地域貢献への取り組み
2024年度 和歌山学習センター
| 施設名 | 和歌山学習センター |
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| 年度 | 2024年度 |
| URL | https://www.sc.ouj.ac.jp/center/wakayama/ |
| プロジェクト名 | まち山村交流グリーンこども未来塾実践 |
| 1.プロジェクト概要 | ||||||||||||||
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地域から子どもたちが安心して遊ぶ場所がなくなっている。子どもは広場や自然の中で、群れて思い切り遊び学びをして豊かに育つ。人口減少の日本社会はDX化を推進し、AI利用へと動く。デジタル化、AI化がもたらす未来社会はリアルとバーチャル、フェイクが入り混じり、子どものリアル体験に乏しい学び育ちが課題となる。 *実施体制(主催、共催、後援等) |
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| 2.プロジェクトの成果 | ||||||||||||||
| 地区公民館と連携し親子で参加する「山村里山探検、生きもの探し、地域味覚体験」を摂南大学農学部応用生物科学科講師・國島大河氏、環境省自然公園指導員/日本鳥学会会員・中村進氏の両講師の指導で夏と秋に実施した。さらに「タブレットでドローンを飛ばそう空撮してみよう」を和歌山大学戦略情報室教授・満田成紀氏の指導で秋に実施した。 (1)8月4日(日)10時~14時(12時~13時:休憩)かつらぎ町新城公民館に集合し両講師の指導のもと湯子川に移動して、水中や水辺の生きものを採取した。地区子ども会が手作りした魚獲り仕掛けをしていたこともあり(許可申請不要)、多くの生きものを得た。講師の解説の後、リリース。公民館では、地区の人の手作りカレーが出され、美味しくいただいた。「生きもの知りたいコーナ」があり、講師に質問したり、連れて外に出たりした。 (2)10月19日(土)13時~16時 降雨のため、主に室内で実施。少し建物周辺で生きもの探し。講師が来がけに採取した生きものや持参した生物標本を用いての話や、スライドをテレビ画面に写して珍しい昆虫や渡り蝶、貴重な植物の話などクイズ解きもあり、ユニークで楽しい生きもの授業となった。地区子ども会が栽培収穫した芋の蒸しものが提供された。 (3)11月9日(土)13時~16時 かつらぎ町立四邑公民館において、講師からドローンの有用性や将来性、実際の操作方法などの説明。子どもたちにドローン操縦の基本を指導した後、離れた場所に輪を置き、離陸してそこを通り抜けて戻り着陸するゲームに挑ませた。子どもたちは難しいと言いながら挑戦した。プログラミングによる制御も話されたが、ハードルが少し高そうであった。 |
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| 3.参加者の感想 | ||||||||||||||
| 1回目は夏の開催ということで、午前からの開催となりました。地域の子どもたちで事前にお魚を捕るしかけを作成し川に設置したところ、たくさんのお魚を捕まえることができ、子どもたちも喜んでいました。2回目は、雨予報のため参加者が少なかったですが、最初の30分だけ外の散策もできて良かったです。先生方が室内用の題材も用意してくださっていたので、子どもたちも興味を持って参加できていました。焼き芋ができず残念でしたが、地域の子どもたちが作ったサツマイモを蒸し芋にしておいしくいただきました。過疎地域での町おこし的なプロジェクトはたくさんありますが、講師の先生をお招きして、子どもも大人も自然の中でいろんな体験を共有しながら新たな学びができ、山村留学の体験が得られてよかったです。3回目のドローン操作体験は、生活の中で様々な用途で今後使われていくことが予想されるというお話があり、まずは遊びの要素を入れながら、最新技術の入口を学んでいくという体験は、とても意義のあることだと思います。子ども時代にしかできないリアルな体験にプラスして、情報機器・最新技術を適切に使っていくことで、子どもの可能性はさらに広がると思います。 | ||||||||||||||
| 4.写真 | ||||||||||||||
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