231オーディトリアム~米仏映画黄金期への招待~『シェーン』『我等の生涯の最良の年』『大いなる幻影』『霧の波止場』放送大学(BS 231ch)にて8月13日(土)より放送!
オーディトリアムとは、キャンパス内の大小の講堂やホールを総称したもので、大学では講演会・コンサート・映画上映などが催されており、学生・教員のみならず地域住民に上質の文化生活を提供している。昨年12月より、放送大学では“映画”に焦点を当て、「231オーディトリアム」をお届けしている。
海外では既に映画学が体系化され学ばれており、我が国でも人文系の領域を中心に研究者が育ちつつある。「231オーディトリアム」を通して、第一人者による解説と共に、映画本編を視聴し、時代背景や映像表現についての学びを体験することができる。
番組では現代の芸術と文化に大きな影響を与えた、第二次世界大戦前後の黄金期の映画『シェーン』『我等の生涯の最良の年』『大いなる幻影』『霧の波止場』を講義の主題として用い、映画全編を上映後に放送大学教授による講演を行う。
シェーン
1953年のハリウッド映画不朽の名作『シェーン』。
言うまでもなく西部劇の古典、同時にファミリー・メロドラマとしての要素も持ち、映画における “ジャンル” という概念を説明する好適な題材。
全編を宮本陽一郎放送大学教授による講演と共にお届けします。
出演
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宮本 陽一郎(放送大学教授)
放送日
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8月13日(土) 21:00~
我等の生涯の最良の年
1946年に制作されたハリウッド映画。
大戦後、復員兵たちが市民生活で直面する社会問題を描きます。
作品を通じ、宮本陽一郎放送大学教授がアメリカ社会の「戦後」を考えます。
出演
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宮本 陽一郎(放送大学教授)
放送日
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8月20日(土) 20:15~
大いなる幻影
1937年のフランス映画『大いなる幻影』。
第一次大戦時、ドイツ軍の捕虜になったフランス軍兵士の収容所生活をとおし、様々な階層の兵士たちの絆、彼らとドイツ軍将校との敵味方を超えた友情を描き、人道主義の立場から戦争を批判した映画。
野崎歓放送大学教授による講演と共にお届けします。
出演
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野崎 歓(放送大学教授)
放送日
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8月27日(土) 21:00~
霧の波止場
1938年のフランス映画『霧の波止場』。
主演ジャン・ギャバンのキャリアの中で最重要の一本。戦争間近の社会の不安を色濃く反映しながら独自のメランコリックな美学を開花させた、詩的リアリズムの代表作としてフランス映画史上特筆される作品。
全編を野崎歓放送大学教授による講演と共にお届けします。
出演
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野崎 歓(放送大学教授)
放送日
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9月3日(土) 21:45~
担当
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岡川 広樹
番組の見方
BS放送の放送大学(BS231ch)よりどなたでも無料でご覧いただけます。上記日程以降にも再放送を行います。詳しくは放送大学ウェブサイト「番組表」をご覧ください。