看護師の特定行為研修
放送大学大学院では、看護師の特定行為研修科目のうち、共通科目(講義・演習部分)を
オンライン授業として開講しています。
全国の看護師、医療機関の皆様に、いつでもどこでも学べる科目をご提供します。
なお、2023年3月現在、放送大学は指定研修機関36機関の協力施設となっています。
2019年10月から、省令改正後の新基準に対応した共通科目2科目を追加開講しています!
従来より時間数と科目数が減って受講しやすくなりました。
【ご注意】
新基準での受講に切り替えるには、指定研修機関から厚生労働省へ変更を届出のうえ、承認を受ける必要があります。「共通科目」を旧基準、新基準のどちらで受講するかは、事前に受講予定の指定研修機関に確認の上、受講してください。
1.放送大学の共通科目なら
働きながら勉強できる
看護師等の仕事を続けながらご自身のスケジュールに合わせて学べます。講義は1学期1科目から受講可能。また、全科目オンライン上で完結するため、通学の必要はありません。
修士の学位取得でキャリアアップ
看護師の特定行為研修科目としてだけでなく、本学の修士課程科目として受講可能。本学の修士の学位取得でキャリアアップに役立てることもできます。
※本学で取得できるのは、修士(学術)の学位です。学識・経験豊かな講師陣
特定行為研修専用の科目で、学識・経験豊かな講師陣による最新の内容を提供します。
オンライン授業の学び方、受講環境についてはこちらをご覧下さい。
2.看護師の特定行為研修の共通科目とは?
【看護師の特定行為研修に関する省令改正について】
看護師の特定行為研修は、看護師が手順書により特定行為を行うために特に必要とされる実践的な理解力・思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能の向上を図るための研修です。厚生労働省は2025年度までに10万人以上の特定行為研修を受けた看護師の養成を目指しています。
厚生労働省では看護師が受講しやすい研修内容の見直しを行った結果、2019年4月末に省令改正を行い、共通科目の時間数と内容が削減されました。
新基準と旧基準の違いは?
受講生の負担が軽くなります!
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共通科目の 研修時間数が短縮 されました。
(旧基準)合計315時間 → (新基準)合計250時間 -
共通科目の 内容変更と科目数が削減 されました。
(旧基準)7科目 → (新基準)6科目 -
共通科目の 時間数が短縮 され、
新たに 4つの領域別パッケージ研修が可能 となりました。
放送大学の新基準対応の共通科目とは?
時間数が短縮となる4科目を2科目ずつ統合し、新たに2科目を開講しました。

放送大学の新基準対応科目を受講するメリットは?
従来より少ない科目数と時間で受講可能!
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旧基準では、8科目9単位の受講が必要です。※旧基準で研修を受講できるのは、 2023年3月31日まで
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新基準では、6科目7単位の受講で共通科目の講義・演習部分を受講できます。
【ご注意!】
現在、指定研修機関に所属せず、独自に放送大学の共通科目(新基準)を履修する場合、必ず以下の点をご確認ください。
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受講予定の指定研修機関が、 放送大学の共通科目を認定 している。
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受講予定の指定研修機関が、 新基準での研修に変更または変更予定 である。
看護師の特定行為研修 新基準対応科目

授業科目案内・シラバスはこちら
共通科目(新基準)
放送大学の授業科目 | 対応している厚生労働省が定める共通科目 | メディア | 単位数 | 主任講師 |
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臨床推論('16)
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臨床推論
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オンライン(eラーニング)8回(演習を含まない)
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1
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フィジカルアセスメント特論('16)
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フィジカルアセスメント
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オンライン(eラーニング)8回(演習を含まない)
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1
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特定行為共通科目統合演習('17)
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医療安全学、臨床推論、フィジカルアセスメント
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オンライン(eラーニング)8回。この科目は「医療安全学特論」「臨床推論」「フィジカルアセスメント特論」の3科目の演習部分を統合した科目です。「統合医療安全・特定行為実践特論('19)」の医療安全学部分の演習としても受講できます。
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1
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臨床薬理学特論('17)
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臨床薬理学
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オンライン(eラーニング)8回
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1
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統合臨床病態生理学・疾病概論('19)
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臨床病態生理学、疾病・臨床病態概論
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オンライン(eラーニング)15回
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2
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統合医療安全・特定行為実践特論('19)※2
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医療安全学、特定行為実践
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オンライン(eラーニング)8回
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1
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以上の合計6科目7単位が新基準の共通科目です。履修上の留意点は以下の通りです。
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「臨床病態生理学特論('17)」と「疾病・臨床病態概論('17)」を統合して、2019年度第2学期から「統合臨床病態生理学・疾病概論('19)」を開講しています。元の2科目は、それぞれ1単位、2単位の科目として開講していますが、今回、省令改正による必要時間数の短縮により、併せて2単位のオンライン授業科目として、再構成して開講しています。なお、「統合臨床病態生理学・疾病概論('19)」は、省令改正前の旧基準対応科目「臨床病態生理学特論('17)」と「疾病・臨床病態概論('17)」 の内容から、省令改正後の新基準として学ぶべき事項に係る内容を統合した科目となっています。「統合臨床病態生理学・疾病概論('19)」と元の2科目は、学修内容が重複するため、省令改正後の新基準対応科目を受講する必要のない看護師、または、看護師以外の方は、元の2科目(旧基準対応科目)の履修を推奨します。
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「医療安全学特論('16)」と「特定行為実践特論('17)」を統合して、2019年度第2学期から「統合医療安全・特定行為実践特論('19)」を開講しています。元の2科目は、それぞれ1単位の科目として開講していますが、今回、省令改正による必要時間数の短縮により、併せて1単位のオンライン授業科目として、再構成して開講しています。なお、「統合医療安全・特定行為実践特論('19)」は、省令改正前の旧基準対応科目「医療安全学特論('16)」と「特定行為実践特論('17)」の内容から、省令改正後の新基準として学ぶべき事項に係る内容を統合した科目となっています。「統合医療安全・特定行為実践特論('19)」と元の2科目は、学修内容が重複するため、省令改正後の新基準対応科目を受講する必要のない看護師、または、看護師以外の方は、元の2科目(旧基準対応科目)の履修を推奨します。
3.入学料・授業料
授業料は1単位あたり11,000円です。
※2024年度第1学期より授業料を改定いたします。詳細はこちらからご確認ください。詳細はこちらをご確認ください。
学費(授業料、入学料)お問い合わせ
放送大学 連携教育課
電話 : 043-276-5111