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奈良学習センター 平成25年度 URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/nara/
プロジェクト名:シンポジウム「平城宮の様子は、ここまで分かった!!平城宮跡をどうやって楽しむ?」
1.プロジェクト概要

奈良学習センター 所長池原健二の「シンポジウムを通して放送大学や平城宮跡を良く知ってもらい訪れた時に更に愉しむための参考にしていただきたい。」との開会挨拶に続いて、上野邦一客員教授の総合司会&コーディネートにより奈良文化財研究所の小澤毅、奈良大学教授寺崎保広、竹中大工道具館植村昌子さん、イラストレーターの早川和子さんが、それぞれ講演を行った。

会場には講演者のテーマに沿ったパネルを31枚設置し、講演内容をビジュアルに表現した。また開催終了2日後に奈良テレビで上野教授が平城宮跡発掘における「発掘調査の理念」を解説して、その素晴らしさを示した。新聞の企画記事においては講演のポイントを紹介された。

*実施体制
(主催、共催、後援等)
主催:奈良学習センター
後援:奈良市教育委員会、奈良文化財研究所、奈良女子大学、奈良大学、竹中大工道具館、NHK奈良放送局、奈良テレビ、奈良新聞社
*事務局体制(人数等) 開催責任者:所長1名、開催スタッフ:2名、開催電話応対及びセンター運営5名 計8名
2.プロジェクトの成果

開催広報を「市民団体・ボランティア」を中心に行った結果、幅広い年齢層170名が参加し、4分野の方向から平城宮について語られ非常に興味深く聴きいっていた。また講演後の質疑応答タイムでは、長時間のシンポジウムであったが、市民団体からの「復元事業に対する環境影響」に関する事や宮を建てた大工道具の「刃痕」からの研究の事や、発掘データーを基にして描かれたイラストの秘密等に興味と驚きの意見が終始交わされた。

開催目的の地域貢献項目「市民団体・ボランティア」について会場内で大いに成果を得ることが出来た。また会場外ではテレビ新聞等でシンポジウムのポイントや発掘の素晴らしさを伝えられた。

3.プロジェクトの課題
奈良での数ある平城宮の講演会の中でも、今回の行った4方向からのシンポジウムは珍しくて、好評だった。学術的な事に加えて、当時の人物や歴史的ドラマ、背景的な事についても触れることによって、より受け入れやすくする必要がある。
4.今後の展開計画
大学の地域貢献で評価が低いといわれる「職業人の再教育」、「市民団体・ボランティア」の項目向けの面接授業や公開シンポジウムに取り組んでいく。具体には、歴史遺産に関するテーマの面接授業を更に取り入れると共にセンターでのプチ公開シンポジウムを企画していくこととする。
5.参加者の感想
公開シンポジウムに関する感想ですが、発掘調査の第一線で活躍されている方々の講演だけに説得力がありました。小澤さんの講演は(かなり専門的で追いつくのが大変でしたが)考古学の調査研究がどのように進められているのか一端を垣間見ることができて興味深かったです。調査の結果、判明したことや事実関係は新聞・テレビで触れることができますが、研究者たちの研究プロセスはなかなか学ぶ機会がありません。それだけに価値ある講演だったと思いました。遺跡の現地説明会は関東からも遠路来られる方が大勢いらっしゃいます。東京など首都圏でこうしたシンポジウムを開くとまた違った反応が得られるかもしれませんね。個人的にはイラストレーターの早川さんの講演が異色で興味深かったです。イラストを目にする機会は多いですが、描く上での苦労などなかなか聞く機会がないので。今後、可能であれば現地での実地学習なども織り交ぜて2日間ぐらいの日程で開くことができればより面白いのではないかと思いました。(Mさん、男性)
6.写真
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※ 会場に展示したパネルは、現在、学習センター内に掲示しており、面接授業参加学生、センター利用学生に公開している。

 

 

 

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