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地域貢献への取り組み

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地域貢献への取り組み

2020年度 和歌山学習センター

施設名

和歌山学習センター

年度 2020年度
URL https://www.sc.ouj.ac.jp/center/wakayama/
プロジェクト名 オンラインビデオ会議を用いるおうち遊び学び地域で子そだち・子そだて支援の試み
1.プロジェクト概要

2020年は、新型コロナウイルスによるパンデミックで国際社会は混乱に陥り、従来の働き方や学校教育、日常生活の在り方に変革を迫る、歴史的転換点となった。企業や学校は、リモートワークやオンライン授業の急遽推進で対応しようとし、社会におけるあらゆることのデジタル化、オンラインと対面性を融合したハイブリッド化は今後さらに進み、また、進めなければならない。コロナ感染の終息には2~3年かかるとされ、日本各地で発生する自然災害は半ば常態化しており、社会の想定外の危機に備えるレジリエント化を進めなければならない。
本プロジェクトでは、親子で孤立することがさらに増える子育ち・子育て支援の危機の状況に支援者がオンラインビデオ会議で繋がり、ゲームをしたりものづくりをしたり、やり遂げる速さや出来栄えを競って楽しむ遊び学びの子育てリモート支援の試みをする。そのため、①プロジェクト参加メンバーによるICT機器を利用したビデオ会議システム操作の実験と習熟、②オンラインビデオ会議を用いるおうち遊び学びプログラムの内容の策定、そして、2020年の10月から2021年1月にかけて少なくとも月1回、③オンラインビデオ会議を用いたおうち遊び学びプログラムの実施、を行う。本プロジェクト実施を通じて得た経験を総括し、④オンラインリモートと対面式を組み合わせたハイブリッドな子育て支援の在り方について検討を行う。

*実施体制(主催、共催、後援等)
放送大学和歌山学習センター地域コミュニティ支援リーダー塾学生

*事務局体制(人数等)
地域リーダー塾学生 7名、和歌山学習センター

2.プロジェクトの成果
1)2020年9月27日の午前10時半より2時間程、「①プロジェクト参加メンバーによるICT機器を利用したビデオ会議システム操作の実験と習熟」をネットビデオ会議アプリZoomの無料版を使い、学習センターと自宅から参加するオンラインリモートで行った。各メンバーのモバイル環境はスマホ、スマホ+タブレットといった先端ICT機器レベルで、契約通信容量も十分であることが分かった。
2)10月25日の午前10時から2時間、「②オンラインビデオ会議を用いるおうち遊び学びプログラムの内容の策定」に対応する、「つながってみよう」をコンセプトとした、「オンラインリモートおうち遊び学び」を試験的に実施した。プロジェクトメンバーの2組の親子が家から参加した。
3)11月29日10時より2時間、タイトルを「しりとり言葉 もの探しゲーム(遊び)」とする、「③オンラインビデオ会議を用いたおうち遊び学びプログラムの実施」に対応した第一回イベントの募集を行ったが、参加者ゼロであった。プログラム内容を再検討し、国際的に人気となっている日本アニメのキャラクターを使った札取りカードゲームをもとに、『親と子で参加 オンラインリモート遊び「鬼滅の刃」全集中 札取りカードゲーム札取りバトル!』として、2021年1月を「ゲーム練習会」、2月は「ゲーム本大会」として実施した。練習会には親子1組が、本大会ではそのリモートの1組に加え、スタジオ側にコスプレ衣装の親子1組が加わった2組の間でオンラインリモート札取りカードゲームを楽しんだ。指導に当たった講師もコスプレ衣装で、雰囲気を盛り立てた。
3.プロジェクトの課題
オンラインリモートビデオでの遊び学びには、新たなICT周辺機器の購入や高額になる通信費の負担、といったことが参加の高いハードルとなっているのではないかと思われる。ICT機器の操作にも習熟することが求められ、セキュリティに気を配る必要がある。とは言え、子そだて支援にはリアルでも対応し、オンラインリモートでも対応できるようにしていかなくてはならない。
4.今後の展開計画
本プロジェクトを実施したことにより、オンラインリモート環境で使える子そだて支援の遊び学びプログラムが極めて少ないことが分かった。リアルとオンラインを織り交ぜた楽しい新規プログラムの開発や、子どもが是非やってみたいとなる工夫が必要と考える。
5.参加者の感想
A)子どもも初めてということで、興味を持ってくれていた。しりとりやカードゲームなど共通の遊びで競うという内容も、子どもが楽しめるもので良かった。しかし、画面の取り合いなどの問題が途中で発生してしまうことが多かった。2月の札取りバトル本大会の時は、子どもが一人ずつゲームに参加するという方法で対処した。進行役の担当者が、子どもが楽しめるような演出(衣装など)や声掛けをしてくれたおかげで、楽しい時間を過ごせたと思う。
B)リモートの遊びは新しいやり方で、たとえ柔軟な子どもでも戸惑うのではないかという心配もあっただろうに、流行り物の鬼滅を使った(カード、コスプレ)はすごく良い案だった。
C)自分のコスプレのことを知ってるキャラクターなのか心配したけど、わかってくれてお友達にちょっとでも楽しんでもらえてうれしかった。みんなでワーワーできたのが楽しかった。またやりたいと思った。
6.写真
○オンラインリモートおうち遊び学び~つながってみよう! 2020年10月25日10時~12時
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しりとり言葉 もの探し遊びしますよ
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あそこに有った! 早く行かなくっちゃ!
○親と子で参加 オンラインリモート遊び「鬼滅の刃」全集中 札取りカードゲーム札取りバトル!
「ゲーム練習会」2021年1月23日10時~12時 「ゲーム本大会」 2021年2月 6日10時~12時
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「鬼滅の刃」全集中 札取りゲーム練習します
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今日の本番は、コスプレ衣装で来ましたよ!
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バトル開始! はいっ、ありました!
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どっちが早かった?
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今度は大人の札取りバトル 本気です!
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こどもさんが親をします

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