地域貢献への取り組み

2023年度　島根学習センター

施設名	島根学習センター
年度	２０２３年度
URL	http://www.sc.ouj.ac.jp/center/shimane/
プロジェクト名	公開講演会を活用した広報活動

１．プロジェクト概要

島根県は東西に長く、交通状況も悪いため、県東部に位置する当センター内で開催する公開講演会やセミナーに参加できない本学学生や一般の方々も多い。そのため、県内各地で地元自治体等と共催により「生涯学習・学び続けること」を主眼として講演会を行い、地域社会に貢献するとともに、Web受験やインターネットによる受講など時間や場所を問わずに学習できる放送大学の周知や学生募集等、広報活動の強化を図った。特に、離島や西部地域での開催を増加した。

（隠岐島後）
日時：5月６日（土）14：00～15：30、会場：隠岐の島町図書館
演題：シルクロードの交易と日本、講師：島根学習センター　荒川正晴客員教授

（出雲）
日時：８月５日（土）10：00～11：30、会場：出雲市役所くにびき大ホール
演題：いろいろな英語の学び方～個性・特性にあった学び方の工夫～
講師：島根学習センター　大谷みどり客員教授

（隠岐島前）
日時：１０月７日（土）14：30～16：00、会場：西ノ島町中央公民館
演題：イカは何を見ているのか？、講師：島根学習センター　尾崎浩一客員教授

（出雲）
日時：１０月２８日（土）10：00～11：30、会場：出雲市役所くにびき大ホール
演題：ことばの獲得をささえるもの、講師：島根学習センター　村瀬俊樹客員教授

（浜田）
日時：11月11日（土）14：30～16：00、会場：県立西部社会教育研修センター
演題：岩石と鉱物の世界―日本の国石：翡翠・ヒスイ・ひすいー
講師：島根学習センター　高須晃客員教授

（益田）
日時：11月12日（日）10：00～11：30、会場：益田市立図書館
演題：岩石と鉱物の世界―日本の国石：翡翠・ヒスイ・ひすいー
講師：島根学習センター　高須晃客員教授

（出雲）
日時：１２月２４日（土）10：00～11：30、会場：出雲市役所くにびき大ホール
演題：読むことと書くことの比較文化論、講師：島根学習センター　出口顕所長

＊関連ウェブサイトURL
地元市町村ＨＰ
島根学習センターウエブサイト

＊実施体制（主催、共催、後援等）
主催は島根学習センター、共催は地元市町教育委員会等とし、住民等への広報、申込みの受付等を担当していただいた。
当日の会場準備は協力をお願いし、地元教育委員会から課長等に開会の挨拶をしていただいた

＊事務局体制（人数等）
島根学習センターはそれぞれ広報担当職員1名、事務長1名、地元市町は担当職員各1～２名。
地元市町は広報、当日の受付、挨拶等を担当。当日は課長や他の職員も聴衆参加。

２．プロジェクトの成果

新型コロナウイルスの感染症が５月８日から５類に移行したこともあり、４年ぶりに県内各地で開催することができた。
特に学生数が少ない離島である隠岐の島町と西ノ島町で開催し、単位認定試験がWeb試験となり自宅で受験できることなどをＰＲできた。
参加者からのアンケートでは、専門的で難しい内容もあったが丁寧な説明で満足した方が多く、こうした機会を継続して持ってほしいとの意見も多かった。
また、講演「岩石と鉱物の世界」については、近隣の小学校・中学校・高校にメールで周知したり島根県高等学校文化連盟自然科学専門部会長に周知を依頼したりもした。効果の測定は困難だが、１０代の参加者もいた。

３．プロジェクトの課題

県内市町村の生涯学習講座等については、開催状況や取り組み方(方針)が様々であり、開催決定や放送大学との共催については決定に時間がかかる場合も多い。
また、新年度の講演会の計画は、前年度の２月頃には決定する市町村も多い。
そのため、日程・内容・講師等については、出来るだけ早く(前年度のうちに)協議する必要がある。

４．今後の展開計画

引き続き、地域貢献や放送大学の周知のため、中国山地や隠岐地域等を含め県内各地で講演会等を地元市町村や関係機関と連携して開催していきたい。

５．参加者の感想

「岩石と鉱物の世界―日本の国石：翡翠・ヒスイ・ひすいー」
鉱物の成り立ちから日本の翡翠文化、特に出雲と翡翠との関り等、話がまとまっていて聞きやすく、興味がわいてきました。化学式も分かりやすかった。また、国内の産地別の実物が見て触ることができ、貴重な経験となりました。久しぶりにワクワクした講演でした。
他の鉱物の続編など、今回のような講演会を行っていただきたいです。

６．写真

地域貢献への取り組み

2023年度 島根学習センター

2023年度　島根学習センター