司書教諭

司書教諭は、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に置かれる学校図書館の運営において、中心的役割を担う読書教育の専門家です。放送大学では、現職教員等の方が司書教諭の資格を取得する場合に必要な科目の全てを履修できます。 司書教諭の資格取得には、下記の条件を満たすことが必要です。

放送大学の学校図書館司書教諭講習は、通常の科目とは異なり、夏季に集中して実施します。詳しくは、例年4月に配布する実施要項をご覧ください。

必要な条件
1.教員免許状をお持ちであること(養護教諭・栄養教諭または幼稚園教諭のみの免許状をお持ちの場合は除く)
2.「学校図書館司書教諭講習」を修了していること

放送大学では、文部科学大臣からの委託を受けて、「学校図書館司書教諭講習」を実施しています。授業は第1学期集中放送授業期間(夏季)に実施されます。講習修了には、下記の5科目を履修する必要があります。
なお、学校図書館司書教諭講習規程改正前の司書教諭講習科目の単位の一部を、1998(平成10)年度までに、司書教諭講習において修得している場合は、改正前の科目の単位は無効となり、現在の司書教諭講習科目の単位を全て修得する必要があります。
また、改正前の1998(平成10)年度までに、大学において、改正前の司書教諭講習科目に相当する科目の単位を修得した場合も修得した単位は、全て無効となっています。

※学校図書館司書教諭講習の実施については、毎年度文部科学省に申請することになっており、2022年度も申請予定です。

放送大学を活用して司書教諭の資格を取得するまでの流れ

「学校図書館司書教諭講習」の受講資格は、教職員の方は教員免許状をお持ちであることです。ただし、養護教諭・栄養教諭または幼稚園教諭のみの免許状をお持ちの場合を除きます。大学生の方は、2年以上在学し、62単位以上を修得しており、後に免許状を取得することが条件となります。受講資格を満たしている場合は、放送大学へ出願・科目登録を行います。登録した授業科目を学習し、通信指導・単位認定試験課題の提出を経て単位を修得します。所定の5科目(10単位)を修得したら、学校図書館司書教諭講習の修了となります。

科目とスケジュール

学校図書館司書教諭講習科目一覧
科目名 単位数
学校経営と学校図書館('17)
2
学校図書館メディアの構成('22)〔注〕
2
学習指導と学校図書館('22)
2
読書と豊かな人間性('20)
2
情報メディアの活用('22)
2

〔注〕 放送授業ですが、テレビによる放送は行わず、インターネット配信限定で視聴する科目です。そのため、受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。受講環境についての詳細は、こちらからご確認ください。

学校図書館司書教諭講習の概要スケジュール

  • 4月 募集要項配布

  • 5月 出願受付・科目登録

  • 7月 放送授業(TV・ラジオ)

  • 8月 通信指導提出

  • 10月上旬 単位認定試験課題提出

  • 12月中旬 成績通知送付

  • 3月下旬 修了証書送付

学校図書館司書教諭講習規程上の全ての科目の単位を修得し、講習を修了した方については、放送大学から文部科学省に修了証書交付の手続きを行います。講習を修了した方は、成績通知を受領したあと、特に必要な手続きはありませんので、3月までお待ちください。なお、他大学等で修得した科目を合わせて放送大学から修了証書交付の手続きを行うことができるのは、出願時に講習申込書に修得した科目等を記載し、既修得単位の単位修得証明書を提出された場合に限ります。

参考資料

学校司書のモデルカリキュラム

文部科学省「学校司書のモデルカリキュラム」について

2014 年の学校図書館法一部改正(2015 年施行)により、学校には、司書教諭のほか、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童又は生徒及び教員による学校図書館の利用の一層の促進に資するため、専ら学校図書館の職務に従事する職員である「学校司書」を置くよう努めるものとされました。
その後、文部科学省において学校司書としての資格の在り方、その養成の在り方等について検討した結果、学校司書の資格化は困難とする一方、学校司書の養成の在り方については、現行の司書や司書教諭の養成と同様に大学等において担うことが適切であるとし、学校司書の養成に関して、大学等のモデルカリキュラムとして望ましい科目や単位数等を示すこととしました。
そして、2016 年に学校司書の職務から求められる専門的な知識・技能を習得できる科目から構成される「学校司書のモデルカリキュラム」が定められました。モデルカリキュラムは、学校司書の採用に際し、学校側で活用することが想定されています。

放送大学では、「学校司書のモデルカリキュラム」に定める10 科目のうち4 科目の単位を修得することができます。放送大学で対応していない6 科目の単位は他大学で修得する必要があります。

文部科学省「学校司書のモデルカリキュラム」に定める科目及び単位数と、放送大学における対応科目は以下のようになっています。

学校図書館の運営・管理・サービスに関する科目
学校図書館概論:2単位 この科目は「学校経営と学校図書館('17)」〔注1〕が対応します。
図書館情報技術論:2単位
図書館情報資源概論:2単位
情報資源組織論:2単位
情報資源組織演習:2単位
学校図書館サービス論:2単位
学校図書館情報サービス論:2単位 この科目は「学校図書館サービス論('21)」〔注2〕が対応します。
児童生徒に対する教育支援に関する科目
学校教育概論〔注3〕:2単位
学習指導と学校図書館:2単位 この科目は「学習指導と学校図書館('16)」〔注1〕が対応します。
読書と豊かな人間性:2単位 この科目は「読書と豊かな人間性('20)」〔注1〕が対応します。
  • 〔注1〕司書教諭の対応科目ですが、モデルカリキュラムに利用できます。なお、既に閉講した下記科目の単位もモデルカリキュラムに利用できます。
    • 学校図書館概論............「学校経営と学校図書館('13)、('09)、('04)、('00)」
    • 学習指導と学校図書館...「学習指導と学校図書館('16)、('10)、('05)、('00)」
    • 読書と豊かな人間性......「読書と豊かな人間性('15)、('09)、('04)、('00)」
  • 〔注2〕放送授業ですが、テレビによる放送は行わず、インターネット配信限定で視聴する科目です。そのため、受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。受講環境についての詳細は、「このサイトについて」をご確認ください。
  • 〔注3〕「学校教育概論」については、教職課程の一部科目の単位をこれに読み替えることができます。しかし、放送大学に教職課程はありませんので、教職課程の認定を受けた他大学で単位を修得する必要があります。なお、教員免許状のうち普通免許状を有する者は、学校教育概論を既に履修したものとみなされます。

モデルカリキュラムについて、詳しくは文部科学省ウェブサイトをご参照ください。

「司書教諭」と「学校司書」及び「司書」に関する制度上の比較については、 文部科学省ウェブサイト新規タブで開くをご参照ください。

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