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京都学習センター 平成29年度 URL:https://www.sc.ouj.ac.jp/center/kyoto/
プロジェクト名:域学連携による「京都丹波高原国定公園」に関する公開講座「森の京都カレッジ」プロジェクト
1.プロジェクト概要
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チラシPDF

京都丹波高原国定公園は約69000ヘクタールで、京都府の中央部、京都市、綾部市、南丹市、京丹波町にまたがり、南丹市はその主要地域を占める。本国定公園の16%を占める広大な「芦生の森」は、京都大学の芦生研究林として管理されてきた。京都府では国定公園指定を機に「森の京都構想」を策定し、南丹市等関係自治体や機関と連携し、観光振興など地域創生事業を展開している。自然と文化遺産を活用した観光事業には、関係分野に関して専門的な知識を有する地域の「語り部」が不可欠である。そのため、放送大学京都学習センターの地域貢献プロジェクトとして、公開講座「森の京都カレッジ」を実施し、地域人材の育成に貢献することにした。

*実施体制(主催、共催、後援等) 主催:放送大学京都学習センター、公益財団法人南丹市情報センターと一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会
後援:環境省、京都府、南丹市、京都府教育委員会、京都新聞、一般社団法人森の京都地域振興社
*事務局体制(人数等) 広報(2人)、経理(1人)、総務(3人)、運営(当日)(3人)、合計9人
2.プロジェクトの成果
地域資源である「京都丹波高原国定公園」の市民への理解促進や、国定公園のビジターセンターのコンテンツや学校での教育教材にも活用するために、京都府美山町自然文化村文化ホールにて、上記日程の3回に渡り、「京都丹波国定公園指定の景観」「地形・地質」「植生・野生生物」「自然・文化景観」など国定公園の特徴に関するテーマや、民俗芸能や食文化、建築物といった「文化遺産」などの講義と、「芦生の森」でのフィールド学習を行った。上記3日のすべての講座に参加した受講者(43名)に、自然と文化遺産を活用した観光事業に貢献しうる「語り部」になってほしいとエールを送った。
3.プロジェクトの課題
今回、自然と文化遺産を熟知した「語り部」を育成するための事業として、一定の成果は得られたが、1年だけではカバーする範囲も狭く、確固たる成果が得るためには、次年度、次次年度、引き続き支援をお願いしたい。
4.今後の展開計画
次年度は、春学期と秋学期の2回、「森の京都カレッジ」を開催する。春学期では、美山「かやぶきの里」保存の歴史、西の鯖街道の歴史と文化、美山「かやぶきの里」の生活と文化を学ぶ。秋学期では、由良川源流・芦生原生林の植物と動物、由良川と大堰川の魚類、由良川と大堰川の水運、京都府丹波国定公園の建築文化を学ぶ。
5.参加者の感想
美山は、原生林とカヤブキ家だけと思っていたが、色々な切り口から地域の内容について説明があり、充実していた。広い範囲が国定公園になり、人の文化がからんでいることが分かり感動した。しかし、石原先生の芦生のお話の中で、芦生の森でのナラ枯れのことを知り、環境破壊をどうすれば食い止めることができるか、自分でもしっかり考える必要があると思った。また、映像をまじえての民俗芸能の話は印象に残った。美しい写真やビデオで見せていただけて楽しむことができた。さらに、京都丹波高原国定公園文化遺産「食文化」の講座は非常にすばらしかった。講師は美山の歴史・文化に大変詳しく、この方の地域振興に対する情熱が強く感じられた。
6.写真
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