地域貢献への取り組み

福井学習センター

福井県は「恐竜王国」として知られ、世界を先導する第一線の研究が行われている。しかし、一般の方が恐竜研究の実際に触れる機会は多くなく、その全体像はほとんど知られていない。そこで、本プロジェクトでは、発掘の現場から標本や研究成果が博物館に展示されるまでの間に、大学などではどのような研究・教育が行われているか、一連の流れを様々な立場から解説し、実際の発掘現場の裏話、博物館での研究や展示の工夫、大学における恐竜学教育の最前線など、恐竜研究の多様な側面を分かりやすく紹介するシンポジウムをオンライン配信とのハイブリッドで開講する。シンポジウムを通して、恐竜を中心とした自然史研究に関する理解を深め、幅広い知識を習得していただくことで学ぶ楽しさを感じてもらうことが目的である。県外から2名の講師を招き、以下に示すような2部構成とする。

第1部：「発掘の舞台裏」
　　　　福井県の発掘現場：何がどのように発掘されるのか？
　　　　福井以外の国内発掘現場の特徴、海外での発掘

第2部：「博物館展示、大学研究の最前線」
　　　　発掘された化石はどのように研究・展示されるのか？
　　　　大学での研究生活、大学教育と次世代の恐竜学

また、本プロジェクトでは、福井県が注目を集めるテーマで地域住民に広く学習の機会を提供することで、放送大学の認知度を向上させ学生確保にも繋げることも目的としている。広報活動においては、福井県、福井市教育委員会に後援を依頼するとともに、県内教育機関や図書館などへ周知依頼する。また、シンポジウム終了後に、入学相談会も実施する。