【事業の目的】
島嶼地域である沖縄県は施政方針の項目の一つに、「学びと生きがいを支える多様な生涯学習環境の実現」を掲げ、離島等の遠隔地の自治体と連携協力して、場所を問わず、学びたいときに自発的に学べる環境づくりに向けて、遠隔講義配信システムの利用促進など広域的な生涯学習推進体制の充実に取り組んでいる。これを踏まえ、沖縄学習センターでは放送大学が有する豊富な教育資源を活用した様々な学びの機会と場の提供に努めている。
2023年度及び2024年度は、宮古島市、石垣市を対象として、対面及びオンライン(Zoom同時双方向)により公開講演会を開催し、放送大学の周知を図るとともに沖縄SC職員が沖縄本島から会場に出向き入学相談会を行うことにより学生確保に努めた。本年度は、沖縄本島の中北部地区の図書館等から公開講演会開催の要望もあることから、北部(やんばる)地区の中心である名護市立図書館、及び中部地区ではうるま市立図書館を会場に、対面による講演会を共催で実施し、知識を還元・提供しながら放送大学の周知、案内を行う。沖縄学習センターは、北部(やんばる)地区やうるま市から交通の利便性が必ずしもよいとはいえない。地域自治体(図書館)と協同で知識の還元・提供活動を企画することにより、地域貢献だけではなく、引いては放送大学の周知及び学生確保に寄与することが期待でき、実施する意義は大きいと考える。
【事業の内容】
今回の公開講演会は、地域自治体(図書館)に講師を派遣し対面で講演を行う。講師は、沖縄学習センターの面接授業の講師又は次年度講師候補を予定している。講演内容や開催日時については、図書館の要望も取り入れながら、演題や講師を決定する予定であり、現在、両図書館と調整中である。講演会終了後は、入学相談や学習相談(在学生向け)も実施し、学生確保に努める。
【事業の効果】
本講演会は、両地区の住民に対し、高等教育機関としての学びの提供と生涯学習の推進に基づく広報活動(学生募集)に繋ぐことができる。
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