
飯田 圭
教授メッセージ
東北生まれの関東育ち、学位取得後2度のアメリカ滞在を経て、高知大学に19年在籍。このたび南国土佐をあとにして、千葉にやって参りました。理論物理学の対象はあまりにも広いですが、研究は一つのことを研ぎ究めることが大切です。細かな専門分野に分化していくのも必然なのでしょうが、いろいろな分野に専門的関心をもち続けることができれば、経験を重ねるうちに、異なる分野間に思ってもみなかった関連性が見出せるかもしれません。
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指導可能なテーマ
高密度物質への現象論的アプローチ。高密度物質としては、原子核や中性子星を構成する核物質にとどまらず、木星内部にあるような密度にして 1 g/cc 以上の水素物質も含む。これらは相互作用が強い系であり、第一原理に基づく知見のみならず実験・観測データも限られる。最近では核物質の量子シミュレータとしての冷却原子系(超がつくほど低密度)も重要な研究対象となっている。