学習支援コンテンツ
ゆっくり学習したい方々への支援コンテンツ
放送大学では、大学レベルの教育をゆっくり学びたい社会人を対象とした学習支援コンテンツの開発を、今後進めていきたいと考えています。本学の既存コンテンツ(放送された放送授業および生涯学習支援番組等)を基に再編集したコンテンツ動画およびスタディガイド等を作成し、時間をかけて学びたい学生への学習支援を行うことを考えています。
社会活動で困ることがある方々へのコンテンツ制作
放送大学では、放送やインターネット配信による授業を行っている本学の特性を生かした、知的障害のある方への学習支援の取り組みを進めています。
令和5年度からは、知的障害のある方やその支援者が活用できる学習支援コンテンツの開発を進め、職業生活や社会生活に関する「デモ版」コンテンツ3本を制作しました。令和6年度には一部の特別支援学校や生涯学習機関等に、これら「デモ版」について利用実践いただきながら検証しました。
そのうちの1本について、分かりやすさ、使いやすさ、正確性の観点から内容・構成等を修正したうえで、学習支援コンテンツの完成版として配信します。学習支援者の方は「活用の手引」および「シナリオ」もあわせてご活用ください。
コンテンツ(動画)「仕事で注意を受けたとき」
以下7本の動画をご視聴いただく前に、「はじめに」をご覧ください。
「はじめに」では、コンテンツ(活用の手引きおよび動画)の活用について説明しています。
- 導入
(02:20)
- はるきさんはなぜ失敗したのだろう?
(03:50)
- 職場に行きたくなくなったら...
(03:14)
- 事例の振り返り
(02:00)
- シチュエーション解説①家族や親しい人に伝える
(01:53)
- シチュエーション解説②職場で注意をされたら
(02:30)
- まとめ
(01:09)
デモ版コンテンツ
デモ版を検証いただいた特別支援学校からは、「デモ版」3本すべてについて高く評価いただき、「完成版」だけでなく「デモ版」についても、引き続き、学校の授業の中で利用したいとのご意見をいただきました。このため、「デモ版」についても一定の留意点をお示ししたうえで公開することとしました。
「デモ版」を利用される場合には、以下の事項についてご理解いただきますようお願いいたします。
《利用上の留意点》
- 「デモ版」を利用実践された特別支援学校からご提供いただいた、指導案・教材等の一部を公開しています。これらを参考としつつ、学習する方の特性や学習の場に応じ、学習支援者において使用方法を工夫してください。※指導案は6月公開予定です。
- 授業・学習プログラムの構成によっては、「デモ版」の一部個所のみを使用することも可能ですが、「デモ版」全体の趣旨が変わらないようにご注意ください。
- 「デモ版」は1本あたり15分ほどです。集中することが苦手な学習者にとっては、通して視聴することは難しいと思われます。
- 学習者の理解を高め、集中を持続するため、教員などの学習支援者が一定の時間ごとに区切りながら視聴する方法をお勧めします。区切った時間ごとに、学習支援者による問いかけ、補助教材への記入、学習者と学習支援者、学習者同士の話し合いなどを入れることで、各段に学習効果があがります。
- このコンテンツでは、職業生活等で起こりうるトラブルを取り上げ、その防止・対処方法等を示していますが、「デモ版」では、こうしたトラブルはむしろ職場側の配慮で未然に防ぐことができる内容も含まれています。『デモ版』を利用する際には『合理的配慮』も含めて学習を深めてください。
※今後の改良等に活かすため、「デモ版」を用いて学習をされた場合には、本学までその内容(利用方法、対象人数、感想など)をご報告いただければ幸いです。
- 「仕事の進め方に不安がある」
【ドラマ版12:54】
- 「体調不良が言い出せない・・・」
【イラスト版15:53】
- 「仕事で注意を受けたとき」
【ドラマ+イラスト版15:55】
本ページに関するお問い合わせ
放送大学学園 障害学生支援事業担当
E-mail: barrier-free2@ouj.ac.jp