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岐阜学習センター 2019年度 URL:https://www.sc.ouj.ac.jp/center/gifu/
プロジェクト名:地域・職場防災リーダー育成事業 水害と輪中(伊勢湾台風から60年)
1.プロジェクト概要

これまで、岐阜学習センターでは「防災・減災」をテーマとした講演会や野外学習を開催することにより、地域・職場防災リーダー育成事業に取り組んでいる。
平成26年度から28年度までは「地震」について、過去に県内で発生した地震の概要や近い将来発生が懸念されている南海トラフ大地震など身近な事例・題材を取り上げた。
平成29年度から30年度は、河川管理を視野に「岐阜県さぼう遊学館」を会場として、さぼうの歴史と役割について学習を深め、昨年度は、羽根谷から流れ込む揖斐川、その上流に建設された「徳山ダム」を会場として、野外学習「治水と利水 ―徳山ダムを考える―」を開催した。
今年度は、伊勢湾台風から60年ということで、学習会では、水害と地域特有の「輪中」におけるその機能と役割のほか、輪中地域での生活民具や展示、輪中に関する文献、資料等から輪中について学習し、現場を視察し理解を深めた。

【概要】
日 程 2019年9月8日(日) 12:00~18:00
場 所 輪中館(大垣市入方2丁目1611番地1)
    海津市歴史民俗資料館(海津市海津町萱野205-1)
    長良川堤防決壊現場視察 (安八郡安八町)
内 容 ① 学習会「輪中の機能と役割」
    ② 輪中館見学
    ③ 海津市歴史民俗資料館見学
    ④ 長良川堤防決壊現場視察

*実施体制(主催、共催、後援等)
主催:岐阜学習センター
協力:輪中館・輪中生活館、歴史民俗資料館

*事務局体制(人数等)
客員教員2名、所長、事務長、職員

2.プロジェクトの成果
参加者の多くが、輪中地域や堤防決壊現場を訪れたことのない学生で、この行程に関心が高く、多くの応募があった。岐阜大学名誉教授の藤田裕一郎先生には、向かうバスの中で、輪中の講義や車中から見える地形の説明があり、輪中館ではスライドで講義も行われ、質疑応答も多く、活発な意見交換を行った。歴史民俗資料館に移動し、輪中特有の知恵、河川改修、排水、水防の問題など、また低地の農業や特有の農具、生活にかかわる資料が展示され、機能と役割を理解できた。また揖斐川と大江川の間の地下から発見された金廻四間門樋は圧巻で、明治時代に水位を門の開閉よって調節した建造物がしっかり残っているのに驚いた。最後に安八町の堤防決壊現場を視察し、地元住民で当時を体験した岐阜学習センター事務長の話には多くの質問もでた。各地で節目の講演会や展示が開催されているが実際訪れて、体験できたことに興味が沸き、理解が深まったと多くの参加者から聞くことができ、水害と輪中や防災・減災の意識の高まりの成果が得られた。
3.プロジェクトの課題
昨年度までは、先着順の受付としていたため同じ学生の参加率が高かった。今年度は、初めて往復はがきのみの応募とし、期間を設けより多くの学生が応募できるよう変更した。メールでの応募も検討してほしいとの意見もあり、応募方法は来年度の課題となる。
4.今後の展開計画
自然災害に関する正確な知識と、防災・減災に関する専門的知識を習得し、地域の防災活動に能動的かつ積極的に参加するリーダー的人材を育成するために岐阜学習センター地域貢献事業として引き続き展開したい。
5.参加者の感想
私は野外学習に参加するまで『輪中とは低地にある農村を水害から守るため周りを堤防に囲まれたところ、また宝暦治水のことも少しは知っている。』程度の知識でした。
しかし現地へ向かうバスの中で岐阜大学の藤田名誉教授から伊勢湾台風や輪中について詳しい説明があり、よくわかりました。見学先の大垣市輪中館ではその歴史や多難な暮らしの知恵と工夫を学び、近くの輪中生活館では実際に使われていた民家の母屋や水屋の構造を興味深く見学できました。次いで海津市歴史民俗資料館でも河川改修の規模を大型模型で確かめ、輪中からの排水を担っていた背丈を超える「金廻四間門樋」の実物を通り抜けることで大きさを実感することができました。今回の学習は本当によかったです。
6.写真
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