障がいに関する学生支援相談室教員
長年、特別支援学校や教育センターで、病気や障がいのある子どもの教育や教育相談の仕事に携わってきました。また、臨床心理士として小・中・高等学校で心理的に課題のある子どもの支援を行ってきました。本学では、そうした経験を生かし、病気や障がいのある学生が、生き生きと自分の力を発揮できるようサポートしていきたいと思います。
障がいのあるなしや、程度にかかわらず、学べる環境を整えるのは、ことばで言うのは簡単ですが、実現するのは相当にむずかしい課題です。障がいに関する学生支援相談室だけでできることには限界があり、放送大学の教職員全体として取り組む必要があります。そのような環境を整えることに少しでもお役に立ちたいと思っています。
愛媛県出身、父の転勤で全国を回って育ちました。精神科医としての診療のかたわら、統合失調症の成立機序に関する研究や、精神保健福祉士・臨床心理士の教育などに携わってきました。人の心の健康について広く深く考えていきたいと思います。
障害法や国際人権法などが専門分野です。国際人権法は人権関係の条約などを対象とし、障害法は障害者関係の法を対象としています。どちらにも共通する研究対象として、特に障害者権利条約と差別禁止法を研究しています。障害者権利条約の内容が日本においてどのように実現されているのかを他国の場合と比較しながら検討しています。また、差別とは何か、差別をどう防止するか、差別をどう是正するか、などを考えています。
精神科クリニックでの心理療法を中心とし,臨床心理士のトレーニングをおこなってきました。ひとりひとりの在り方は多様であり,その悩みや困りごとも個別的です。自分らしくあることができること,自分の潜在的な力を発揮できるようになることも,大切な学びだと考えています。みなさんの「私」の力を探していきましょう。
これまで、医療・教育現場でさまざまなクライエントと出会ってきました。本学では、面接授業や単位認定試験の際に、多種多様な障がいをかかえながら頑張っておられる学生さんに出会い、私の方が学ばせて頂いております。誰もが気持ちよく学ぶことができますように、微力ながらお手伝いできましたら幸いです。
多様な学生(高齢者・障がい者・留学生)への支援に長年関心を持ってまいりました。アクセシブルなメディア教材、多様な学びが出来る放送大学を目指していきたいと思います。放送大学の多様な学生さんとの出会いは、それ自体が知的な刺激に 満ちています。多様な学生が十分に力を発揮できるように、一歩でも前に進んで行きたいと思っております。