大学院博士後期課程を修了したい方(博士の学位を取得)

放送大学大学院博士後期課程は、放送大学学園(文部科学省・総務省所管)によって設置された正規の大学院です。
3年以上在学して所定の単位を修得し、博士論文の審査と口頭試問に合格すると修了できます。最長で8年間在学できます。

取得できる学位

博士(学術)

放送大学大学院博士後期課程(文化科学研究科文化科学専攻)には、「生活健康科学」「人間科学」「社会経営科学」「人文学」「情報学」「自然科学」の6つのプログラムがあります。博士全科生としていずれかのプログラムに所属し、大学院博士後期課程を修了すると、「博士(学術)」の学位を取得できます。

履修カリキュラム

本学博士後期課程の履修カリキュラムにおいては、院生の研究テーマに最も深く関わる「メジャー研究分野」と、その研究テーマの内容をさらに豊かにする「マイナー研究分野」 の2つの研究分野をともに必修とします。
メジャー研究分野は博士論文のテーマに直接関わる学問分野であり、マイナー研究分野は博士論文のテーマに直接は関わりませんが、研究を進め論文を執筆する上でその分野に関する考え方や知識、研究上のスキルなどが必要となる学問分野です。

必要な学費は、約1,354,000円

放送大学大学院博士後期課程を3年間で修了する場合に必要な最低限の学費は、入学料 48,000円、授業料1単位当たり44,000 円×5単位=220,000 円、研究指導料3年分=1,056,000円で、合計 1,354,000円です。なお、出願時の検定料は、30,000円です。

学費(授業料、入学料)

入学時期は、4月のみ。筆記試験と面接試問があります

入学の機会は毎年4月のみです。出願期間は8月中旬から8月下旬(予定)です。大学院修士課程を修了した方(修了見込みを含む)または、大学院修士課程を修了した方と同等以上の学力があると認められた方なら出願できます。入学試験は、第1次選考(筆記試験)と第2次選考(面接試問)があります。

入学案内

修了要件

修了認定基準

修了するには、所定の条件を満たすことが必要となります。 修了認定基準の詳細や、単位の認定基準、入学から修了までの流れについては、こちらをご覧ください。

修了認定基準 単位認定基準(大学院) 入学から単位修得・修了までの流れ

たとえば、こんな学び方

新しい公共を担う研究は、放送大学の博士課程で

若き日に大学を中退した私は、五十の声も聞こえる頃になって放送大学の門をたたきました。しかしそれは学部への編入であり、それが博士後期課程への学びに至るとは、当時は考えてもいませんでした。修士課程から仕事直結の研究テーマに取り組み、博士論文では平成期に急増した公立大学の設置政策を取り上げました。超高齢社会における問題群、分権時代の地方自治体の政策変容、経済危機に対し発動される政治が織り成すメカニズムを、関係するアクターの人間的側面を組み込んで分析しました。教育行政学や地方自治研究の知見を摂取しながら、政治学のモデルを駆使する研究が、放送大学の幅広い領域の研究者の厳しい指導の下で実現したのです。論文はさっそく『可能性としての公立大学政策』として出版しました。研究成果が新たな公共を担うことのできる力を持つには、多くの方々に理解され、批判され、そして、これからの研究によって乗り越えられることが必要と考えたからです。皆様の新たなチャレンジを期待します。

言語学者としての専門領域とキャリアを広げるために

日本語研究の中には、世界の言語学に貢献できる知見がたくさんあります。私は英語学を専門とする言語研究者として、それらを国外に発信する必要性を感じ続けてきました。ならば自分が率先して実践しようと、師事したい先生のいらっしゃる放送大学の大学院博士後期課程に入学。フルタイムで働きながら、週末など仕事以外の時間を日本語研究に当てました。博士論文のテーマは「させていただく」の用法について。歴史社会語用的視点からさまざまな調査を行った結果、敬語表現の変化という大きな視座から新たな知見が得られました。今後は英語だけでなく日本語も扱える言語学者として、国内外でキャリアをさらに充実させ、書籍出版や学会・講演活動を通じて一般の方々にも言語学を伝えていきたいと思っています。放送大学は、一人ではできなかったことを始めるための知識や方法、仲間と出会える場所。指導教員が全力でバックアップし、チャンスへのルートを導いてくださいます。