「北海道新聞」に北海道学習センターの在学生の記事が掲載されました

2023年4月28日「北海道新聞」に北海道学習センターの在学生の記事が掲載されました。

いずみ ワクワクの新学期 2023.4.28
昨年、放送大学に入学した。夫は友人らに「妻が女子大生になった。学割とシルバー割、どちらを使うか迷ったりするんだよ」と話し、笑いを取っている。実際には、まだ学割を使ったことはない。
入学後、変化したことの一つが夫婦の会話だ。孫や家庭菜園など身近なテーマのほかに、講義の内容や提出するリポートに関する話題が加わり、ちょっとだけ文化的になった。
大学に入ってから、初めての経験や新発見も多い。放送大学の北海道学習センターは、北大のキャンパス内にある。土日に行われる面接授業のため、構内の並木道を歩くと、木を登ったり、下りたりするリスに出合えた。ランニングする人々や池のほとりでオカリナを奏でる人、すれ違う外国人など、私にとって非日常であり、四季折々の風景を楽しめるすてきな通学路である。
面接授業には、さまざまな学生が集まって来る。子どもに弁当を作って参加したというお母さん学生。今日は札幌に1泊しなければならない、と話す遠方から来た青年学生。耳が遠いので一番前に座るというシニア学生。月曜から仕事がある学生も多い。皆、頑張っている。
面接授業では、講義内容だけでなく、さまざまな背景を持つ学生の中で、社会を学ぶことができる。学び続ける力も、もらえている。
4月、ワクワクの新学期が始まった。
大原 美奈子(69歳・学生)=三笠市

※北海道新聞社許諾D2305-2405-00026522

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