地域貢献への取り組み

徳島学習センター

放送大学の単位認定試験、通信指導のＷｅｂ化により、新入生、高齢学生を中心に在学生のパソコン講習会の開催に対する要望が高まっている。当センターでは2023年度より、徳島同窓会の協力を得てパソコン講習会を当センター内で年２回開催するとともに、徳島県南部の美波町及び徳島県西部の三好市で同窓会員増強も目指して一般向けの講演会とパソコン講習会を開催した。それらのイベントを通して徳島同窓会との強固な協働体制が構築できたが、当センターから離れた地域に住み当センターでのパソコン講習会への参加が困難な学生においては学習環境に大きな地域格差が生まれていること、並びにその学生への学修支援の必要性を痛感した。

そこで本年度は当センターで開催する年２回の講習会の他に、学習センターから離れた地域に住む在学生を主対象としたパソコン講習会を、県南部（阿南市）・西部（美馬市）の２箇所で開催する。また、学生確保に向け、一般市民向け講演会とオープンキャンパスを鳴門市で開催する。

当センターでは鳴門市在住の学生が徳島市に次いで多い。また、兵庫学習センターより徳島学習センターの方が交通の便がよいことから、兵庫県南あわじ市、洲本市在住の学生が2007年度から332名が当センター学生として入学し、現在も17名が在籍している。そのため、今年度は鳴門市で一般市民向け講演会を開催することで、鳴門市だけでなくその地域の学生確保も期待できる。また、鳴門市及び鳴門市教育委員会の後援を得て「阿波の歴史と鳴門」をテーマに教養講座として一般市民向けに開催することで、同市及び同市委員会との連携を深める。

また、徳島同窓会には、鳴門市でのイベントの際に一般社会人向けの大学紹介や、パソコン講習会に参加した在学生に対し、先輩として学習面での相談や助言なども行ってもらう。今年も継続して協働して取り組んでもらい、当センターにおける学生活動並びに同窓会活動の活性化を目指す。