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茨城学習センター 平成29年度 URL:https://www.sc.ouj.ac.jp/center/ibaraki/
プロジェクト名:郷土の歴史企画展示会の開催
1.プロジェクト概要

茨城には常陸の国、水戸藩等があったことに由来して、歴史に強い関心をもつ県民、市民が多くいる。そこで、放送大学茨城学習センターの開設20周年を記念し、「江戸時代の城下町と陣屋町」と題する企画展示会(10/11-10/15)を開催する。茨城県南部は、江戸時代に幕府旗本または江戸詰め藩主の陣屋町として栄え、水戸には城下町が形成された。これらに関し、常陸国図や水戸城下町、牛久と石岡陣屋町の絵図の写真等を展示し、江戸時代に形成された茨城県の都市空間構造の変化を示すこととする。この企画展示では、郷土歴史の各保管施設(茨城県立歴史館、茨城県立図書館、茨城大学図書館)に協力いただき、そこにある史料を写真撮影などを行い展示する。

*実施体制(主催、共催、後援等) 主催:放送大学茨城学習センター
共催:茨城県立図書館
後援:茨城大学図書館、茨城県立歴史館
*事務局体制(人数等) 放送大学茨城学習センター所長、小野寺客員教授、事務長、センター職員(10人)
2.プロジェクトの成果
放送大学茨城学習センターの開設20周年を記念し、郷土の歴史企画展示「江戸時代の城下町と陣屋町」を、平成29年10月11日から10月15日の5日間にわたって開催をした。会場を茨城県立図書館ギャラリーとしたことから、一般市民の来場が多くあった。この展示会は、放送大学茨城学習センター客員教授の小野寺淳茨城大学教授が監修した。茨城大学と茨城県立図書館が所蔵する絵図の提供があり、また、茨城県立歴史観所蔵絵図の撮影と展示許可があり、絵図など13個の史料が展示された。この企画展示題目を研究する2人の専門家が説明者として臨席し、閲覧者の問い合わせに答えた。企画展示会は、郷里""茨城”を知り理解する貴重な機会となり、来訪者は感銘された様子であった。
3.プロジェクトの課題
展示の計画は1年前から始めていたが、今年度に入り放送大学所蔵の展示物が茨城に持って来れない事態となったことから、展示内容の企画が急遽変更せざるを得なかった。そのため、この展示会の組織と広報に不十分な状況が発生してしまった。
4.今後の展開計画
貴重な史料を放送大学が所蔵していることから、これらの展示会が地域で開催されることが望まれる。日本の文化と歴史を知るよい機会となり、結果として放送大学の認知度を高める。10年間に一度は、茨城の地でも放送大学所蔵史料の展示会を開催したいものである。
5.参加者の感想
「江戸時代の城下町と陣屋町」のギャラリー展示を見て、江戸時代の地図は自分が思っている以上に詳細に描かれているということを知りました。例えば、「水府家御屋敷割図」という絵図がありましたが、主要な道は太く描かれ、道の色で水戸城下の武家地と町人地を分けており、興味深かったです。また、城下の土地一つ一つの区割りがはっきりとし、そこに必ず武士の名が細かく書かれていました。このことから、地図を作成することはその土地の支配を強固にしていく手段であったのではないかと考えました。古地図と現在の地図を見比べながら町歩きをし、新たな発見を探すのも、江戸時代と私たちを繋ぐ1つの方法なのでしょうか。
6.写真
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