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学生の紹介
北海道学習センター 平成28年度 URL:http://www.sc.ouj.ac.jp/center/hokkaido/
プロジェクト名:リーダーたちと共に「地域社会活性化」について考える
1.プロジェクト概要
写真
報告書PDF

「本学学生が地域リーダーとして活動しているケースの発掘」に取り組む。本学習センターには連合町内会会長を務める学生や病院ボランティア等で主導的立場にある学生が所属しているが、今回のプロジェクトでは、まず、それらの学生に対して所長が聞き取り調査を行い、彼らの実践経験から獲得した知見を引き出す。
ついで平成28年5月に行われた放送大学公開講演会「在宅医療と地域包括ケアについて考える」の講師・パネリストの内の3名に所長がインタビューし、講演会において各人が提起したキーワードの背景を掘り下げることを試みる。これらのキーワードは、Intervieweeに想定している学生の活動に密接に関連しているので、学生の知見と突き合わせることでさらに有益な発見が、たとえば「統率力」「コミュニケーション能力」等の従来より指摘されてきた「リーダーの資質」から一歩進んだ「地域リーダーが備えるべきもの」の発見ができることであろう。
これらのインタビューは、従来より本学習センターと協力関係にある上記のFM放送局の「市民啓発番組」として編集し1時間番組3回分として放送する。また同時に、放送内容を文字化し報告書として刊行する。放送自体はCDに録音し音声資料とするので、聞き取り調査の内容は音声と文字の両面で保存され、本学学生ならびに「地域活性化」に関心を寄せる市民の利用に供されることとなる。

*実施体制(主催、共催、後援等) 主催:北海道学習センター
共催:コミュニティFM三角山放送局(株式会社らむれす)
*事務局体制(人数等) 北海道学習センター所長,事務長,職員1名
2.プロジェクトの成果
今年度のプロジェクトも、「地域リーダーの育成」という目標を掲げて北海道学習センターの学生が「地域リーダー」に接触するという形を取っている。しかし、相手の話を聞きながら学生の方も意見を述べるという点で、今回のプロジェクトはこれまでのものよりさらに一歩進んでいる。つまり、地域リーダーの学生が自己の経験を総括しながら、医療・福祉の領域のリーダーと意見交換を行うのである。プロジェクトの成果であるFMラジオの番組のタイトルを「クロストーク」としたことにはそうした含意がある。そして、プロジェクトの報告書が示すように、今年度も学生は十分に目的を達しした。本学学生の中に高い地域貢献能力をもつ層が形作られているのである。
3.プロジェクトの課題
今回のプロジェクトを遂行した学生たちも、他の学生に対しする指導的役割を果たす能力と実績を備えたと評価できる。今後は、彼らも「先輩学生」という意識をもち、積極的に後進の学習・研究をサポートすることが求められる。
4.今後の展開計画
昨年度までのプロジェクトは、翌年度の面接授業へと発展している。これによってテーマならびに実施内容がさらに掘り下げられるという効果を生み出した。来年度は新所長のもとで新たなテーマが設定され、意義深い実践がなされるものと期待される。
5.参加者の感想
テーマ「在宅医療と地域包括ケア」で地元ラジオ放送局の番組「地域リーダークロストーク」作成の企画に参加させていただき、これまでは地域の課題を実務的に処理することに集中していましたが、町内会活動に取り組む姿勢・考え方をふり返る機会になりました。
住民組織にとって地域福祉は最重点課題であり、高齢者などの見守り安否確認、日常生活支援活動、居場所づくりのサロン活動を進めてきました。「地域包括ケアシステム」構築における住民組織の役割である生活支援について福祉関係機関と連携してきましたが、医療・介護との取り組みは残された課題でした。この企画の準備として対談相手の医師から在宅診療の現場を見せていただいたことと、在宅療養連携推進の先進的事例を伺い、これから先の連携推進に見通しがつきました。
放送大学の学生として学んできたことを地域社会活動に活かすことができていると思いますが、この企画によりさらに新たな視点を得る機会をいただき感謝しています。
6.写真
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