「公明新聞」に放送大学の記事が掲載されました

2023年9月19日「公明新聞」に放送大学の記事が掲載されました。新規タブで開く

いきいきシニア 生涯学習の場 放送大学の魅力 自分のペースで学べる
生涯学習やリカレント教育(社会人の学び直し)の重要性が注目されています。中でも、シニア世代にとって、お勧めの場が「放送大学」です。テレビ放送やインターネットなどを使い、自分に合ったスタイルで学べるのが大きな魅力です。
放送大学は、文部科学省・総務省所管の通信制大学です。今年で創立40年を迎えました。入学試験はなく、意欲があれば書類審査のみで入学できます。10代から90代までの幅広い年代が在籍しています。
学位取得も可能
最大の特徴は、場所や時間を問わず、自分のペースで学べる点です。次のようなスタイルがあります。
①	放送授業/BS放送やインターネット等で視聴
②	オンライン授業/インターネットですべての学習を完結
③	面接授業/講師から対面で学ぶ
④	ライブWeb授業/リアルタイムで遠隔からの講義を受講
放送大学は教養学部で構成され、目的に合わせて三つの学び方を選ぶことができます。「全科履修生」は、主に大学卒業(学位取得)をめざす人向けです。4年以上在学し、所定の124単位以上を取得すると卒業が認定されます。
卒業を目的としない学び方もあります。自分の好きな科目を1年間在籍して学ぶ「選科履修生」や、半年間限定で1科目からでも学べる「科目履修生」を選択可能です。中学校卒業や高校中退の人でも、まずは選科履修生か科目履修生を選び、一定の条件を満たせば、全科履修生として入学できます。
学生同士の交流
在学生のうち、50代以上が5割近くを占めています。
こうしたシニア世代にお勧めなのが、全都道府県に設置されている学習センターやサテライトスペースの活用です。57カ所設置され、面接授業はもちろん、放送授業やオンラインでは体験できない実験や実習に取り組めます。
センターによっては、合唱団や写真部といったサークル活動や大学祭も行われるなど、学生同士の交流も盛んです。充実した〝キャンパスライフ〟を満喫できます。
学ぶ喜び実感
「年代が上がるにつれ、学位取得にこだわらず、学ぶこと自体を目的としている人が多くなっている」。放送大学広報担当者が述べるように、シニア世代の多くが、学び直せる喜びを感じています。
家庭の経済事情から大学進学を断念し、就職したという80代男性。大学卒業を目的に入学しましたが、次第に学ぶ魅力に取りつかれ、現在も在学して学業に励んでいます。また、大学で経済学を専攻していた70代の男性は、違う分野も学びたいと入学。歴史や文学などを幅広く学ぶとともに、趣味を生かしたサークル活動にも取り組んでいます。
同担当者は「放送大学では、一流の講師陣によるレベルの高い授業を提供している。人生100年時代を充実させるための選択肢の一つにしてほしい」と語っています。
写真: 面接授業の様子(放送大学提供)
イラスト:主な特色 書類審査で入学可能 テレビやオンラインでいつでも学べる 学生の5割近くが50代以上 面接授業、サークル活動で人と交流

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