インターネット配信公開講座でオープンバッジを発行・運用する仕組みが、第6回IMS Japan賞「優秀賞」を受賞しました。

放送大学学園が運営するインターネット配信公開講座(LMS)でオープンバッジを発行・運用する仕組みが第6回IMS Japan賞の『優秀賞』を受賞しました。



受賞内容

放送大学学園は、オンライン上で学習ができる「インターネット配信公開講座(以下「LMS」という。)」を2020年5月に開設しました。

学習者は、LMSにおいて修了条件を満たすことで、PDFデータである認証状に加え、オープンバッジとよばれるデジタル証明書を獲得することができるようになりました。

獲得したデジタルバッジは一覧化されるため、受講者はその獲得状況を通じて自身の学習状況を確認できるとともに、獲得や利用がモチベーションとなり、学習の促進・活性化が期待されます。また、デジタルバッジはLMSからダウンロード又はリンクを取得することで証明書として自分のブログやSNSで公開することができるほか、入試や就職の際に電子履歴書として利用が期待されるなどのメリットがあります。

また、複数講座の修了に対応したオープンバッジが発行できるとともに、単一の講座修了だけでは十分に示すことができなかった複合的なスキルを、管理者が定める任意の講座群を受講修了することで得られるデジタルバッジで証明し、共有できます。

評価

将来的には成績証明書型のものも含めデジタル・クレデンシャル・エコシステムを構想していること、他システムとの連携も想定した設計であること、学習者の継続的な学習を支えようしていること等が評価されました。また、海外委員からは、2014年の放送大学MOOCでオープンバッジを採用し、今回事業化したという点が評価されました。

IMS Japan賞とは

IMS Japan 賞は、国際的に評価の高い、IMS Global Learning Consortium の Learning Impact Award(LIA)に範をとり、テクノロジーの教育利用に多大な貢献のあった優れた挑戦を顕彰します。技術標準の相互運用性を効果的に利用して教育デジタル・エコシステムを実現するなど、教育・学習のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現したもの、あるいは IMS 技術標準の国内普及に貢献のあった作品や実践などが該当します。

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