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滋賀学習センター 平成26年度 URL:http://shiga.ouj.ac.jp/
プロジェクト名:放送大学滋賀学習センターと湖南ネットしがの連携による地域ICT教育リーダーのパワーアップ講座
1.プロジェクト概要
写真
チラシPDF

地域で活躍するICT教育リーダーは、一般成人や外国人、児童などへの教育に従事し、自らの教育指導力を一層高めるための学習ニーズを有しているが、そのニーズを満たす機会にはあまり恵まれていない。そこで、滋賀学習センターでは、ICT教育リーダーのニーズに応えるために3ヶ年計画で標記事業を実施する。実施初年度は、NPO法人湖南ネットしがと連携し、ICT教育リーダーの学習ニーズをふまえ、①ICT社会の現状と動向に関する新しい情報や②ICT教育に役立つ専門知識を学ぶことができる講座を開講する。

①については主に放送大学情報コースの専任教員または当学習センターの客員教員に、②については県内大学教員に協力を依頼する。

 

第1講義
「子どもを守り育むICT教育」京都ノートルダム女子大学 神月 紀輔 教授

第2講義
「情報と社会そして人間」放送大学 川合 慧 教授

第3講義
「地理・地図情報の教育における活用」滋賀学習センター 秋山 元秀 客員教授

 

*実施体制
(主催、共催、後援等)
主催:放送大学滋賀学習センター、NPO法人湖南ネットしが
後援:滋賀県教育委員会 
*事務局体制(人数等) 放送大学滋賀学習センター:所長、事務長、職員1名 計3名
NPO法人湖南ネットしが:理事長、職員1名    計2名  総計5名
2.プロジェクトの成果

11月30日(日)に学内外より講師を招き、ICT教育に関する後述の3講座を開講、44名が参加した。(内訳:本学学生24名、地域のICT教育リーダー12名、一般5名、関係者3名)

第1講義では「子どもを守り育むICT教育」と題し、京都ノートルダム女子大学の神月 紀輔 教授が講演。ネット社会は本来、大人向けの社会であり、社会経験の少ない子どもは犯罪の被害者やネット依存になりやすいことを説明され、地域で活躍する教育リーダーの関わりが非常に重要であることを強調された。本講座を機に、子どもたちを守る取り組みが地域においてさらに推進されることを期待したい。

続く第2講義「情報と社会そして人間」(本学 川合 慧 教授)では、ビットコインとシンギュラリティ(技術進歩の特異点)が経済システムや人間の知能領域に影響を及ぼす可能性が大きくなっている状況を、第3講義「地理・地図情報の教育における活用」(当学習センター客員教員 秋山教授)では、GIS(地理情報システム)と地域データをリンクさせていくことによって人々の地理・地図への関心や活用法が発達することに加え、現代は教育面からその可能性を拡げていく時代にあることが説明された。

3.プロジェクトの課題
内容の充実した講座にも関わらず、参加者が定員(100名)に満たなかったことが反省点として挙げられる。広報やわかりやすい講演題目にするなど、さらなる工夫が必要であると考える。
4.今後の展開計画
本事業は3ヶ年計画での実施を想定しており、地域リーダー養成として一過性のものではなく、ICT教育リーダー活動の滋賀県内全域に渡る広域的な発展に寄与するべく、2015年度についても、NPO法人湖南ネットしがと協議し、引き続き事業を展開する。
5.参加者の感想
NPO法人湖南ネットしがにおいても、子どもたちをインターネットの危険から守るため、学校や各種団体への出前講座をしていますが、神月先生の講義を聴かせていただき、大人がしっかりとした大人であること、そして、子どもたちに楽しく、安全なインターネットの使い方を伝えていくことが必要であると改めて実感しました。
6.写真
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神月先生1
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神月先生2
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川合先生1
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川合先生2
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秋山先生1
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秋山先生2

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