学長メッセージ 地域貢献への取り組み 科目群履修認証制度
(放送大学エキスパート)
面接授業
(スクーリング)
地域貢献活動をする
学生の紹介
岩手学習センター 平成29年度 URL:https://www.sc.ouj.ac.jp/center/iwate/
プロジェクト名:まちづくりリーダー育成のための学びとネットワークづくり
1.プロジェクト概要

大震災後、ようやく復興事業が大きく動き始めた釜石地方大槌・山田地域で、復興のまちづくりを現場で力強く進めている放送大学在学生にスポットをあて、プロジェクトを実施する。プロジェクトでは、同地域を中心に広く県内の在学生に呼びかけ、まちづくりをテーマに、講演会と視察会を開催する。講演会では、復興事業の推進と産業振興等に取り組む第三セクター会社の取締役(在学生)から、「復興まちづくり大槌(株)事業紹介−新たなまちづくりに取り組む−」と題して講演していただく。視察会では、社会産業基盤の復旧と復興事業の調整、推進に取り組む山田町役場職員(元在学生)から案内と説明をしていたく。講演会、視察会では、質疑応答を通じて、地域共通の課題の存在に理解を深めるなど、学生交流を進める。
なお、プロジェクトの目的、日程等は、別添の資料のとおり。

*実施体制(主催、共催、後援等) 〇主催:放送大学岩手学習センター
〇共催:同 学友会
*事務局体制(人数等) ○計画立案
・センター所長、学友会会長
○実施体制
・統括 :センター事務長
・広報 :センター職員1名、学友会役員1名
・事前業務 :センター職員1名
・当日実施業務 :事務長
2.プロジェクトの成果

本プロジェクトに参加した学生は、盛岡とその周辺の学生が多いものの、広く県内から参加しており、学生の多くは、それぞれの地域にあって各人のキャリア等とかかわってまちづくりに強い関心あるいはまさに推進・参加している人材である。
講演会でお話をいただいた、石井満さんは、震災前は東京の出版社に勤めていましたが、郷土の復興のため転職しまちづくりに活躍している方で、講演会ではご本人の強い意志とともに、講演会にはご家族も見えられており、周りの方の支えを感じました。現地視察会で案内と説明をされた、伊藤尚生さんは、復興事業の進捗状況とともに調整を要する課題の解決のむつかしさについて、現地の方言“下閉伊訛”で大きな声で熱く語ってくださいました。講演会と現地視察会を通して、復興現場での諸問題がそのまま岩手のさまざまな地域でも共通してあてはまるものであることが、意見交換を通じて確認され、それぞれのまちづくりに向け、交流の輪が広がり結びつきが深まったと思います。
当日は、放送大学本部から、「大学の窓」のテレビ撮影スタッフが同行した。本プロジェクトが全国の他の学習センター所属の学生に紹介され、将来的に放送大学学習センターが核になって、まちづくり人材のネットワークができればと願っています。

なお、講演会の参加者等は、次のとおりでした。
○講演会・学習交流会
講演会 : 『復興まちづくり大槌株式会社の取り組みについて』
講 師 : 石井 満(復興まちづくり大槌株式会社取締役、経営企画部長、放送大学全科履修生)
参加者 : 学生17名、一般市民3名
○現地説明会
説明会 : 『山田町の復興について』
講 師 : 伊藤 尚生(山田町町民課豊間根支所長、元放送大学全科履修生)
参会者 : 学生16名

3.プロジェクトの課題
本プロジェクトは、昨年度のプロジェクトを継続しており、以下のように課題をかかげ実施した。
1.地域づくり
地方の時代と言われて久しい。現在、地方創成をかかげ一連の政策が進められており、地域の特徴を活かした、自律的で持続的、魅力あふれる社会形成が、私たちに求められている。
2.参加しリードできる人材
放送大学では、学習目標として「地域に貢献できる人材の育成」をかかげている。何を学んだかではなく、何ができるようになったかが重要である。
3.教養は実践力
学生が教養学部で学ぶのは、教養を身につけることをめざしてのことであろう。知識の集積や情報の収集は、自身の内にとどまらず、外に向かい、社会をつくる力になるはずである。
4.今後の展開計画
岩手学習センターでは、奥州市、釜石市、二戸市の県内三か所に再視聴施設を置いており、昨年度は県南部の奥州地方を対象に本プロジェクトと同等のプロジェクトを実施した。今年度は沿岸の釜石地方を対象に本プロジェクトを実施したことから、来年度は県北部の二戸地方を対象に実施したい。
地方がかかえる問題は、少子高齢化、産業・雇用創出、コミュニティの再生、社会インフラの老朽化など、全国ほぼ共通と見られるが、岩手県北部はこうした視点では典型的な地域であり深刻な問題をかかえている。来年度は、人口減少、過疎が進むなかでのまちづくりに取り組む、在学生を県北部地域に訪ねたい。学生たちの訪問で、現地在学生から元気をもらうのはもとより、元気を与える場にもなるべく、それぞれのまちづくりに向けて、交流の輪を広げつながりを深めていきたい。
5.参加者の感想
去る11月19日、岩手県大槌町と山田町において開催された「放送大学プロジェクト」では、平成23年3月11日の東日本大震災から6年目を迎えてその復興が注目されている中、震災の直後から地域の当事者として、またその復興に全力を傾注している放送大学岩手学習センターの学生がいることに、私は誇らしく思いました。
今回、被災地の現状の報告と将来に向けた取組みについて発表していただいた石井満さんと伊藤尚生さんには、放送大学に学ぶ者として強い絆を覚えました。私たちはお二人から学び、地域と係わっている実情を大学に持ち帰りました。そして、これからも地域のリーダーとして活動する放送大学岩手学習センター学生との連携に努めるなど、放送大学だからこそできる実学の輪を広げていきたいと思います。
6.写真
写真
石井 満氏による説明(旧役場庁舎)
写真
学生による「合掌」(旧役場庁舎)
写真
石井 満氏による講演会
(大槌町中央公民館 安渡分館)
写真
伊藤 尚生氏による震災当時の写真を使用した説明(山田町役場 屋上)
写真
伊藤 尚生氏による震災当時の写真を使用した説明(山田町役場 屋上)
写真
学生による山田町の復興状況の確認
(山田町役場 屋上からの眺め)

▲ページの先頭へ