学長メッセージ | 地域貢献への取り組み | 科目群履修認証制度 (放送大学エキスパート) |
面接授業 (スクーリング) |
地域貢献活動をする 学生の紹介 |
静岡学習センター | 平成26年度 | URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/shizuoka/ | ||||||||||||
プロジェクト名:「富士山学」の構築と地域リーダーの育成 | ||||||||||||||
1.プロジェクト概要 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
富士山に関して、その信仰、芸術などの文化的意義、景観、自然などの環境的意義、そして保全管理、自然保護に向けての活動など、富士山を取り巻く諸分野を探求する「富士山学」を構築するとともに、これらの広範な知識に裏付けられた地域リーダーの養成を目指す。 具体的には、①富士山を取り巻く諸分野の面接授業、講演会等を開催して座学での広範な知識を習得する。②各構成資産の視察や保護・保全活動の現場体験を通じて生きた知識とする。 これらの知識を踏まえ、③現在活動中のボランティア団体と連携して、各種企画への学生参加を促す。これらの企画を通じて、学生の地域活動への参画、あるいは活動の拠点作りを担うリーダーの育成を目標とする。
|
||||||||||||||
2.プロジェクトの成果 | ||||||||||||||
本年度は講演会とフィールドワークを切り離し、一般市民も含め定員を広げた多彩なテーマの公開講演会を前半に、そして後半に対象を放送大学関係者に絞った1泊2日のフィールドワークを企画した。参加者数は延べ111名にのぼり、事後のアンケート結果によると「概ね満足」を含めるとほぼ全員が満足感を覚えており、特にフィールドワークで満足度が高かった。これは、前年度の反省に基づき、若いTAを多く配置しスムーズに運営できたことによると思われる。講演会に関しては、民俗学の立場からの信仰の話、実際に活動している維持・保全活動の内容、遺産登録の実務に携わった方の話、浮世絵収集家の古美術商の話など、参加者の身近な風土、地域、生活に根ざしたもので関心も高く、新たな知見が得られ満足度が高まったものと思われる。参加者の多くの方から、次年度も「富士山学」の企画を期待しているとのコメントをいただいた。 | ||||||||||||||
3.プロジェクトの課題 | ||||||||||||||
反省としては、①満足度の高い講演内容であったにも拘らず参加者が定員に満たなかったのは、一般に対する広報に更なる工夫が必要である、②前年に比べ若い年齢層の参加が少なく、本PJが目指す人材育成の面で懸念がある。 | ||||||||||||||
4.今後の展開計画 | ||||||||||||||
これまでの富士山学に関わる座学と体験学習を通じて習得した知識を下に、以下の企画を計画する。 ○行政あるいはボランティア団体が展開している各種の保全・維持活動・環境教育活動等への参加や支援 ○3ヵ年展開してきたプロジェクトの成果報告書の作成 |
||||||||||||||
5.参加者の感想 | ||||||||||||||
富士山にまつわる様々な民話を面白く聞かせていただき大変参考になりました。遠くから見る富士山はとても美しく心が洗われますが、その影にはその環境保全のために大変な努力が払われていることを知り、自分に出来ることがあれば協力したいと思いました。フィールドワークでは、樹海でのかわいいキノコや溶岩の穴が印象的で、植物の神秘性には感動し、その生きる力、順応性についてたくさんの知識を得ました。また遺産を守るマナーの重要性も学びましたが、世界の財産である富士山を静岡県人としてどのように守るか、そのルールや心構えをこれからも学んで行きたいと思っています。 | ||||||||||||||
6.写真 | ||||||||||||||
|
参考資料 | |||||||||||||
|