地域貢献への取り組み
2018(平成30)年度 鹿児島学習センター
施設名 | 鹿児島学習センター |
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年度 | 平成30年度 |
URL | https://www.sc.ouj.ac.jp/center/kagoshima/ |
プロジェクト名 | 「知ることの喜びを 学ぶことへの楽しみへ」鹿児島学習センター公開講演会 |
1.プロジェクト概要 | ||||||||||||||
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鹿児島市内で実施する当センター主催の公開講演会に参加することができない本学学生や一般県民の方々のために、毎年1回、鹿児島市以外の地方へ出向き、本学学生や一般県民を対象とした公開講演会を実施している。今年度は、薩摩半島南部に位置する観光産業に携わる人の多い指宿市で、観光産業の促進、インバウンド事業の拡大につながるようなテーマを設定した。 *実施体制(主催、共催、後援等) *事務局体制(人数等) |
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2.プロジェクトの成果 | ||||||||||||||
指宿市教育委員会の後援を得て、同市で開催した。参加者は西日本一帯に甚大な被害をもたらした豪雨の影響で交通遮断等も懸念されたことから、キャンセルが相次ぎ、定員80人に対し当日受付者3人を含めて25人の参加にとどまった。 第1部は、明治維新150周年の今日、政府は「観光産業の促進」、特にインバウンド政策を強化しており、観光客の動向も大都市から地方へ分散しはじめている現状を踏まえ、観光を、鹿児島を支える産業にするための方策はどうあるべきかについての講演であった。また、第2部では、クルマや携帯電話、カフェやホテルなど全ての商品にはデザインの力が欠かせないことなどを引用しつつ、観光の街で気づいたデザインの可能性について講演いただいた。両題とも観光県を目指す鹿児島、観光地指宿に合致した身近なテーマで、講師の時折ユーモアを交えた分かりやすい語りぶりに、参加者は熱心に講話を聴き、今まで知らなかったことを知る喜びと、もっと学びたいという意欲を喚起するとともに、本学学生の学習支援や地域の方々などの生涯学習を担う放送大学としての周知を図ることができ、有意義な講演会となった。 |
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3.プロジェクトの課題 | ||||||||||||||
公開講演会の案内チラシを作成し、新聞折込や公民館・図書館等へ配布するとともに、報道機関へも告知依頼を行った。また、開催地の図書館や公民館等には直接出向いて広報活動を行ったが、西日本豪雨の影響で参加者は25名だった。なお、地元(指宿市,南九州市,南さつま市)の参加者は、約77%を占めた。 地元参加者や若年層の参加者を更に増やすためにも、広報の方法について工夫する必要があると考える。 |
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4.今後の展開計画 | ||||||||||||||
当センターの公開講演会は鹿児島市で開催することが多いことから、遠方に居住するため講演会に参加することができない本学学生の学習支援や地方の一般の方々に広く放送大学を周知するため、今後も年1回は地方での開催を継続していきたい。 | ||||||||||||||
5.参加者の感想 | ||||||||||||||
第1部の「観光産業の未来像」~観光立県として進むべき道は~ の講演は、観光産業を進めていく中で、全産業ぐるみの事業としての展開が大切であることや、人口減少に伴うインバウンドの二極化に対応するためのおもてなしの大事さが大変わかりやくす納得できたとともに、日頃から指宿に抱いていたモヤモヤとした想いをスパッと切り込んでくださり感激でした。 第2部の「地域・観光におけるデザインとは」~かごしまをデザインしよう~ の講演は、デザインの専門知識と家業再生(地域観光)に生かした話に感動した。また、人生のいろんな経験を踏まえて考えている姿がすばらしいと思ったし、実際の写真やDIYの話なども面白かった。 いずれの講師とも、第一線の経験豊富な方の貴重なお話で時間がたつのがあっという間だった。 |
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6.写真 | ||||||||||||||
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