人間科学プログラム
博士課程専任教員
教育社会学を専門とする恩師から国の発展における教育政策の意義を説かれ感銘を受けて国家公務員となり、国立教育政策研究所に研究官としてしばし籍を置きました。成人教育に関する研究とともに自治体等の政策評価などの仕事にも従事しております。
佐賀県出身。教育社会学の視点と方法を基礎として、現代的諸課題に取り組んでいます。生涯学習と遠隔教育、才能教育、高等教育などが最近のテーマです。相互の関連は全くなさそうですが、実は大学をキーとして密接に関わる諸テーマなのです。
学歴:北京大学卒業、広島大学社会科学研究科博士課程(文部省国費留学生)職歴:中国社会科学院外国文学研究所、放送教育開発センター助手、メディア教育開発センター准教授、教授、放送大学教授。Stanford University School of Education(1996)、 The University of Pennsylvania Institute for Research on Higher Education (1999-2000)(文部省在外研究員)
「臨床の知」をキーワードに、心理療法の実践研究をおこなっています。また、心理臨床の言説を研究し、その言葉と認識が本来もつはずの、生成的な力を取り戻すことを研究課題としています。宮崎県生まれですが、京都在住が人生の半分以上です。
公立小学校教諭を経て大学教員となりました。大学での研究及び教育のほか、自治体の教員研修や学校研究・授業づくりの指導助言を行っています。また学校現場を研究のフィールドとして教育委員会、学校、企業との共同研究を進めています。近年は情報活用能力育成のためには、どのようなカリキュラムであるべきかについて関心があります。
国や地方自治体の教育政策や教育行財政システムに関する研究をしています。これまでは学校統廃合政策や教師教育政策の研究をしてきました。また共同研究では教員の働き方改革,アメリカの教員スタンダード政策,過疎自治体の学校教育などのテーマに取り組んでいます。
長らく教員養成系学部や教職大学院で教育心理学関係の授業を担当していた関係で、幼稚園児から大学院生まで教えた経験があることがプチ自慢です。住居が大学とは少し離れているため通勤時には春の桃の花や桜、秋の紅葉と、車窓からの風景を楽しんでいます。
修士課程を終えてから長年精神科病院の現場で心理職として働いていました。心の健康問題により休職した労働者の復職支援や,対人恐怖とも関連の深い社交不安症,慢性疼痛と呼ばれる長引く痛みの問題などに対する心理療法の実践と,研究を行ってきました。
認知心理学の問題解決や文章理解をテーマに、研究を開始しました。最初の就職先が日本原子力研究所で、中央制御室の運転員の認知過程を研究しました。その後幕張の放送教育開発センターに異動し、現在に至ります。2017年度までは、情報コース所属でした。
高等教育の制度・組織・政策・内容などについて、主に歴史社会学的なアプローチによって研究してきました。専門職養成、学問領域・内容の制度化、学位・資格・教育プログラム、高等教育の政策過程など、テーマや分析対象は多種多様ですが、特にわが国の高等教育における諸事象を、明治以降の大きな流れの中で位置づけ問い直す作業が重要だと考えています。
総合病院の臨床心理士を経て大学教員となり、その後も精神科クリニックやカウンセリング専門機関で臨床活動を行ってきました。C. G. Jungの分析心理学やロールシャッハ法を基盤にして、想像活動、パーソナリティ、精神病理などを研究しています。
これまでは教育領域で心理臨床を行ってきました。家庭や職場そして学校という場は日々変化し、そこで生活する私たちも変化します。そこでの心理臨床は変化に向けた徴候を察知し、場の変化に乗じた支援が必要になります。そのような変化の中で自分を知るという学びを得られることが成長を促進するようです。最近のテーマは、学ぶということや知るということを心理臨床の視点から考え直すことです。
三重県出身。大学は英文学科でしたが、社会人経験を経て、大学院から心理学を学び始めました。発達のプロセスには、文化を超えた普遍性がある一方で、文化によって行動や認識、表現等に違いも見られます。文化と発達の関わりに関心をもって、研究しています。
児童福祉施設(児童心理治療施設)に勤務後、東京都立大学で学生相談を担当してきました。大学院修了後の30数年はずっと臨床の現場にいて、クライエントのニーズに合った支援を模索してきました。
岐阜県出身。人が日々の生活の中で行う様々な社会的判断の背後にある認知的なメカニズムを研究しています。自身が新しいモノ好きということもあって、新たな科学技術が人間の心や行動に与える影響にも関心を持っています。