海外だからこそ、学びの時間が作れる
D・Sさん
(エンジニア・アメリカ在住)
Profile
アメリカ・ピッツバーグ在住のD・Sさんは、アジアでの海外生活を経て、現在もグローバルに活躍するエンジニア。そんなSさんが放送大学の海外モニター制度を知ったのは、ピッツバーグ日本協会を通じてのこと。仕事以外にも学びたいことがあったというSさんは、放送大学で何を学んだのか?そして海外で学ぶ意外なメリットとは?根掘り葉掘りお聞きしました!
仕事以外の
学びを求めて
Sさんは現在アメリカ在住ですが、海外経験はかなり長いそうですね。
はい。初めての長期海外出張はフィリピンで、その後にマレーシアで1年ほど暮らしました。それから一旦日本に戻り、現在住んでいるアメリカのピッツバーグに移り住んだのは2023年の秋です。フィリピンにいた頃は設計関係の仕事でしたが、現在はこれまでのキャリアを活かしてエンジニアをしています。
放送大学のモニター制度は、どのようなきっかけで始めたのでしょうか?
ピッツバーグ日本協会を通じてモニター制度を知り、興味を持ちました。仕事以外で学びたいこと、知りたいことがあったからです。選んだ科目は「身近なネットワークサービス」と「共生のための技術者倫理」の2つ。高校時代に「情報電子」の授業を取っていて、元々ネットワークの知識を深めたいと思っていました。「身近なネットワークサービス」は、まず「身近な」という所が面白そうだなと。どれほど身近なのかと思ったら、Wi-Fiなど本当に多くの方の生活に関わる内容が多くて、入門編のような印象でしたね。授業を通じて、以前から持っていた情報の復習と知識の補強ができました。
放送大学で学んで良かったと感じた点は?
受講を始めてから、普段は意識しない分野にも関心を持つようになりました。ニュースを見た時にもっと深く知りたいと感じて調べたり、人に聞いたりする機会が増えました。知的好奇心が刺激されています。
海外生活が長いSさんですが、どんな時に不自由さを感じますか?
日本で使い慣れた道具を見つけるのが難しく、苦労しています。例えば仕事で、こういう物を現地で調達してほしいというリクエストがあったとします。同じものを探すのが、とにかく大変なんです。道具の名前を翻訳しても、なかなか見つからない。仮に見つかっても用途が違ったり、品質が低かったり。言語や文化が違うとどうにもならないこともあるので、そこはあるもので工夫するしかないですね。海外の職場は、やはり働き方や時間の使い方が日本とは大きく違いますよね。私の今いる会社は日系の企業なので日本文化が浸透していますが、ある程度は現地の人と合わせます。それでも少なからず違いはありますね。
なるほど。やはり言語や文化の違いは、日々感じるところですよね。
そうですね。母国語が一番理解しやすいのは確かです。英語は日常会話には困らないレベルでできるとは思っていますけど、細かいニュアンスが正確に伝わらないことはあります。専門的な内容になればなるほど、情報を正しく理解できる日本語で学ぶことの重要性を感じますね。
ちなみにSさんがこれまで滞在した地域で、日本語で学べるサービスはありましたか?
私自身が日本語で学べる場所は、見たことがありませんね。いま住んでいるピッツバーグでは、子どもが補習校に通っていまして、そこは日本語で教えてくれるんですよ。ですが、大人向けは無いですね。
日本語の環境が
あるなら
海外のほうが
学びやすい
海外で学ぶ上での苦労はありますか?
むしろ、日本語で学べる環境が整っていれば、海外の方が学びやすいと感じています。海外の職場は良い意味でも悪い意味でも自由度が高く、自分の時間を作りやすい。日本ほどルールがきちっとしていないんですね。一方で学習時間を確保しやすいのも事実でして、これは大きなメリットではないでしょうか。
放送大学の授業は、どのくらいの頻度で受けていますか?
仕事は毎日夕方5時か6時には終わるので、その後2~3時間ほど学習しています。「この曜日のこの時間はこれを勉強する」と決めておく感じですね。海外でも残業になることはあるのですが、そのときは夕食を済ませてから勉強を始めることが多いので、夜の10時くらいからスタートすることもありますね。学習する場所は、自宅以外が多いです。家に仕事や勉強を持ち込むのは避けたいので、別の場所で学習しています。ただ、今は英会話レッスンにも力を入れているため、放送大学の授業に割ける時間は限られています。
英会話レッスンも!素晴らしい向上心ですね。Sさんの目指す将来像はどのようなものでしょうか?
様々な分野、状況に対応できるオールマイティーなエンジニアですね。幅広い知識とスキルがあり、何かあった際には真っ先に相談されて、適切なアドバイスができる。そんな存在を目指しています。そのため、自分の専門分野以外にも知識を広げたいと考えており、放送大学での学びは大いに役立つと期待しています。
放送大学の授業は、海外在住のどのような方におすすめですか?
私のように、大学に進学する機会がなかった方、自身の知識を増やしたいと考えている方におすすめです。まずは気軽に始めてみてほしいですね。忙しくて仕事との両立ができないという方もいらっしゃるでしょうが、忙しい時期がずっと続くということはそれほどないと思いますので。どうしても忙しくて続けられないということであれば、一度休んでもかまいません。気負わずに自分のペースで学んでほしいと思います。
海外生活のなかで、時間を上手につくりながら、自由に学びを続けているSさん。前向きで知的好奇心あふれる姿勢がとても印象的でした。貴重なお話をありがとうございました!