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奈良学習センター 平成29年度 URL:https://www.sc.ouj.ac.jp/center/nara/
プロジェクト名:花とみどりでまちを彩る―奈良に心地よい風景をつくる―
1.プロジェクト概要

自然と共生し、長い歴史の中で培われてきた伝統や文化を有する奈良県の各地には、我々に心地よさを感じさせてくれるその地ならではの固有の風景がある。その風景は、長い年月をかけてそこで生活する人々によって創造・醸成され、継承されてきたものである。風景づくりの本質は、住民の地域への関わりが不可欠であり、誰にも心地よいものでなくてはならない。住民が主体となった“花とみどり”による園芸活動を通して、それぞれの地域に独自の美しい風景を創り出すことが考えられる。本プロジェクトは、「講演会」及び「交流学習会」の2部構成としており、「講演会」では、「花と緑の意義」、「園芸活動の持つ意味」を風景づくりの観点から考えると共に、実施に繋がるデモンストレーションを展開する。講演の後、「交流学習会」を開催し、講師による園芸活動の実践的指導を行い、参加者がそれぞれの地域において「まちを彩る」活動を継続できることを目指す。
講師
北口照美:放送大学客員教授(住環境学/園芸学・造園学)
吉村雅代:花工房「花夢花夢」代表(日本全国で講演や実演を実施)

*実施体制(主催、共催、後援等) 主催:放送大学奈良学習センター
共催:生駒市生涯学習施設たけまるホール
*事務局体制(人数等) 開催責任者:1名(所長)開催スタッフ:奈良学習センター1名、たけまるホール4名
2.プロジェクトの成果
花と緑の役割は、自分にとっての育てる楽しみだけでなく、気象緩和や大気の浄化などの地球環境にも影響を与えること、美しい街づくりにもつながるなど、我々の暮らし中で大きな意義があることが確認できた。
ヨーロッパの公園などで見られる美しい花壇は、多くのボランティアや寄付で支えられている。つまり、「美しく花や緑を育てる」ことは、人々が日常的に、計画的にかかわり続けることの大切さを改めて感じられた内容であった。
講師の実演により、美しく演出する方法、花飾りを長期に楽しむ工夫など、実用的なアドバイスを得ることができ有意義な機会であった。
3.プロジェクトの課題
花と緑でまちを彩るというテーマで、研究者の講演と実践家の講演・実演を交えた。
講演も楽しく聞くことができた様子だが、やや長時間となってしまった。
寄せ植えの実演から、少しの技で花の表情や趣が変化することが実感できた。しかし、参加者には、花と緑にかかわっている方、どのようにすればもっと美しくできるかの方策を知りたい方などもおられ、参加者が実技体験しながら講師や他の参加者と交流できる内容であれば、より活動への意欲が生まれたのではないかと考えられた。
4.今後の展開計画
「奈良に心地よい風景をつくる」という大きな展望のもとで計画されたプロジェクトの小さな第1歩であった。多様な参加者の求めに応える形で、いっそう実践と交流を深めていく形での展開を構想したい。
5.参加者の感想
Nさん:女性
「花とみどりでまちを彩る」というお話を大変興味深く聞かせていただきました。日頃何気なく見ている道端の植栽も 街の風景を構成する一部であり 美しい植栽が生む心地よさが地域の財産になることや その風景を作り出す過程に住民が参加することの大切さを強く感じました。私の住むマンションでも 共有スペースの花壇は 園芸愛好家の方々の手で いつも季節感に合わせた花とみどりが飾られていています。私自身は今までは 目を楽しませてもらうだけでしたが 今日のお話を聞いて 地域の風景を作り出す活動としての花壇作りに参加してみたいと思うようになりました。
6.写真
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