放送大学テレビBS231ch この春始まる生涯学習支援番組のご紹介
放送大学では、2023年4月1日以降(2023年度第1学期以降の授業期間)、学生及び視聴者へのサービス向上等のため、BS231chをメインチャンネルに据えてBS232chをサブチャンネルとする番組編成に改定いたします(ラジオ授業チャンネル(BS531ch)の変更はございません。)。
BS231chでは生涯学習支援番組の新番組を下記のとおり続々と放送してまいります。ぜひご覧ください。
16番目の授業 現代の国際政治('22)~ロシアのウクライナ侵攻を考える~
2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻。長期戦の様相は、国際社会を巻き込み国際秩序全体に深刻な影響を与えている。現代の国際政治を理解し判断する「現代の国際政治(’22)」の授業全体をふまえ、新たに生じた事態を中長期的な視点から考える。ウクライナ侵攻とその影響を安全保障や経済、外交、国際社会の在り方といった課題を、外部の識者のインタビューも加えて検討する。
出演者(敬称略・順不同)
- 高橋 和夫(放送大学名誉教授、国際政治学者)
- 鈴木 一人(東京大学教授)
- 白鳥 潤一郎(放送大学准教授)
- 合六 強(二松学舎大学准教授)
- 小泉 悠(東京大学専任講師)
放送日
- 3月25日(土)18:00~
数理・データサイエンス・AI 専門講座 多変量データ分析実践の基礎(全5回)
数理・データサイエンス・AIの学修で応用基礎レベル教育を終えた人が、各領域で専門家としてデータから意味を抽出、現場にフィードバックして活用する能力の育成を目指す番組。課題の抽出からデータ分析、解決策の導出の流れを解説、実際のデータセットでその実践ができる技能の習得を可能なものとする。
出演者(敬称略・順不同)
- 渡辺 美智子(立正大学教授)
- 藤井 良宜(宮崎大学教授)
- 菅 由紀子(Rejoui社長)
- 朝日 弓未(東京理科大学教授)
- 黒田 正博(岡山理科大学教授)
ほか
放送日
- 第1回 重回帰分析:3/27(月)7:30~
- 第2回 クロス表と決定木分析:3/28(火)7:30~
- 第3回 クラスター分析:3/29(水)7:30~
- 第4回 主成分分析:3/30(木)7:30~
- 第5回 時系列分析:3/31(金)7:30~
16番目の授業 ダイナミックな地球 ジオストーリー 私たちの暮らしと地球の営み
ジオストーリーとは、長大なタイムスケールでの地学的現象の結果できた現在の地形・地質などと、その上で営まれてきた生態系や人々の暮らしとの関連性を紐解く「地学的風土記」である。災害教育や地域振興の場で重要視されつつあるジオストーリーという概念を紹介し、あらためて「地球」の理解と私たちの暮らしを結びつける考え方を提示する。
出演者(敬称略・順不同)
- 山崎 晴雄(東京都立大学名誉教授)
- 大森 聡一(放送大学教授)
- 宮園 美海(俳優・ナレーター)
放送日
- 4/1(土)9:00~
BSキャンパスex特集 権利擁護と意思決定支援(全2回)
(第1回)高齢化が急速に進み、医療や福祉への支援への需要が増大する見通しだ。認知症高齢者も増加傾向にあり、介護が必要になっても暮らしやすい社会づくりが課題となっている。病気や老いと共に自分らしい暮らしを続けるにはどうすればいいのか?その対策の一つとして「後見制度の利用促進」が進められている。地域の中で孤立することなく、自分らしく生活できる社会の実現を目指して、医療や福祉、地域による支援のあり方を考える。
(第2回)人生100年時代。ひとは高齢になると判断力が低下したり、病気や障害などで自らの意思を示すのが難しくなることがある。一方で、判断力の弱い人や、意思表示の困難な人を介護・看護する側になったとき、「本人が何を望んでいるのか?」と戸惑うことも。こうした局面で、どうすれば、「本人の意思」を尊重できるのか?認知症の高齢者、精神障害者の専門家、弁護士とともに考える。
出演者(敬称略・順不同)
- 鳴本 翼(弁護士)
- 大曽根 寛(放送大学特任教授)
- 石丸 昌彦(放送大学教授)
- 井出 訓(放送大学教授)
- 伊藤 友希(ディレクター)
放送日
- 第1回 権利擁護支援と成年後見制度
:4/1(土)20:15~ - 第2回 保健医療と社会福祉における意思決定支援の実践
:4/8(土)20:15~
“科学”からの招待状 大統合自然史第二部 地球を知る(全2回)
宇宙誕生から現在の文化文明に至るまで、自然界で起きたあらゆる出来事をひとつの歴史として理解する試み「大統合自然史」。第二部は「地球を知る」と題し、私たちにとって最も身近な環境である「地球」を様々な角度から見つめ、その姿を浮き彫りにしてゆく。
「地球と兄弟星 それぞれの道」では、JAXA宇宙科学研究所の佐藤毅彦教授が、地球という星の特異性について、同じ太陽系の固体惑星である金星と火星との比較をとおして解き明かしてゆく。
「地球史と人類史が重なるとき」では、人類活動が環境に大きな影響を及ぼす現代にあって生命豊かな地球を維持するために私たちができることを、総合地球環境学研究所の阿部健一教授が考察する。
出演者(敬称略・順不同)
- 佐藤 毅彦(JAXA宇宙科学研究所教授)
- 阿部 健一(総合地球環境学研究所教授)
放送日
- 地球と兄弟星 それぞれの道
:4/1(土)21:00~ - 地球史と人類史が重なるとき
:4/8(土)21:00~
“科学”からの招待状 生命にまつわる”常識”を疑う!?(全2回)
地球外生命を探査するプロジェクトが進む中「生命とは何か」という問いが改めて注目されている。生物学・物理学・化学・天文学の立場から生命の”起源”に迫る2回シリーズ。第1回は「生命と物質はどれほど異質か」。生命現象を支える化学プロセスが明らかになるほど、生命の中で起こることが「物質が織りなす現象」として理解できるようになった。生命と物質の関係をどう見るのか。「生命」にまつわる最先端の議論を展開する。第2回は「系外惑星に生命は宿るか」。太陽系以外の惑星、すなわち系外惑星の探査・観測によって宇宙に生命を探す取り組みや、「細胞もどき」を作って生命らしさを示す分子システムの構築の試みなどを紹介し「生命」にまつわる最先端の議論を重ねていく。
出演者(敬称略・順不同)
- 安池 智一(放送大学教授)
- 市橋 伯一(東京大学教授)
- 成田 憲保(東京大学教授)
- 柳澤 実穂(東京大学准教授)
- 豊田 太郎(東京大学准教授)
放送日
- 第1回 生命と物質はどれほど異質か
:4/11(火)21:00~ - 第2回 系外惑星に生命は宿るか
:4/18(火)21:00~
BSキャンパスex特集 考古・歴史・文化の今昔~蘇る「兼高かおる世界の旅」と共に~(全4回)
1959年から約30年続いた「兼高かおる世界の旅」は150あまりの国や地域を訪れ、日本の視聴者に世界の遺跡や自然、文化を伝えた。映像のなかには今では失われてしまったり撮影ができないなど貴重なものが多い。このシリーズではメキシコの古代文明を訪ねた映像を、最新の考古学的知見をもとに解説していく。
出演者(敬称略・順不同)
- 稲村 哲也(放送大学名誉教授)
- 伊藤 伸幸(名古屋大学助教)
- 杉山 三郎(アリゾナ州立大学研究教授)
放送日
- メキシコ編① 永遠の石の群れ
:4/2(日)9:00~ - メキシコ編② ユカタンを歩く
:4/9(日)9:00~ - メキシコ編③ メキシコの謎・オアハカ
:4/16(日)9:00~ - メキシコ編④ ロマンティック・グアダラハラ
:4/23(日)9:00~
スペシャル講演 社会教育・生涯学習入門
「社会教育」という用語が生まれたのは明治時代で、この「社会教育」は、戦前戦後を通じてさまざまな変遷をたどってきた。そして「生涯教育」は1965年にユネスコで提唱されて以来、日本においてもひろがりを見せ、2006年の教育基本法改正で第3条に「生涯学習の理念」が新設された。日本で歴史的に展開されてきた社会教育と、80年代以降の生涯学習政策の流れをふまえつつ、社会教育と生涯学習をめぐる課題について論じる。
出演者(敬称略)
- 長澤 成次(元千葉学習センター所長)
放送日
- 4/2(日)18:00~
数理・データサイエンス・AI 専門講座 心理学研究への応用(全9回)
データサイエンスに関連した仕事に従事しようとしている学生やすでに業務としている技術者に、有益な知識を提供する専門レベルの講義。今回のシリーズでは、数理・データサイエンス・AIの心理学研究への応用を扱う。認知心理学、社会心理学、臨床心理学の各専門領域から、データサイエンスの活用事例を丁寧に紹介する。
出演者(敬称略・順不同)
- 高橋 秀明(放送大学教授)
- 清水 裕士(放送大学客員教授(関西学院大学))
- 武藤 拓之(放送大学非常勤講師(京都大学))
- 難波 修史(放送大学非常勤講師(理化学研究所))
- 小杉 考司(放送大学客員教授(専修大学))
- 紀ノ定 保礼(放送大学客員准教授(静岡理工科大学))
- 国里 愛彦(放送大学客員教授(専修大学))
- 横谷 謙次(放送大学客員准教授(徳島大学))
- 山本 哲也(放送大学客員准教授(徳島大学))
- 竹林 由武(放送大学非常勤講師(福島県立医科大学))
ほか
放送日
- 第1回 心理学に数理・データサイエンス・AIがいかに活用されるか
:4/4(火)9:00~ - 第2回 人の情報処理過程をモデル化する
:4/11(火)9:00~ - 第3回 表情運動を分析する
:4/18(火)9:00~ - 第4回 社会心理学のモデリングアプローチ
:4/25(火)9:00~ - 第5回 歩行者や自動車ドライバーの認知・行動プロセスの理解
:5/2(火)9:00~ - 第6回 臨床心理学とデータサイエンス
:5/9(火)9:00~ - 第7回 心理情報学:基礎編
:5/16(火)9:00~ - 第8回 心理情報学:応用編
:5/23(火)9:00~ - 第9回 N of 1 のデータサイエンス:シングルケースデザイン
:5/30(火)9:00~
BSキャンパスex特集 現代の学校教育と教師(全2回)
いま日本の教育は大きく変わろうとしている。中央教育審議会が打ち出した「令和の日本型学校教育」では、児童・生徒がより主体的、協働的に探究的な学びを進めることがうたわれている。2回シリーズで教育現場の変化と求められる教師像を考える。
出演者(敬称略・順不同)
- 岩永 雅也(放送大学長)
- 中川 一史(放送大学教授)
- 西島 央(青山学院大学教授)
- 近 紀子(臨床心理士・公認心理師)
放送日
- ~教科教育と学級経営編~
:4/4(火)19:30~ - ~課外活動と生徒指導編~
:4/11(火)19:30~
数理・データサイエンス・AI 専門講座 企業経営における実際(全4回)
このシリーズは、データに関連した仕事に従事しようとしている学生や、すでに従事している技術者にとって有益な知識の提供を目指す講義。企業経営におけるデータ活用の”実際”に迫る。
データサイエンス・カリキュラム標準(専門教育レベル)の「ビジネス基礎」等に準拠。
出演者(敬称略・順不同)
- 佐々木 宏(立教大学教授)
- 舩生 幸宏(横河電機常務執行役員)
- 藤原 秀樹(横河電機課長)
- 山崎 健太郎(声優・ナレーター)
- 柿原 正郎(東京理科大学教授)
- 生田目 崇(中央大学教授)
- 小木 しのぶ(NTTデータ数理システム取締役)
- 北中 英明(拓殖大学教授)
- 桒野 聡(ザ ワーカーズギルドCEO)
放送日
- 第1回 企業のデータ活用と求められる人材
:4/5(水)9:00~ - 第2回 消費者理解のためのデータ活用
:4/12(水)9:00~ - 第3回 機械学習のマーケティング応用
:4/19(水)9:00~ - 第4回 営業活動におけるデータサイエンス
:4/26(水)9:00~
数理・データサイエンス・AI 専門講座 地理空間情報とデータサイエンス(全4回)
(第1回)地理空間情報とそれを扱う GISの基礎を学んだ後、空間事象の特徴を把握するための視覚的な分析についての理解を深める。
(第2回)地理空間情報を統計的に分析するためのさまざまな手法を、記述統計・回帰分析など一般の統計分析手法と関連づけながら学習する。
(第3回)近年、普及が進んでいる地理空間情報ビッグデータを概観した上で、それらの主要な分析方法について学習する。
(第4回)AI や機械学習の概要をおさえた上で、地理空間情報分野でAIや機械学習がどのように活用されているかを、具体例を通じて学習する。
出演者(敬称略・順不同)
- 山田 育穂(放送大学客員教授(東京大学))
- 沖 拓弥(放送大学客員准教授(東京工業大学))
放送日
- 第1回 地理空間情報の基礎と可視化
:4/6(木)9:00~ - 第2回 地理空間情報の統計分析
:4/13(木)9:00~ - 第3回 地理空間情報とビッグデータ活用
:4/20(木)9:00~ - 第4回 地理空間情報とAI・機械学習の活用
:4/27(木)9:00~
BSキャンパスex特集 情報をデザインする~ミュージアムの役割と可能性~
SNSなど個人が手軽に情報発信できるようになったことで、ミュージアムの役割と可能性が急速に変化している。ミュージアム自身も鑑賞者の意見や他のミュージアムの情報を取り入れ、組み合わせ、デザインすることで展示を更新することができる。その一方で、リアルな展示・鑑賞の意義が再認識されている。番組では2022年秋にリニューアルオープンした陸前高田市立博物館で、これからのミュージアムのありかたを議論していく。
出演者(敬称略・順不同)
- 伏見 清香(放送大学教授)
- 真鍋 真(国立科学博物館副館長)
- 熊谷 賢(陸前高田市立博物館主任学芸員)
- 前川 さおり(遠野文化研究センター学芸員)
- 山内 宏泰(リアス・アーク美術館館長)
- 古川 健(アクアマリンふくしま館長)
- 籔本 美孝(北九州市立自然史・歴史博物館名誉館員)
放送日
- 4/8(土)19:30~
スペシャル講演 未来をあきらめない化学-地球という青いビー玉を守ろう-
地球的な持続可能性は、私たち人類の未来を左右する大きな課題です。地球という大きなシステムに対しては、私たちの行為はほとんど影響を与えないように見えるかも知れません。しかし、私たちは一人一人でなく10億人単位での行動を考える必要があります。今回は、私たちに最も身近な空気に関わる環境問題から説き起こし、持続可能な未来のために化学はどのような役割を担っていて、どのような貢献ができるのかを解説します。
出演者(敬称略)
- 大野 隆(元兵庫学習センター所長)
放送日
- 4/9(日)18:00~
“科学”からの招待状 惑星と生命の普遍性と多様性を探る(全2回)
宇宙には普遍的に生命が存在するのか。そして、地球外生命や地球外文明が存在する場合、人類はそれを科学的に検出することが可能なのか。これらのテーマについて、全2回シリーズで送る。第1回は、ビッグバン宇宙から元素合成を経て、惑星系の誕生、地球生命の発生に至る宇宙史を概観し、生命の可能性について、物理学的な視点から考察する。第2回は、太陽系以外の惑星「系外惑星」の多様性と、生命の兆候バイオシグニチャーの解説。そして生命を宿しうる惑星をどのように探すのかを考える。
出演者(敬称略・順不同)
- 須藤 靖(東京大学教授)
- 藤井 友香(総合研究大学院大学准教授)
放送日
- ~第1回「宇宙史における惑星系と生命の普遍性」~
:4/15(土)21:00~ - ~第2回「観測的に探る惑星の多様性とバイオシグニチャー」~
:4/22(土)21:00~
スペシャル講演 河川の水質調査が語るもの
平山氏は、山梨大学の研究室で1971年から2000年にかけて、山梨県甲府市内を流れる河川の水質調査を行った。この期間は甲府市で下水道の普及率が大幅に上昇し、その結果河川の水質も改善された時期でもあった。このときの調査データを基に、統計的な手法を用いて総合的に水質を把握することで、甲府市の河川の水質変化の特徴を提示。下水道の普及など生活インフラの変化が河川の水質にどのように影響してゆくのかを解説する。
出演者(敬称略)
- 平山 公明(元山梨学習センター所長)
放送日
- 4/16(日)18:00~
番組の見方
BS放送の放送大学(BS231ch)よりどなたでも無料でご覧いただけます。上記日程以降にも再放送を行います。詳しくは放送大学ウェブサイト「番組表」をご覧ください。