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青森学習センター 平成30年度 URL:https://www.sc.ouj.ac.jp/center/aomori/
プロジェクト名:下北ジオパークにおける歴史・伝統・文化についての講演会開催
1.プロジェクト概要

青森学習センターは、2015年よりむつ市において下北ジオパークについての公開講演会を開いてきた。下北のジオパークが、認定される前からジオパークの関心を高める講演会や、認定後ジオパークの解説員養成の一助となるようなシンポジウムなどを行った。
その過程で、ジオパークは地球科学的な対象に限定されるものでなく、そこの動植物の生態や、人々の暮らし、民俗なども含まれることを学んだ。
そこで、今回は世界ジオパークへの認定を目指すことを含め、民俗という観点から下北についての講演会を開催した。国立歴史民俗博物館の小池淳一先生を講師にお招きした。事前にこの講演会の趣旨を説明し、ジオパークを意識して講演していただくようお願いした。
講演会に多くの人が参加しやすいように、弘前の青森学習センターからバスを運行し、青森駅前と野辺地駅前で参加者をピックアップしてむつ市へ向かった。野辺地駅では八戸サテライトスペースの学生が乗車した。

*関連ウェブサイトURL
https://www.sc.ouj.ac.jp/center/aomori/about/2017/06/09105506.html

*実施体制(主催、共催、後援等)
主催:放送大学青森学習センター
共催:むつ市教育委員会

*事務局体制(人数等)
5名(所長、事務長、広報担当職員、総務担当職員、むつ市教育委員会社会教育指導員)

2.プロジェクトの成果
下北ジオパークをテーマにした公開講演会、シンポジウムを4回開催してきた。下北ジオパークに対して外部からお手伝いができたのではないかと思う。特に、遠方からいろいろな伝手で講師をお呼びしたことなど、放送大学としての独自の寄与ができたのではないかと思っている。
今回の講演では、小池先生が講演で、恐山信仰と石、岩の関連を述べられ、民俗とジオパークの地球科学の対象との関連が直接的に説明されたので、講演会の目的は十分に達せられたと思う。
講演会をむつ市民図書館で開催したが、ここには再視聴施設があり、その施設の宣伝にもなった。
3.プロジェクトの課題
昨年のむつ市でのシンポジウムで、弘前の学習センターからバスを運行した。今回はバスを小型にし、バスの運行を積極的に宣伝したことから、バスの利用が効率化し、より広い範囲の講演会参加者を集めることができた。しかし、弘前からむつ市まではたいそう遠く、これから果たしてこのようなバスの便の提供が必要かどうか検討が必要である。
4.今後の展開計画
下北ジオパークに関連した学習センターの活動は一応の完結を見た。また、さらに下北ジオパーク推進協議会などと連携して、下北ジオパークをさらに掘り下げていく活動を続けていくことも可能だと思う。しかし、日本ジオパークに認定された後の次のステップとして、世界ジオパークに認定されるためにどのようなことが必要か議論を起こし、その目標に向けた活動を考えることもよいのではないかと思う。
5.参加者の感想

6月23日、むつ市立図書館の視聴覚ホールで開催された公開講演会「下北半島の民俗~伝説と信仰の世界~」を聴講しました。青森県内では2016年に下北半島がジオパークに指定されたことをきっかけに観光や食、文化などに注目が集まっています。私も以前、大間崎や恐山を訪ね、大湊で「海軍カレー」を味わったことがありますが、今回は下北地域を長年研究されている国立歴史民俗博物館の小池先生から歴史や民俗のお話を伺うことで、ジオパークをより深く理解することができました。
特に印象に残ったのは「石と信仰」の話で、墓参りのような大きな石ではなくポケットに入るくらいの「小さな石」を持ち歩いたり積み重ねたりすることが供養や御利益に結びつくと信じること、まるで石に「思いや魂を込める」ことで死者と現世をつなぐ信仰があることを知りました。人が日々の生活の中で祈りを捧げること、科学が進歩しても解明できないであろう言葉で表すことのできない「心に宿るもの」(霊魂観や死生観?)とは何かについて、気づきの機会を得ることができました。
私は今年度から教養学部に入学(3年次編入)しましたが、青森学習センターは白神山地や八戸の種差海岸をはじめ、地域が持つ魅力に着目した面接授業が多く、大学が設置されていない地域で公開講演会を開催することで地方の文化・教養の向上に貢献していることを知りました。インターネットでの放送授業と学習センターでの面接授業を併用し、自分のペースで少しずつ学修を続けていきたいと考えています。
(放送大学全科履修生)

むつ市民からのコメント
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6.写真
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野辺地駅前
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バス車内
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講演会の様子
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講師 小池先生
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恐山境内 小石持ち出し禁止の立て札
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質疑応答

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