大橋 理枝

文化的な背景が異なる人同士の間のコミュニケーションが異文化間コミュニケーションです。英語が話せるということは異文化間コミュニケーションを行う上で最も大切なことではないと、私は思っています。むしろ、自分は何を「当たり前」だと思っているのかに気付くこと、そしてその「当たり前」は文化的背景が異なる人にとっては決して「当たり前」ではないのだということを常に念頭に置いておくことの方が、もっと大切だと思っています。自分にとって「正しい」ことと相手にとって「正しい」こととが異なる場合も往々にしてありますが、相手は相手の立場から見た「正しさ」をもっているのだということは、普段から忘れないようにしたいと思います。