するすべての方におすすめしたいです。日本語で授業を受けられるのは大きなメリットですし、オンラインなので自分の好きな時間に学べるのも魅力です。日本とポーランドには時差がありますが、それを気にせず、自分の都合の良い時間に授業を受けられます。また、受講した授業が記録、保存されるのもありがたい点です。

最後に、海外で日本の大学の授業を受けたい方にメッセージをお願いいたします。

思い立ったらすぐにでも学習を始めることをおすすめします。あくまでも私が周りのポーランド人と接するなかで感じたことではありますが、ここでは知らないことを恥ずかしいと感じる文化があります。学ぶことで自身の可能性を広げられるので、ぜひ行動に移してほしいです。海外で学ぶ時間を作るのは難しいと感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。私も働き始めたばかりの頃は時間がありませんでしたが、仕事に慣れるにつれて時間的余裕が生まれました。学習を通して知識を得ることで、精神的な余裕も生まれます。人生における選択肢を増やすことにもつながるので、ぜひ一歩を踏み出してみてほしいですね。

15年の時を経て、放送大学での学びに挑戦したC・Mさん。日々の学びの積み重ねが自信に繋がったという前向きな姿が印象的でした。これからも実り豊かな学びの航海が続くよう、応援しています!

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