「佐賀新聞」に岩永学長の講演会記事が掲載されました

2024年12月22日付「佐賀新聞」に岩永学長の講演会記事が掲載されました。

2024年12月22日
学びの場の広がり、地域活性に
生涯学習テーマ 佐賀市で放送大学シンポ
大人が学ぶことの意義や地域で学ぶ場の在り方について考える放送大学シンポジウムが21日、佐賀市のアバンセであった。県内で開学を目指す佐賀県立大や武雄アジア大に触れながら、学びが地域にもたらす効果などについて議論を深めた。
 放送大学佐賀学習センターが主催。放送大学長の岩永雅也氏が基調講演し、長年の経験で得た知識や考え方を有効に組み合わせる「結晶性知力」を取り上げ、「年齢を重ねるにつれて伸び、生涯学習の強い味方」と説明した。「生涯学習という、いつ始めても、やめてもいい自由な学びの中で、人生を変えることを提案したい」と学び続ける意義を語った。
 パネルディスカッションでは、岩永氏のほか、県副知事の落合裕二氏、武雄アジア大(設置申請中)学長予定の小長谷有紀氏、佐賀新聞社編集局長の桑原昇氏が登壇した。
 多様な学び方が広がる現代の課題や今後の見通しについて、小長谷氏は「オンライン環境が整う中でも、人や社会と接するリアルな体験の場を中心につくっていきたい」と述べた。県教育庁経験もある落合氏は「子どもたちの学びたいという主体性が大事で、地域の人たちと学ぶ機会を増やすことがますます重要になる」と指摘した。
 会場には約120人が訪れた。佐賀女子短大で韓国語を教えるチョン・インギョンさんは「将来を見据えた学びの場が佐賀にも多く広がってほしい」と話した。(樋口絢乃)

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