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地域貢献への取り組み

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(放送大学エキスパート)
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地域貢献への取り組み

2024年度 岡山学習センター

施設名

岡山学習センター

年度 2024年度
URL https://www.sc.ouj.ac.jp/center/okayama/
プロジェクト名 岡山学習センターにおける入学生獲得・就職支援プロジェクト2024
1.プロジェクト概要

岡山学習センターでは入口戦略として、若年層の入学生獲得に力を入れており、今年度は放送大学に入学の可能性が髙いと思われる岡山県下の通信制高校を訪問し、高等学校の進路指導担当教諭等に対して放送大学の説明を行うとともに、今後の入学生獲得につなげるために担当教諭等から聞き取り調査を行った。また、岡山県下の児童養護施設を訪問し、放送大学の特徴についての説明や放送大学独自の奨学金を含む大学進学をサポートする支援制度の案内を行った。さらに、地域住民に向けた広報活動の一環として、岡山市・倉敷市・浅口市・新見市・津山市・真庭市・西粟倉村との共催で10個の連携講座を開催した。出口戦略としては、学校・企業就職担当者情報交換会へ参加し放送大学の教育体制等をPRするとともに、おかやま新卒応援ハローワークの担当者と打合せを行った。

*関連ウェブサイトURL
https://www.sc.ouj.ac.jp/center/okayama/news/2024/05/01100000.html
https://www.sc.ouj.ac.jp/center/okayama/about/open.html

*実施体制(主催、共催、後援等)
岡山市瀬戸公民館及び岡山学習センター共催、岡山市妹尾公民館及び岡山学習センター共催、
倉敷市教育委員会及び岡山学習センター共催、浅口市教育委員会及び岡山学習センター共催
新見市教育委員会及び岡山学習センター共催、津山市教育委員会及び岡山学習センター共催
真庭市教育委員会及び岡山学習センター共催、西粟倉村あわくら会館及び岡山学習センター共催

2.プロジェクトの成果

入口戦略については、入学者獲得の広報活動を行うとともに、以下のとおり情報収集を行った。

(1)通信制高校等訪問
ひとくちに通信制といっても通学コースや各種技能・資格を身につけるコースなどもあり、その形は様々であった。また、学力不足や体調面、人間関係の兼ね合いといった理由でなく、自分にあった学習スタイル、やりたいことができるといった積極的な理由で通信制高校を選択する生徒もおり、価値観が多様化していることを窺い知ることができた。高校側からは、生活面のフォローアップのほか、資格取得、就職支援といった事項に関する質問、要望が多く、若年層学生獲得を加速するためには出口対策が必須であることをあらためて実感した。一部の高校からは、生徒の進学先について保護者の意向も大きく関与しているとの情報があったので、保護者向けの広報も有効であると考えられる。高校の進路指導教員等に対しても、多種多様な方法でのアプローチを検討していく必要がある。なお、ある高校からは、岡山学習センターが岡山大学(母体校)キャンパス内にあることについて学生にとって充実した環境であり他の通信制大学にはないメリットであるとの発言があった。今後も増加していくと考えられる通信制大学のなかで放送大学を選んでもらうためには、放送大学ならではの強みや魅力を見つめなおし、そこに重点を置いて広報活動を進める必要があると思われる。

(2)児童養護施設訪問
近年の入所児童の傾向として、1.被虐待児童の増加、2.発達障害児の増加、3.入所期間の短期化(入所時年齢が高くなっている)が挙げられることが聞き取りにより分かった。また、地元の進学校や高等専門学校に通学している子供が入所している施設もあれば、被虐待・発達障害等の事情から大学進学者はいない施設まで、入所している子供の状況は各施設により千差万別であった。複数の施設で自立支援コーディネータ等の職員が配置され、一部の施設では入所者の進学率が上がっていることを実感しているとの発言もあった。奨学金制度等についても、施設側で十分に情報収集を行っており、この度は文部科学省・JASSOの修学支援・生活支援及び放送大学による修学支援の案内を行ったが、公益財団法人等では更に手厚い修学援助を行っているとの発言が施設側からあった。また、多くの児童養護施設から、「学習意欲がそれほど高くはない子供たちが、リタイアせず、学習を継続(卒業)するための大学側のサポート体制」についての質問や意見があった。施設側でも定期的に面談を行う等の子供の見守りを行っているが、学習を継続することが難しいとのことであり、放送大学としても、児童養護施設入所者等に対する特別な学習支援について検討の余地があると考える。

3.参加者の感想
・自治体連携講座共催者(公民館館長)の感想:
先生の経験談と写真資料でとてもわかりやすかったというご意見を多く聞かせていただきました。私自身も家に持ち帰り、家族で反省やら今後の事やら、いろいろ考えさせられる良い機会となりました。参加者がお帰りの際、「こんないい話、もっと大勢の人に聞いてもらいたいわ。」と、言い残されたのが、心に残っています。(浅口市連携講座「介護・看取りを考える~妻を14年間介護した経験などを踏まえて~」)
4.写真
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