地域貢献への取り組み
2022年度 和歌山学習センター
施設名 | 和歌山学習センター |
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年度 | 2022年度 |
URL | https://www.sc.ouj.ac.jp/center/wakayama/ |
プロジェクト名 | グリーンこども未来塾へ―遊び学び地域で子そだち支援 |
1.プロジェクト概要 | ||||||||||||||
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社会のDX化が進み、学校教育、学びのデジタル化が図られている。制約された日常を送る親子の子育て支援として、ICT機器を使ったリアルとバーチャル融合のオンラインリモート遊び学びを試みてきた。しかし実体験でしか得られない確かなものがリアル世界にはあり、そこに子どもたちの心身の成長がある。デジタル社会はリアルとバーチャル、ホンモノ性、偽装性、フェイクといったことで溢れ、真偽に対する直感性の磨きはデジタル社会を賢く生きる基本の力となる。学びのデジタル化においては、子どものリアル世界での実体験とデジタル世界での仮想の連携理解が必要である。 *実施体制(主催、共催、後援等) *事務局体制(人数等) |
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2.プロジェクトの成果 | ||||||||||||||
1)8月21日(日)13時~16時、イベント「美しむらの わくわく 自然 川遊び !」をかつらぎ町新城の童楽寺、貴志川、地域交流センターにおいて実施。松尾怜氏(和歌山県水産試験場内水面試験地研究員)の指導で子どもたちは川や池の生きもの採取、観察と記録に取り組んだ。収穫野菜でジュース作りをした。取り組み③対応。 2)10月30日(日)13時~16時30分、イベント「美しむらの 里山たんけん 生きもの探し 焼き芋つくり」をかつらぎ町新城の湯子川、地域交流センター「水とみどりの美術館すぎのこ」周辺で実施。國島大河氏(和歌山県立自然博物館学芸員)、中村進氏(伊都郡鳥獣保護管理員/日本鳥学会会員、元高校教員)の指導で、親子の里山探検、川や道端、田の畦の生きもの、植物調査、採取を実施した。取り組み①対応。 3)2023年1月29日(日)13時~15時、イベント「その絵の画像はホンモノ?AIが入り込むデジタル社会の賢い遊び学び」をオンラインリモートビデオ会議で和歌山学習センター第1講義室をスタジオにして実施。吉野孝氏(和歌山大学システム工学部教授)の指導のもと、リモート参加した子どもと「どっちの絵がAIが描いたのか当てよう、AIに絵を描かせる、動く絵をつくらせる、スマホで仮想世界を移動する(体験)」に取り組んだ。楽しく有意義な遊び学びとなった。取り組み②対応。 |
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3.プロジェクトの課題 | ||||||||||||||
自然の中での生きもの探しや魚捕り遊びは、子どもたちを夢中にする。過疎化や耕作放棄地の増加で危険性が増し、現場や方法を知る専門家レベルの協力が必要。オンラインリモート遊びは、まだ課題が多い。 | ||||||||||||||
4.今後の展開計画 | ||||||||||||||
自然の中での子どもの遊びは、リアル世界を知る成長の欠かせない過程である。そのような外遊びがあまり見かけられなくなり、親子で気軽に参加できる自然遊び学びの場を提供していく必要がある。 | ||||||||||||||
5.参加者の感想 | ||||||||||||||
子どもも大人も自然の中でいろんな体験を共有しながら何かを学んでいくことができ、今後もこの活動が是非存続してほしい。・身近な川に、たくさんの魚がいることに驚いた。・色んな虫とか草花の名前聞けてとても喜んでいた。・大人も子どもも楽しんでいたように感じた。ありがとうございました。・焼き芋が熱々でおいしかったです。そんな声が寄せられた。 ビデオイベントは、子どもたちが学校からタブレット端末を持ち帰り、宿題をしたり、オンライン授業を受けたりもしているので、抵抗なく参加できた。子どもが興味を持ちそうな題材を講師の方が選んでくれていたので、とても楽しんでいたように思う。子ども時代にしかできないリアルな体験にプラスして、情報機器を適切に使い、リモートでつながるという方法により、子どもの可能性はさらに広がると思う。情報機器は便利な反面、情報が多すぎて混乱したり、使い方を誤ると危険な目に遭ったりマイナス面もある。難しいことでもあるので、親世代も時代に合わせた学びが必要だと感じます。 |
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6.写真 | ||||||||||||||
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