学長メッセージ | 地域貢献への取り組み | 科目群履修認証制度 (放送大学エキスパート) |
面接授業 (スクーリング) |
地域貢献活動をする 学生の紹介 |
埼玉学習センター | 平成27年度 | URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/saitama/ | ||||||||||||||||
プロジェクト名:秩父ジオパーク・ボランティア・ガイド養成講座(最終年度) | ||||||||||||||||||
1.プロジェクト概要 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埼玉県秩父地域は2011年に全国で15番目の日本ジオパークに認定された。秩父には秩父34カ所観音霊場があり、これらを巡礼する札所巡りの人々、そして三峯神社参詣の人びとが多かったが、秩父ジオパークが認定されたことにより、秩父地域を訪れる観光客も増加している。そこで、これらの観光客に秩父ジオパークに含まれている特徴的なジオサイトで実際に観光客に説明するガイド養成講座を開講する。
|
||||||||||||||||||
2.プロジェクトの成果 | ||||||||||||||||||
平成27年度の秩父ジオパーク・ボランティアガイド養成講座は11月7日(土)・8日(日)に実施した。これは、平成25年度に引き続き3回目であった。参加者は17名で、これに講師の吉田健一氏、埼玉学習センターの所長、事務長、職員1名を加えて合計で21名であった。参加者の内訳は、埼玉学習センター所属学生7名、文京学習センター所属学生3名、多摩学習センター所属学生2名、千葉学習センター所属学生2名、渋谷学習センター所属学生1名、一般2名であった。 11月7日(土)「中生代白亜紀の地層と山中地溝帯」 11月8日(日)「盆地の西北の隅 (河成段丘の上の暮らし)」 二日間とも講師の吉田健一氏の軽妙なトークと現地を知り尽くした説明でジオパークの魅力を知ることができ、参加者はガイドとして案内する時の心構えを学んだと思う。また今回は、本プロジェクトの最終回ということもあり、2日目に秩父市生涯学習課長、秩父市観光課主幹も交え、前回、前々回の内容のおさらいとともに、今後の秩父市観光行政とボランティアの役割について、幅広な意見交換ができ大変有意義であった。 |
||||||||||||||||||
3.プロジェクトの課題 | ||||||||||||||||||
今年度実施したボランティアガイド養成講座には定員の15名を上回る申し込みがあり、この講座への関心の高さを示した。しかしながら、前回同様、秩父在住の学生および一般からの申し込みが期待していたほどではなかった。本来のボランティア養成の目的としては、多少難ありの感はぬぐえないが、それでも、埼玉を代表する観光地「秩父」を深く知ってもらうこと、それにより、秩父を含む「埼玉>関東>日本」への郷土愛の醸成には貢献できたと考える。 | ||||||||||||||||||
4.今後の展開計画 | ||||||||||||||||||
本プロジェクトは同じ形では終了するが、今回のプロジェクトで得た経験を踏まえ、同様なプロジェクトを企画していきたい。 | ||||||||||||||||||
5.参加者の感想 | ||||||||||||||||||
何よりも講師の吉田健一先生のお人柄と地元秩父を心から愛しておられる姿勢に感激しました。自ずと説明もわかりやすく、埼玉県人としてイメージとしての「秩父」はある程度もっていたのですが、地層学的な観点から秩父を見ることは新鮮でした。二子山の石灰石から化石を採取したことも大変興味深く、特に犬木の不整合を目の当たりにして、数十年前、地学の教科書で得た知識がまさに眼前に展開していることに感無量の思いをいだきました。まさに秩父は、数億年の歴史を背負った貴重な財産であり、埼玉県の宝として守っていかなければいかない、また、これを多くの人に知ってもらえるよう微力ながら貢献していきたいと思います。最後に、このような企画を実施していただいた放送大学埼玉学習センターの所長、スタッフの皆様に感謝申し上げます。 | ||||||||||||||||||
6.写真 | ||||||||||||||||||
|